第105回午後第88問の類似問題

第111回午後:第52問

加齢に伴う高齢者の循環器系の変化で正しいのはどれか。

1: 運動時の心拍出量が増大する。

2: 拡張期血圧が上昇する。

3: 心室壁が厚くなる。

4: 脈圧が狭小化する。

第110回午前:第49問

加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。

1: 収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下する。

2: 収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する。

3: 収縮期血圧も拡張期血圧も上昇する。

4: 収縮期血圧も拡張期血圧も低下する。

第107回午後:第83問

健常な成人の心臓について、右心室と左心室で等しいのはどれか。2つ選べ。

1: 単位時間当たりの収縮の回数

2: 拡張時の内圧

3: 収縮時の内圧

4: 心室壁の厚さ

5: 1回拍出量

第102回午前:第62問

加齢に伴う呼吸循環機能の変化について正しいのはどれか。

1: 残気量は変化しない。

2: 肺の弾性は低下する。

3: 左心室壁は薄くなる。

4: 安静時の心拍出量は増加する。

第111回午前:第26問

正常な心臓で心拍出量が減少するのはどれか。

1: 心拍数の増加

2: 大動脈圧の上昇

3: 静脈還流量の増加

4: 心筋収縮力の上昇

第101回午前:第8問

加齢による身体機能の変化で上昇・増加するのはどれか。

1: 肺活量

2: 基礎代謝率

3: 収縮期血圧

4: 胃液分泌量

第102回午前:第83問

収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。

1: 副交感神経の興奮

2: 循環血液量の減少

3: 末血管抵抗の増大

4: 血液の粘稠度の低下

5: 動脈血酸素分圧〈PaO2〉の上昇

Aちゃん(生後3か月)は、体重 2,850gで出生した。Aちゃんは、出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症(ventricular septal defect)と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重 5,050g、体温 37.6 ℃、呼吸数52 /分、発汗が著明である。チアノーゼはみられない。ミルクは約 100 ml/回を1日6、7回哺乳している。

第101回午前:第109問

Aちゃんの血行動態で正しいのはどれか。

1: 肺血流量の増加

2: 右心室から左心室への短絡

3: 大動脈から肺動脈への短絡

4: 大静脈から還流する血液量の増加

第107回午後:第74問

過換気でみられるのはどれか。

1: 骨格筋の弛緩

2: 血中酸素分圧の低下

3: 体循環系の血管の収縮

4: 代謝性アルカローシス

5: 血中二酸化炭素分圧の上昇

第105回午後:第7問

加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。

1: 腎血流量

2: 最大換気量

3: 空腹時血糖

4: 神経伝導速度

第108回午後:第28問

開心術後の心タンポナーデ(cardiac tamponade)で正しいのはどれか。

1: 徐脈

2: 心音増強

3: 心拍出量の増加

4: 中心静脈圧の上昇

第104回午前:第61問

肺高血圧が長期に持続し、肺血管抵抗が上昇することにより、短絡血流が主に左右短絡から右左短絡になった状態はどれか。

1: 拡張型心筋症 (dilated cardiomyopathy)

2: 総肺静脈還流異常症 (total anomalous pulmonary venous return)

3: Fallot〈ファロー〉四徴症 (tetralogy of Fallot)

4: Eisenmenger〈アイゼンメンジャー〉症候群 (Eisenmenger syndrome)

第109回午後:第8問

老年期にみられる身体的な変化はどれか。

1: 血管抵抗の増大

2: 消化管の運動の亢進

3: 水晶体の弾性の増大

4: メラトニン分泌量の増加

第109回午前:第40問

壮年期の身体的特徴で正しいのはどれか。

1: 運動耐久力の向上

2: 明暗順応の低下

3: 持久力の向上

4: 臓器の萎縮

第103回午前:第29問

心臓の自動的収縮について正しいのはどれか。

1: 運動神経で促進される。

2: 興奮を伝える刺激伝導系がある。

3: ペースメーカーは His〈ヒス〉束である。

4: 中脳の血管運動中枢による支配を受ける。

第100回午前:第61問

加齢に伴う呼吸機能の変化で正しいのはどれか。

1: 残気量の低下

2: 肺活量の低下

3: 1秒率の増加

4: 気道クリアランスの向上

第100回午前:第90問

妊娠に伴う身体の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 腸蠕動の亢進

2: 膣分泌物の減少

3: 拡張期血圧の上昇

4: 皮膚の瘙痒感の増加

5: 尿中への糖の排泄増加

第110回午後:第11問

健常な成人で心臓壁が最も厚いのはどれか。

1: 右心室

2: 右心房

3: 左心室

4: 左心房

第110回午前:第76問

後天性の大動脈弁狭窄症aortic stenosisについて正しいのはどれか。

1: 二尖弁が多い。

2: 弁尖の石灰化による。

3: 左室壁は徐々に薄くなる。

4: 拡張期に心雑音を聴取する。

5: 心筋の酸素需要は減少する。

Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症angina pectorisと診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVF でST低下がみられた。

第111回午後:第92問

心臓カテーテル検査の結果、Aさんは急性心筋梗塞acute myocardial infarctionと診断された。心係数2.4L/分/m2、肺動脈楔入圧20mmHgでForrester〈フォレスター〉分類Ⅱ群であった。 身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の粗い断続性副雑音が聴取される。 心エコー検査:左室駆出率〈LVEF〉58% 胸部エックス線検査:心胸郭比〈CTR〉48%  このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。

1: 心拡大が認められる。

2: 肺うっ血が起きている。

3: 末梢循環不全が起きている。

4: 左心室の収縮力が低下している。