第111回午後第51問の類似問題

第106回午後:第49問

高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。

1: 残気量の減少

2: 肺活量の低下

3: 嚥下反射の閾値の低下

4: 気道の線毛運動の亢進

第100回午前:第61問

加齢に伴う呼吸機能の変化で正しいのはどれか。

1: 残気量の低下

2: 肺活量の低下

3: 1秒率の増加

4: 気道クリアランスの向上

第102回午前:第62問

加齢に伴う呼吸循環機能の変化について正しいのはどれか。

1: 残気量は変化しない。

2: 肺の弾性は低下する。

3: 左心室壁は薄くなる。

4: 安静時の心拍出量は増加する。

第102回午後:第86問

加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。

1: 骨量の減少

2: 筋肉量の減少

3: 末血管抵抗の増強

4: 渇中枢の感受性の低下

5: 腎臓のナトリウム保持機能の亢進

第111回午前:第22問

1回の気管内吸引を30秒以上実施した場合に生じるのはどれか。

1: 嘔吐

2: 感染

3: 低酸素血症

4: 気道粘膜の損傷

第110回午後:第46問

成人患者の甲状腺全摘出術後における合併症とその症状との組合せで正しいのはどれか。

1: 乳び漏 ── 嘔気

2: 術後出血 ── ドレーン排液の白濁

3: 反回神経麻痺 ── 口唇のしびれ

4: 低カルシウム血症hypocalcemia ── テタニー

第106回午後:第38問

合併症のない全身状態が良好な患者に対して、全身麻酔のための気管挿管を行い用手換気をしたところ、左胸郭の挙上が不良であった。原因として考えられるのはどれか。

1: 無気肺(atelectasis)

2: 食道挿管

3: 片肺挿管

4: 換気量不足

第111回午後:第27問

若年者よりも高齢者が熱中症を起こしやすい理由はどれか。

1: 熱産生量の増加

2: 熱放散量の増加

3: 自律性体温調節反応の低下

4: 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下

第111回午後:第56問

高齢者に経口薬の薬効が強く現れる理由はどれか。

1: 骨密度の低下

2: 胃酸分泌の減少

3: 消化管運動の低下

4: 血清アルブミンの減少

第108回午前:第27問

人工弁置換術の術後合併症で早期離床による予防効果が高いのはどれか。

1: 反回神経麻痺

2: 術後出血

3: 縦隔炎( mediastinitis)

4: 肺炎 (pneumonia)

第105回午後:第7問

加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。

1: 腎血流量

2: 最大換気量

3: 空腹時血糖

4: 神経伝導速度

第106回午後:第28問

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)について正しいのはどれか。

1: 残気量は減少する。

2: %肺活量の低下が著明である。

3: 肺コンプライアンスは上昇する。

4: 可逆性の気流閉塞が特徴である。

Aさん(64歳、男性)は、人工心肺装置を使用した冠動脈バイパス術〈CABG〉を受け、ICUに入室した。手術時間10時間、手術中の輸液量6,200ml、出血量480ml、尿量980mlであった。

第102回午後:第92問

術後1日。経口気管チューブが挿入され、人工呼吸器による補助換気が行われている。吸入酸素濃度40%、動脈血酸素分圧〈PaO2〉96Torr、動脈血炭酸ガス分圧〈PaCO2〉35Torr。断続性副雑音が聴取され、気道から泡沫状の分泌物が吸引された。胸部エックス線写真で両肺全体に透過性の低下を認める。胸水を認めない。 Aさんに起こっていると考えられる合併症はどれか。

1: 無気肺(atelectasis)

2: 肺水腫(pulmonary edema)

3: 肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism)

4: 人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia)

第111回午後:第43問

Aさん(63歳、男性)は3年前から肺気腫pulmonary emphysemaで定期受診を続けていた。最近、歩行時の息切れが強くなってきたことを自覚し、心配になったため受診した。受診時、呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。  Aさんについて正しいのはどれか。

1: 1回換気量が増加している。

2: 呼気よりも吸気を促すと効果的である。

3: 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。

4: 病状が進行すると動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉が上昇する。

Aさん (42歳、女性)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症<ALS>(amyotrophic lateral sclerosis)の確定診断を受けた。夫( 50歳)と長女 (16歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護2の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。

第105回午前:第116問

6か月後、Aさんは呼吸障害と嚥下障害とが進行し、気管切開による人工呼吸療法を開始するために入院した。 退院に向けて病棟看護師が行う家族への気管内吸引の説明として最も適切なのはどれか。

1: 夜間に定期的な吸引を行う。

2: 就寝前に体位ドレナージを行う。

3: 気道内圧が低下したら吸引する。

4: 吸引時は気管カニューレのカフ圧を上げる。

第102回午後:第41問

人工呼吸器による陽圧換気によって生じるのはどれか。

1: 肺水腫(pulmonary edema)

2: 脳内出血(intracerebral hemorrhage)

3: 胃液分泌の低下

4: 心拍出量の低下

第107回午後:第74問

過換気でみられるのはどれか。

1: 骨格筋の弛緩

2: 血中酸素分圧の低下

3: 体循環系の血管の収縮

4: 代謝性アルカローシス

5: 血中二酸化炭素分圧の上昇

Aさん(64歳、女性)は、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)で通院加療中である。 1週前から感冒様症状があり市販薬を服用し経過をみていたが、呼吸困難を訴えた後、反応が鈍くなり救急車で搬送された。Aさんは肩呼吸をしており、発汗が著明で口唇は乾燥している。体温38.3 ℃、呼吸数35/分、脈拍108/分、血圧96/70 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>89%であった。ジャパン・コーマ・スケール<JCS>Ⅱ-30。動脈血液ガス分析では動脈血酸素分圧<PaO2>60 Torr、動脈血炭酸ガス分圧<PaCO2>68 Torr、pH 7.29 であった。

第105回午前:第92問

Aさんは肺炎(pneumonia)による急性呼吸不全と診断され、点滴、膀胱留置カテーテルの挿入および気管内挿管が実施された。 このときのAさんの観察で最も注意すべき状態はどれか。

1: 乏尿

2: 血圧上昇

3: 末梢冷感

4: 下肢の浮腫

5: 呼吸音の減弱

第106回午前:第56問

加齢による咀嚼・嚥下障害の特徴で正しいのはどれか。

1: 咳嗽反射が低下する。

2: 口腔内の残渣物が減る。

3: 唾液の粘稠度が低下する。

4: 食道入口部の開大が円滑になる。

第101回午前:第52問

肺気腫(pulmonary emphysema)の患者が、歩行時の息切れが強くなってきたため受診した。呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。 この患者について正しいのはどれか。

1: 1回換気量が増加している。

2: 病状が進行すると PaCO2が上昇する。

3: 呼気よりも吸気を促すと効果的である。

4: 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。