全身性けいれん発作を起こしている患者に最も優先して行うのはどれか。
1: 気道確保
2: 周囲の環境整備
3: 末梢静脈路の確保
4: 心電図モニターの装着
成人の採血検査で最も用いられるのはどれか。
1: 外頸静脈
2: 大腿静脈
3: 大伏在静脈
4: 肘正中皮静脈
一般検査時の採血に最も用いられる静脈はどれか。
1: 上腕静脈
2: 大腿静脈
3: 大伏在静脈
4: 肘正中皮静脈
Aさん(28歳、初産婦) は、夫(30歳) と2 人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病(GDM)(gestational diabetes mellitus)と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開術を受け、3,050g の男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児Apgarr(アプガー)スコアは1分後8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温37.3℃、呼吸数45/分、心拍数154/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)99%であった。
児への対応で最も優先するのはどれか。
1: 沐浴
2: 血糖値の測定
3: 経皮的黄疸計での測定
4: ビタミンK2シロップの与薬
Aさん(56歳、男性)は、若いころテニスの選手で、現在も趣味でテニスを続けている。膀胱癌(bladder cancer)と診断され、膀胱全摘除術・回腸導管造設術の手術目的で入院した。Aさんは「外来で病名を聞いたときは動揺しましたが、家族と話し合い、今は心の準備ができています」と看護師に話した。
手術までの観察項目で緊急の処置を必要とする可能性があるのはどれか。
1: 尿閉
2: 頻尿
3: 潜血尿
4: 排尿時痛
呼びかけに反応のない患者に対し、医療従事者が行う一次救命処置(BLS)で最も優先するのはどれか。
1: 気道確保
2: 胸骨圧迫
3: 人工呼吸
4: 除細動
Aちゃん(1歳6か月、男児)は、5日前から発熱し、自宅近くのかかりつけ医に通院していたが解熱せず、昨日から眼球結膜の充血、口唇の発赤と亀裂が出現したため入院した。診察では、体幹の発疹と手足の浮腫もあり、川崎病(Kawasaki disease)および脱水症(dehydration)と診断された。Aちゃんに対し、点滴静脈内注射による脱水症(dehydration)の治療が開始され、左手掌から前腕までシーネで固定された。Aちゃんは機嫌が悪く、両手をバタバタと上下に動かしながら泣いている。左手背の留置針刺入部には、腫脹や発赤はない。
Aちゃんに対する看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1: 四肢の抑制を行う。
2: 気をそらすよう工夫する。
3: 点滴静脈内注射のラインを短くする。
4: 点滴静脈内注射の必要性を説明する。
意識障害がある患者への救命救急処置で最も優先されるのはどれか。
1: 保温
2: 輸液
3: 酸素吸入
4: 気道確保
前腕部からの動脈性の外出血に対する用手間接圧迫法で血流を遮断するのはどれか。
1: 鎖骨下動脈
2: 腋窩動脈
3: 上腕動脈
4: 橈骨動脈
下肢静脈血栓によって塞栓が起こる可能性があるのはどれか。
1: 腎動脈
2: 肺動脈
3: 大腿動脈
4: 椎骨動脈
5: 中大脳動脈
A君( 8歳、男児 )は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に病院を受診した。 1か月前に扁桃炎 (tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきこ とはない。扁桃炎 (tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。血液検査の結果、 溶連菌感染後急性糸球体腎炎 (poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、 A君は体温 36.8℃、呼吸 数20/分、脈拍は 80/分、整で血圧 132/80 mmHgであった。
A君の入院時の看護計画で適切なのはどれか。
1: 水分摂取を促す。
2: 背部の冷罨法を行う。
3: 1日 3回の血圧測定を行う。
4: 食事の持ち込みを許可する。
四肢の動脈性外出血に対する止血法で適切なのはどれか。
1: 出血部位を心臓より高く保つ。
2: 止血帯は幅1cm未満を用いる。
3: 止血帯は連続して4時間使用する。
4: 出血部位を動脈圧より低い圧で圧迫する。
成人の持続点滴静脈内注射のために選択される部位で最も適切なのはどれか。
1: 足背
2: 鼠径
3: 前腕内側
4: 肘関節付近
触診法による血圧測定で適切なのはどれか。
1: 血圧計は患者の心臓の高さに置く。
2: マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。
3: 150 mmHgまで加圧して減圧を開始する。
4: 加圧後に1拍動当たり2~4mmHgずつ減圧する。
5: 減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
血液透析の導入期の看護で適切なのはどれか。
1: 飲水は制限しない。
2: 不均衡症候群に注意する。
3: 透析実施中の歩行を促す。
4: 血圧はシャント肢で測定する。
成人に血液検査のための静脈血採血をする際、最も適した注射針はどれか。
1: 16G
2: 18G
3: 22G
4: 27G
Aさんに鎖骨下静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。その直後、Aさんに呼吸困難が出現した。 最も優先される検査はどれか。
1: 胸部CT
2: 心電図(ECG)
3: 気管支鏡検査
4: 胸部エックス線撮影
大規模災害時のトリアージで緊急度が最も高いと判断されるのはどれか。
1: 下腿に創傷があるが補助があれば歩行できる。
2: 自発呼吸はあるが橈骨動脈は触知できない。
3: 気道確保しても自発呼吸がない。
4: 開眼・閉眼の指示に応じる。