加齢に伴う心血管系の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 心拍数の増加
2: 左室壁の肥厚
3: 収縮期血圧の上昇
4: 圧受容機能の亢進
5: 刺激伝導系の細胞数の増加
加齢に伴う高齢者の循環器系の変化で正しいのはどれか。
1: 運動時の心拍出量が増大する。
2: 拡張期血圧が上昇する。
3: 心室壁が厚くなる。
4: 脈圧が狭小化する。
収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。
1: 副交感神経の興奮
2: 循環血液量の減少
3: 末血管抵抗の増大
4: 血液の粘稠度の低下
5: 動脈血酸素分圧〈PaO2〉の上昇
加齢による身体機能の変化で上昇・増加するのはどれか。
1: 肺活量
2: 基礎代謝率
3: 収縮期血圧
4: 胃液分泌量
過換気でみられるのはどれか。
1: 骨格筋の弛緩
2: 血中酸素分圧の低下
3: 体循環系の血管の収縮
4: 代謝性アルカローシス
5: 血中二酸化炭素分圧の上昇
入浴の温熱作用はどれか。
1: 筋緊張が増す。
2: 末梢血管が拡張する。
3: 慢性痛が増強する。
4: 循環血液量が減少する。
老年期にみられる身体的な変化はどれか。
1: 血管抵抗の増大
2: 消化管の運動の亢進
3: 水晶体の弾性の増大
4: メラトニン分泌量の増加
加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。
1: 骨量の減少
2: 筋肉量の減少
3: 末血管抵抗の増強
4: 渇中枢の感受性の低下
5: 腎臓のナトリウム保持機能の亢進
病的な老化を示すのはどれか。
1: 肝臓の萎縮
2: 動脈の粥状硬化
3: 毛様体筋の機能低下
4: 心筋の弾性線維の減少
5: 膀胱の平滑筋の線維化
加齢に伴う呼吸循環機能の変化について正しいのはどれか。
1: 残気量は変化しない。
2: 肺の弾性は低下する。
3: 左心室壁は薄くなる。
4: 安静時の心拍出量は増加する。
起立性低血圧について正しいのはどれか。
1: 脱水との関連はない。
2: 高齢者には起こりにくい。
3: 塩分の過剰摂取によって起こる。
4: 脳血流の一時的な増加によって生じる。
5: 自律神経障害を起こす疾患で生じやすい。
Aさん(40歳、男性)。入院時体重65kg。既往歴に特記すべきことはなく、全身状態は良好である。胃癌(gastric cancer)のため胃全摘出術を受けた。術中の出血量は 450mlで輸血はされなかった。術後1日、体温37.5℃、呼吸数24/分、脈拍120/分、血圧162/90mmHg。Hb14.8 g/dl。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92%(酸素吸入3l/分)。尿量50ml/時。創部のドレーンからは少量の淡血性排液がある。硬膜外持続鎮痛法が行われているが、創痛が強いため呼吸が浅く、離床はできていない。
術後1日のAさんのアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 体温の上昇は感染による。
2: 脈拍の増加は貧血による。
3: 血圧の上昇は麻酔の影響による。
4: 酸素飽和度の低下は創痛による。
5: 尿量の減少は循環血液量の減少による。
老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。
1: 血中蛋白の低下ー薬効の減少
2: 腎血流量の低下ー薬効の減少
3: 肝血流量の低下ー薬効の増大
4: 消化機能の低下ー薬効の増大
正常な心臓で心拍出量が減少するのはどれか。
1: 心拍数の増加
2: 大動脈圧の上昇
3: 静脈還流量の増加
4: 心筋収縮力の上昇
動脈硬化症arteriosclerosisの粥腫形成に関与するのはどれか。2つ選べ。
1: Langerhans〈ランゲルハンス〉細胞
2: メサンギウム細胞
3: 血管内皮細胞
4: 肥満細胞
5: 泡沫細胞
加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。
1: 腎血流量
2: 最大換気量
3: 空腹時血糖
4: 神経伝導速度
浮腫の原因となるのはどれか。
1: 膠質浸透圧の上昇
2: リンパ還流の不全
3: 毛細血管内圧の低下
4: 毛細血管透過性の低下
閉塞性動脈硬化症arteriosclerosis obliterans〈ASO〉について正しいのはどれか。
1: 橈骨動脈に好発する。
2: 粥状硬化が原因である。
3: 末梢血流量が増加する。
4: 歩行によって痛みが改善する。
5: 中小動脈の非化膿性炎症で生じる。