加齢に伴う呼吸循環機能の変化について正しいのはどれか。
1: 残気量は変化しない。
2: 肺の弾性は低下する。
3: 左心室壁は薄くなる。
4: 安静時の心拍出量は増加する。
高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。
1: 残気量の減少
2: 肺活量の低下
3: 嚥下反射の閾値の低下
4: 気道の線毛運動の亢進
高齢者が術後に呼吸器合併症を発症しやすい理由はどれか。
1: 1秒率の減少
2: 残気量の減少
3: 嚥下反射の亢進
4: 気道の線毛運動の亢進
加齢による身体機能の変化で上昇・増加するのはどれか。
1: 肺活量
2: 基礎代謝率
3: 収縮期血圧
4: 胃液分泌量
過呼吸で正しいのはどれか。
1: 吸気時に下顎が動く。
2: 1回換気量が増加する。
3: 呼吸数が24/分以上になる。
4: 呼吸リズムが不規則になる。
運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。
1: 体脂肪率の増加
2: 最大換気量の減少
3: 基礎代謝量の増加
4: 1回心拍出量の減少
「安静時呼吸」、「深呼吸」、「徐々に深くなっていく呼吸」に伴う肺容量の変化を図に示す。肺活量を示すのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)について正しいのはどれか。
1: 残気量は減少する。
2: %肺活量の低下が著明である。
3: 肺コンプライアンスは上昇する。
4: 可逆性の気流閉塞が特徴である。
運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。
1: 筋肉量の減少
2: 体脂肪率の増加
3: 最大換気量の減少
4: 基礎代謝量の増加
運動習慣が身体機能にもたらす効果はどれか。
1: 肺活量の減少
2: 耐糖能の低下
3: 免疫力の向上
4: 中性脂肪の増加
加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。
1: 腎血流量
2: 最大換気量
3: 空腹時血糖
4: 神経伝導速度
Aさん(63歳、男性)は3年前から肺気腫pulmonary emphysemaで定期受診を続けていた。最近、歩行時の息切れが強くなってきたことを自覚し、心配になったため受診した。受診時、呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。 Aさんについて正しいのはどれか。
1: 1回換気量が増加している。
2: 呼気よりも吸気を促すと効果的である。
3: 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。
4: 病状が進行すると動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉が上昇する。
過換気でみられるのはどれか。
1: 骨格筋の弛緩
2: 血中酸素分圧の低下
3: 体循環系の血管の収縮
4: 代謝性アルカローシス
5: 血中二酸化炭素分圧の上昇
加齢に伴う心血管系の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 心拍数の増加
2: 左室壁の肥厚
3: 収縮期血圧の上昇
4: 圧受容機能の亢進
5: 刺激伝導系の細胞数の増加
壮年期の身体的特徴で正しいのはどれか。
1: 運動耐久力の向上
2: 明暗順応の低下
3: 持久力の向上
4: 臓器の萎縮
30歳を100%とした生理機能と比較して、老年期において機能の残存率の平均値が最も低下するのは次のうちどれか。
1: 基礎代謝率
2: 最大換気量
3: 細胞内水分量
4: 神経伝導速度
Aちゃん(生後3か月)は、体重 2,850gで出生した。Aちゃんは、出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症(ventricular septal defect)と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重 5,050g、体温 37.6 ℃、呼吸数52 /分、発汗が著明である。チアノーゼはみられない。ミルクは約 100 ml/回を1日6、7回哺乳している。
Aちゃんの血行動態で正しいのはどれか。
1: 肺血流量の増加
2: 右心室から左心室への短絡
3: 大動脈から肺動脈への短絡
4: 大静脈から還流する血液量の増加
健康な成人の1回換気量はどれか。
1: 約150mL
2: 約350mL
3: 約500mL
4: 約1,000mL
肺気腫(pulmonary emphysema)の患者が、歩行時の息切れが強くなってきたため受診した。呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。 この患者について正しいのはどれか。
1: 1回換気量が増加している。
2: 病状が進行すると PaCO2が上昇する。
3: 呼気よりも吸気を促すと効果的である。
4: 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。