第103回午前第58問の類似問題

第110回午後:第52問

高齢者のうつ病depressionの症状はどれか。

1: 意識障害

2: 知能低下

3: 歩行障害

4: 強い不安感

第111回午前:第55問

高齢者の健康障害の特徴で正しいのはどれか。

1: 症状の出現は定型である。

2: 治療の効果が現れやすい。

3: 疾患の発生に心理的要因の影響は少ない。

4: 薬物の副作用〈有害事象〉が発生しやすい。

第102回午前:第55問

電気けいれん療法の適応となるのはどれか。

1: 失見当識

2: 重症うつ病(depression)

3: 悪性症候群(malignant syndrome)

4: Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson’s disease)

第106回午後:第48問

老年期のうつ病(depression)に特徴的な症状はどれか。

1: 幻覚

2: 感情鈍麻

3: 心気症状

4: 着衣失行

第109回午後:第67問

精神障害の三次予防の内容で適切なのはどれか。

1: うつ病患(depression)者の復職支援

2: 住民同士のつながりの強化

3: 精神保健に関する問題の早期発見

4: ストレス関連障害の発症予防に関する知識の提供

第103回午前:第71問

現在の日本の精神医療について正しいのはどれか。

1: 精神及び行動の障害で入院した患者で最も多いのはうつ病 (depression) である。

2: 人口当たりの精神病床数は OECD加盟国の中では低い水準である。

3: 各都道府県及び政令指定都市に精神保健福祉センターが設置されている。

4: 精神障害者保健福祉手帳制度によって外来通院の医療費の給付が行われる。

第111回午後:第89問

修正型電気けいれん療法について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 磁気を用いる。

2: 局所麻酔下で行う。

3: 筋弛緩薬を用いる。

4: 発生頻度の高い有害事象は骨折である。

5: 薬物治療抵抗性のうつ病depressionは適応になる。

第100回午後:第78問

不安が強いうつ病患者(depression)への対応でもっとも適切なのはどれか。

1: 不安の原因を言語化するよう促す。

2: 不安が強いときは意識的に話題を変える。

3: 抗不安薬はなるべく使用しない方がよいと伝える。

4: 病気の治療とともに不安は軽減する可能性があることを伝える。

第105回午後:第48問

認知症(dementia)の高齢者に対するノーマライゼーションで正しいのはどれか。

1: 散歩を勧める。

2: 決められた服を着るよう勧める。

3: 重度の場合は精神科病棟に入院を勧める。

4: 食べこぼしのあるときに箸を使用しないよう勧める。

第105回午後:第58問

向精神薬と副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。

1: 抗精神病薬 ──── 多毛

2: 抗認知症薬 ──── 依存性

3: 抗てんかん薬 ──── 急性ジストニア

4: 抗うつ薬 ──── セロトニン症候群

第107回午後:第13問

典型的なうつ病(depression)の症状はどれか。

1: 幻聴

2: 感情失禁

3: 理由のない爽快感

4: 興味と喜びの喪失

第111回午前:第65問

精神保健における一次予防はどれか。

1: 職場でうつ病depression患者を早期発見する。

2: 自殺企図者に精神科医療機関への受療を促す。

3: 統合失調症schizophrenia患者の社会参加のための支援を行う。

4: ストレスとその対処法に関する知識の啓発活動を行う。

第105回午後:第66問

山村部で地震による家屋倒壊と死者が出た災害が発生し、3週が経過した。避難所では、自宅の半壊や全壊の被害にあった高齢者を中心に10 世帯が過ごしている。 高齢者の心のケアとして最も適切なのはどれか。

1: 認知行動療法を行う。

2: 自分が助かったことを喜ぶよう説明する。

3: 地震発生時の状況について詳しく聞き取る。

4: 長年親しんだものの喪失について話せる場をつくる。

第107回午後:第61問

精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。

1: 陽性症状を鎮静化する。

2: 家族の疾病理解を深める。

3: 単身で生活できるようにする。

4: 対人関係能力の向上を目指す。

第105回午前:第78問

うつ病(depression)で入院している患者が「自分は重大な過ちで皆に迷惑をかけてしまいました。死んでおわびします」という妄想を訴えた。 この患者にみられるのはどれか。

1: 罪業妄想

2: 心気妄想

3: 追跡妄想

4: 被毒妄想

5: 貧困妄想

第102回午前:第56問

Aさん(42歳、男性)、会社員。うつ病(depression)で自殺企図のために入院した。外傷はない。入院時に看護師が「大変でしたね」と声をかけたが、Aさんは一言も話そうとせず、硬い表情をしている。 この時点でのAさんへの対応で適切なのはどれか。

1: 「気分転換にお散歩に行きませんか」

2: 「今夜は多床室で休んでいただきます」

3: 「仕事が合わないのではありませんか」

4: 「持ち物を一緒に確認させていただけますか」

第106回午前:第54問

高齢者の看護において目標志向型思考を重視する理由で最も適切なのはどれか。

1: 疾患の治癒促進

2: 老化現象の進行の抑制

3: 病態の関連図の作成の効率化

4: 生活全体を豊かにするケアの実践

A さん(52 歳、女性、専業主婦)は、夫と 2 人の息子との 4 人で暮らしている。A さんは内向的な性格であり、順番にまわってきた町内会の役員を引き受けたことで悩むことが多くなった。 2 か月前から食欲不振と不眠が続いている。 1 か月前から家事ができなくなり、死んでしまいたいと言い始めたため、夫が付き添って精神科を受診したところ、うつ病 (depression) と診断された。

第104回午後:第111問

入院後 2 か月。A さんと夫は主治医と面接し、A さんは 2 週後に自宅への退院を目指すことになった。それ以来、A さんは積極的に病院から自宅への外出を繰り返すようになったが、夕方に外出から戻ってくるとすぐにベッドに入り臥床していることが多くなった。うつ病 (depression) の回復期にある A さんについて情報収集する項目で優先度が高いのはどれか。

1: 希死念慮の確認

2: 外出時の食事内容

3: 外出時の服薬状況

4: A さんの家庭の経済状況

第102回午前:第54問

精神疾患の患者に対する心理教育について正しいのはどれか。

1: 精神分析を実施する。

2: 家族関係が疾患の原因であることを説明する。

3: 症状が悪化するときのサインに気づけるよう指導する。

4: 状態に合わせて服薬量を自分で増減する方法を説明する。

第108回午後:第50問

認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。

1: 表情を見せながら話す。

2: 高齢者の横から話しかける。

3: 会話の内容を記憶しているか確認する。

4: 言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。