薬剤とその副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。
1: 副腎皮質ステロイド ──── 低血糖
2: ニューキノロン系抗菌薬 ──── 髄膜炎(meningitis)
3: アミノグリコシド系抗菌薬 ──── 視神経障害
4: スタチン〈HMG-CoA還元酵素阻害薬〉 ──── 横紋筋融解症(rhabdomyolysis)
向精神薬と副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。
1: 抗精神病薬 ──── 多毛
2: 抗認知症薬 ──── 依存性
3: 抗てんかん薬 ──── 急性ジストニア
4: 抗うつ薬 ──── セロトニン症候群
薬物と特に高齢者で観察すべき内容との組合せで正しいのはどれか。
1: ループ利尿薬 ──── 出血傾向
2: ベンゾジアゼピン系睡眠薬 ──── 血中尿酸値
3: 非ステロイド性消炎鎮痛薬 ──── 消化器症状
4: β遮断薬 ──── 血中カリウム濃度
ホルモンとその作用の組合せで正しいのはどれか。
1: バソプレシン ──── 利尿の促進
2: オキシトシン ──── 乳汁産生の促進
3: テストステロン ──── タンパク合成の促進
4: アルドステロン ──── ナトリウムイオン排泄の促進
ペニシリン投与によって呼吸困難となった患者への第一選択薬はどれか。
1: ジギタリス
2: テオフィリン
3: アドレナリン
4: 抗ヒスタミン薬
5: 副腎皮質ステロイド
ループ利尿薬について正しいのはどれか。
1: 作用発現が速い。
2: 眠前の服用が望ましい。
3: 抗不整脈薬として用いられる。
4: 副作用〈有害事象〉に高カリウム血症hyperkalemiaがある。
経口薬と食品の関係について、正しいのはどれか。
1: テトラサイクリン系抗菌薬は牛乳の摂取によって吸収が高まる。
2: 非ステロイド性抗炎症薬は炭酸飲料の摂取によって吸収が早まる。
3: 抗ヒスタミン薬はアルコールの摂取によって副作用〈有害事象〉が出現しやすくなる。
4: キサンチン系気管支拡張薬は納豆の摂取によって副作用〈有害事象〉が出現しやすくなる。
Aさん(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。24歳のときに統合失調症(schizophrenia)を発症し治療を開始している。Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用(有害事象)を気にするようになったという話があった。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1: 「薬は飲まないといけません」
2: 「薬には副作用があるものですよ」
3: 「便秘は副作用ではありませんよ」
4: 「便秘の対処方法を一緒に考えましょう」
臓器と産生されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
1: 膵臓 ー グルカゴン
2: 副腎 ー プロラクチン
3: 腎臓 ー アルドステロン
4: 脳下垂体 ー インクレチン
5: 視床下部 ー テストステロン
ホルモンと分泌部位の組合せで正しいのはどれか。
1: サイロキシン ──── 副甲状腺
2: テストステロン ──── 前立腺
3: バソプレシン ──── 副腎皮質
4: プロラクチン ──── 下垂体前葉
抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。
1: 頻脈
2: 肝障害
3: 低血糖
4: 不整脈
5: 眼球突出
気管支喘息(asthma)に対する副腎皮質ステロイドの吸入療法について正しいのはどれか。
1: 副作用は内服より少ない。
2: 吸入後に含嗽はしない。
3: 食後の吸入が食前より効果的である。
4: 吸い込むタイミングで効果に差はない。
異常な呼吸音とその原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 連続性副雑音 ─── 気道の狭窄
2: 断続性副雑音 ─── 胸膜での炎症
3: 胸膜摩擦音 ─── 肺胞の伸展性の低下
4: 捻髪音 ─── 気道での分泌物貯留