加齢によって高齢者に便秘が起こりやすくなる原因で適切なのはどれか。
1: 経口摂取量の低下
2: 味覚の閾値の低下
3: 腸管での水分吸収の低下
4: 直腸内圧感受性の閾値の低下
一次脱水でみられるのはどれか。
1: 尿量の減少
2: 血漿浸透圧の低下
3: バソプレシンの分泌の抑制
4: 血漿ナトリウムイオン濃度の低下
加齢による身体生理機能の変化とそれによって影響を受ける薬物動態の組合せで正しいのはどれか。
1: 体内水分量の減少 ─ 代謝
2: 体内脂肪量の増加 ─ 排泄
3: 血清アルブミンの減少 ─ 分布
4: 糸球体濾過値〈GFR〉の低下 ─ 吸収
高齢者に経口薬の薬効が強く現れる理由はどれか。
1: 骨密度の低下
2: 胃酸分泌の減少
3: 消化管運動の低下
4: 血清アルブミンの減少
老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。
1: 血中蛋白の低下ー薬効の減少
2: 腎血流量の低下ー薬効の減少
3: 肝血流量の低下ー薬効の増大
4: 消化機能の低下ー薬効の増大
起立性低血圧について正しいのはどれか。
1: 脱水との関連はない。
2: 高齢者には起こりにくい。
3: 塩分の過剰摂取によって起こる。
4: 脳血流の一時的な増加によって生じる。
5: 自律神経障害を起こす疾患で生じやすい。
乳児が成人に比べ脱水になりやすい理由で正しいのはどれか。
1: 尿細管での水の再吸収能力が低い。
2: 体重当たりの基礎代謝量が少ない。
3: 体重に占める体水分量の割合が低い。
4: 体液における細胞内液の割合が高い。
老年期にみられる身体的な変化はどれか。
1: 血管抵抗の増大
2: 消化管の運動の亢進
3: 水晶体の弾性の増大
4: メラトニン分泌量の増加
病的な老化を示すのはどれか。
1: 肝臓の萎縮
2: 動脈の粥状硬化
3: 毛様体筋の機能低下
4: 心筋の弾性線維の減少
5: 膀胱の平滑筋の線維化
成人期で、加齢に伴い糖尿病(diabetes mellitus)を発症しやすくなる原因はどれか。
1: 腎機能の低下
2: 免疫機能の低下
3: 動脈硬化の悪化
4: インスリン感受性の低下
加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。
1: 腎血流量
2: 最大換気量
3: 空腹時血糖
4: 神経伝導速度
加齢による身体機能の変化で上昇・増加するのはどれか。
1: 肺活量
2: 基礎代謝率
3: 収縮期血圧
4: 胃液分泌量
老年期の身体的な特徴で正しいのはどれか。
1: 尿量の増加
2: 味覚の感度の向上
3: 体温調節能の低下
4: 外来抗原に対する抗体産生の亢進
老年期の身体的な特徴はどれか。
1: 総水分量が増加する。
2: 胸腺の重量が増加する。
3: 嗅覚の閾値が低下する。
4: 高音域における聴力が低下する。
高齢者が術後に呼吸器合併症を発症しやすい理由はどれか。
1: 1秒率の減少
2: 残気量の減少
3: 嚥下反射の亢進
4: 気道の線毛運動の亢進
便秘の原因となる加齢に伴う身体的変化で誤っているのはどれか。
1: 大腸粘膜の萎縮
2: 骨盤底筋群の筋力低下
3: 直腸内圧の閾値の低下
4: 大腸の内括約筋の緊張の低下
入浴の温熱作用はどれか。
1: 筋緊張が増す。
2: 末梢血管が拡張する。
3: 慢性痛が増強する。
4: 循環血液量が減少する。
収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。
1: 副交感神経の興奮
2: 循環血液量の減少
3: 末血管抵抗の増大
4: 血液の粘稠度の低下
5: 動脈血酸素分圧〈PaO2〉の上昇
浮腫の原因となるのはどれか。
1: 膠質浸透圧の上昇
2: リンパ還流の不全
3: 毛細血管内圧の低下
4: 毛細血管透過性の低下
若年者よりも高齢者が熱中症を起こしやすい理由はどれか。
1: 熱産生量の増加
2: 熱放散量の増加
3: 自律性体温調節反応の低下
4: 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下