第101回午後第60問の類似問題

第104回午前:第81問

不妊症 (infertility) について正しいのはどれか。

1: 6 か月間避妊せずに性交渉があっても妊娠しない状態である。

2: 頻度は妊娠を希望し避妊しないカップル 10 組に 3 組である。

3: 体外受精に要する費用の公的な助成制度がある。

4: 女性の年齢と不妊症 (infertility) の治療効果は関係しない。

5: 男性側の原因は 7 割程度である。

第100回午後:第90問

女性の不妊症(infertility)の原因になる可能性がある性感染症〈STD〉はどれか。2つ選べ。

1: 梅毒(syphilis)

2: 淋菌感染症(gonococcal infection)

3: 性器ヘルペス(genital herpes)

4: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum)

5: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)

第104回午前:第64問

高齢女性に生じやすい疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 腟炎 (vaginitis) ──── 腟分泌物の酸性化

2: 外陰炎 (vulvitis)  ──── プロゲステロンの減少

3: 子宮脱 (uterine prolapse)  ──── 骨盤底筋群の筋力低下

4: 子宮体癌 (uterine corpus cancer)  ──── プロラクチンの増加

A さん(48 歳、専業主婦)は、夫と 2 人で暮らしている。月経周期が 35〜61 日と不規則となり、外来を受診した。診察時、A さんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。

第104回午前:第106問

医師は更年期障害 (climacteric disorder) と診断した。診察後、A さんは「どうしてこのような症状が出るのかしら」と看護師に尋ねた。A さんへの説明で適切なのはどれか

1: 「子宮が固くなったためです」

2: 「卵管が狭くなったためです」

3: 「卵巣の機能が低下したためです」

4: 「視床下部の機能が低下したためです」

第106回午前:第63問

妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか。

1: 風疹(rubella) ──── 白内障(cataract)

2: 性器ヘルペス(genital herpes) ──── 聴力障害

3: トキソプラズマ症(toxoplasmosis) ──── 先天性心疾患(congenital heart disease)

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis) ──── 小頭症(microcephaly)

Aさん(17歳、高校生)。身長158cm、体重48kg。Aさんは最近、月経時に下腹部痛が繰り返し出現し、寝込むことが多くなった。心配した母親と一緒に、Aさんは産婦人科クリニックを受診し、医師から機能性月経困難症(functional dysmenorrhea)と診断された。既往歴に特記すべきことはない。

第107回午前:第119問

Aさんの下腹部痛についての説明で適切なのはどれか。

1: プロスタグランディンの過剰産生によって起こる。

2: 無排卵性の月経によって起こる。

3: 卵巣内のうっ血によって起こる。

4: 経血の流出によって起こる。

第102回午後:第66問

多胎妊娠で起こりやすい妊娠中の異常はどれか。

1: 早産(premature delivery)

2: 妊娠悪阻(hyperemesis gravidarum)

3: 妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus)

4: ビタミンB12欠乏性貧血(vitamin B12 deficiency anemia)

第106回午後:第53問

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。

1: 経口避妊薬は女性が主導で使用できる。

2: コンドーム法の避妊効果は99%以上である。

3: 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。

4: 子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。

第103回午前:第89問

思春期の続発性無月経について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: ストレスが誘因となる。

2: 乳房の発育は認められない。

3: 急激な体重の増減と関連する。

4: 妊娠を希望するまで治療対象にならない。

5: 診断基準の 1つとして 5か月以上の月経停止がある。

第103回午後:第64問

妊娠中期から末期の便秘について適切なのはどれか。

1: 妊娠中期は妊娠末期と比較して生じやすい。

2: エストロゲンの作用が影響している。

3: 子宮による腸の圧迫が影響している。

4: けいれん性の便秘を生じやすい。

第101回午後:第72問

女性の生殖機能について正しいのはどれか。

1: 子宮内膜は排卵後に増殖期となる。

2: 黄体期の基礎体温は低温期となる。

3: エストロゲンは卵巣から分泌される。

4: 排卵された卵子の受精能は約72時間である。

第105回午後:第82問

水腎症の原因(hydronephrosis)で正しいのはどれか。2 つ選べ。

1: 前立腺癌(prostate cancer)

2: 陰囊水腫(scrotal hydrocele)

3: ループス腎炎(lupus nephritis)

4: 神経因性膀胱(neurogenic bladder)

5: 腎アミロイドーシス(renal amyloidosis)

第102回午前:第69問

性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)について正しいのはどれか。

1: 経口避妊薬の内服が予防に有効である。

2: 患者のパートナーは治療の対象ではない。

3: 10代では性器ヘルペス(genital herpes)の罹患が最も多い。

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)の罹患は不妊症(infertility)の危険因子である。

第100回午前:第72問

性周期で正しいのはどれか。

1: 卵胞はプロゲステロンの作用で発育する。

2: 子宮内膜はエストロゲンによって増殖する。

3: 排卵後に黄体化ホルモン〈LH〉の分泌が急激に増加する。

4: 受精が成立しないと、卵胞は白体を経て黄体になる。

第111回午前:第63問

避妊法について適切なのはどれか。

1: 経口避妊薬は排卵を抑制する。

2: コンドーム法の避妊効果は99%以上である。

3: 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。

4: 子宮内避妊器具〈IUD〉は性交のたびに挿入が必要である。

第100回午前:第38問

尿失禁(incontinence)とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 機能性尿失禁(functional incontinence) ──── 膀胱容量の減少

2: 反射性尿失禁(reflex incontinence) ──── 脊髄障害

3: 切迫性尿失禁(urge incontinence) ──── 膀胱の過伸展

4: 真性尿失禁(genuine incontinence) ──── 内分泌障害

第105回午後:第50問

便秘の原因となる加齢に伴う身体的変化で誤っているのはどれか。

1: 大腸粘膜の萎縮

2: 骨盤底筋群の筋力低下

3: 直腸内圧の閾値の低下

4: 大腸の内括約筋の緊張の低下

第105回午前:第77問

萎縮性腟炎(atrophic vaginitis)に伴う状態について正しいのはどれか。

1: 性交痛

2: 白色の帯下

3: 腟壁の肥厚化

4: 腟の自浄作用の亢進

5: エストロゲン分泌の増加