第106回午前第74問の類似問題

第102回午後:第86問

加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。

1: 骨量の減少

2: 筋肉量の減少

3: 末血管抵抗の増強

4: 渇中枢の感受性の低下

5: 腎臓のナトリウム保持機能の亢進

第106回午前:第46問

疾患と原因となる生活習慣の組合せで適切なのはどれか。

1: 低血圧症(hypotension) ──── 飲酒

2: 心筋梗塞(myocardial infarction) ──── 長時間労働

3: 悪性中皮腫(malignant mesothelioma) ──── 喫煙

4: 1型糖尿病(type1diabetes mellitus) ──── 過食

第111回午後:第16問

貧血の定義で正しいのはどれか。

1: 血圧が低下すること

2: 脈拍が速くなること

3: 立ち上がると失神を起こすこと

4: ヘモグロビン濃度が減少していること

第104回午後:第15問

貧血の定義で正しいのはどれか。

1: 血圧が下がること

2: 脈拍を自覚すること

3: 立ち上がると失神すること

4: 血色素量が減っていること

第105回午前:第28問

一次脱水でみられるのはどれか。

1: 尿量の減少

2: 血漿浸透圧の低下

3: バソプレシンの分泌の抑制

4: 血漿ナトリウムイオン濃度の低下

第109回午前:第52問

老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。

1: 血中蛋白の低下ー薬効の減少

2: 腎血流量の低下ー薬効の減少

3: 肝血流量の低下ー薬効の増大

4: 消化機能の低下ー薬効の増大

第110回午前:第49問

加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。

1: 収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下する。

2: 収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する。

3: 収縮期血圧も拡張期血圧も上昇する。

4: 収縮期血圧も拡張期血圧も低下する。

第102回午前:第83問

収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。

1: 副交感神経の興奮

2: 循環血液量の減少

3: 末血管抵抗の増大

4: 血液の粘稠度の低下

5: 動脈血酸素分圧〈PaO2〉の上昇

第111回午前:第55問

高齢者の健康障害の特徴で正しいのはどれか。

1: 症状の出現は定型である。

2: 治療の効果が現れやすい。

3: 疾患の発生に心理的要因の影響は少ない。

4: 薬物の副作用〈有害事象〉が発生しやすい。

第111回午後:第83問

Alzheimer〈アルツハイマー〉病で正しいのはどれか。

1: 基礎疾患として高血圧症hypertensionが多い。

2: アミロイドβタンパクが蓄積する。

3: 初期には記銘力障害はみられない。

4: MRI所見では前頭葉の萎縮が特徴的である。

5: 脳血流シンチグラフィ所見では頭頂葉の血流増加がある。

第103回午後:第23問

気管内吸引の時間が長いと低下しやすいのはどれか。

1: 血圧

2: 体温

3: 血糖

4: 動脈血酸素飽和度〈SaO2〉

第108回午後:第78問

抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。

1: 頻脈

2: 肝障害

3: 低血糖

4: 不整脈

5: 眼球突出

第101回午後:第43問

入浴時に全身の血液循環が促進される理由で正しいのはどれか。

1: 静水圧作用

2: 抗酸化作用

3: 鎮静作用

4: 浮力作用

Aさん(71歳、女性)は、要介護1で、ベッドからの立ち上がりや入浴などに一部介助を必要とするが、歩行器で室内を移動できる。失禁することがあるため失禁用のパッドを装着している。Aさんは介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利 用している。入所した日の夕方から、水様便と嘔吐とがみられ、感染性胃腸炎(infectious gastroenteritis)が疑われてトイレ付きの個室に移動した。

第106回午前:第98問

Aさんは下痢と嘔吐の症状が続き、発症当日の夜から、集中力の低下と頻脈とがみられた。口渇はない。翌朝は症状が軽減したものの、午後になり見当識障害も現れた。 Aさんに起きている状態として最も考えられるのはどれか。

1: 脱水

2: 硬膜下血腫(subdural hematoma)

3: 認知症(dementia)の中核症状

4: 隔離による拘禁症状

A さん(52 歳、男性)は、 5 年前に健康診断で高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。 5 年ぶりに健康診断を受けたところ尿蛋白+で、内科を受診し腎機能障害を指摘された。A さんは、身長 160 cm、体重 56 kg であり、体温 36.1 ℃、呼吸数18/分、脈拍 64/分、整で、血圧 166/96 mmHg であった。血液検査データは、Hb9.3 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、クレアチニン 2.3 mg/dL、HbA1c 5.6 %、K 3.9mEq/L、推算糸球体濾過量〈eGFR〉25 mL/分/1.73 m2 であり、特に自覚症状はなく、浮腫はみられない。

第104回午前:第96問

現時点で A さんに起こる危険性が高いのはどれか。

1: 低リン血症

2: 血糖値の上昇

3: 虚血性心疾患 (ischemic heart disease)

4: 甲状腺機能亢進症 (hyperthyroidism)