第111回午前第63問の類似問題

第106回午後:第53問

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。

1: 経口避妊薬は女性が主導で使用できる。

2: コンドーム法の避妊効果は99%以上である。

3: 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。

4: 子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。

Aさん(37歳、初産婦)、会社員。妊娠41週1日の午後11時に3,200gの女児を分娩した。妊娠や分娩の経過は順調であり、会陰切開術を受けた。分娩後2時間の子宮底の高さは臍下2横指、縫合部に異常はみられなかった。

第102回午後:第116問

産褥3日。Aさんは「退院後は避妊する予定です。母乳は1年以上続けたいと思います」と話している。 看護師の説明で適切なのはどれか。

1: 授乳期間中の避妊は必要ない。

2: 1か月から経口避妊薬を使用する。

3: 性生活を再開するときからコンドームを使用する。

4: 2週にIUD〈子宮内避妊具〉を挿入してもらうよう勧める。

第104回午前:第81問

不妊症 (infertility) について正しいのはどれか。

1: 6 か月間避妊せずに性交渉があっても妊娠しない状態である。

2: 頻度は妊娠を希望し避妊しないカップル 10 組に 3 組である。

3: 体外受精に要する費用の公的な助成制度がある。

4: 女性の年齢と不妊症 (infertility) の治療効果は関係しない。

5: 男性側の原因は 7 割程度である。

Aさん(28歳、初産婦) は、夫(30歳) と2 人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病(GDM)(gestational diabetes mellitus)と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開術を受け、3,050g の男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児Apgarr(アプガー)スコアは1分後 8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温37.3℃、呼吸数45/分、心拍数154/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)99%であった。

第108回午後:第108問

手術後7日。Aさんの術後の経過は良好である。Aさんの母乳分泌は良好で、 母乳で育てていくことを希望している。Aさんは「2年後にもう1人、子どもが欲 しいと思っています。避妊をどうしたらいいでしょうか」と話す。 Aさんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。

1: 「子宮内避妊器具(IUD)は使用できません」

2: 「低用量ピルは産後1か月から使用できます」

3: 「母乳を与えている間は避妊の必要はありません」

4: 「コンドームは性生活を再開するときから使用できます」

第105回午前:第56問

低用量経口避妊薬について正しいのはどれか。

1: 血栓症のリスクは増加しない。

2: 1日飲み忘れたときは中止する。

3: 授乳期間を通じて内服は可能である。

4: 副効用に月経前症候群<PMS>(premenstrual syndrome)の軽減がある。

第101回午後:第72問

女性の生殖機能について正しいのはどれか。

1: 子宮内膜は排卵後に増殖期となる。

2: 黄体期の基礎体温は低温期となる。

3: エストロゲンは卵巣から分泌される。

4: 排卵された卵子の受精能は約72時間である。

第103回午後:第64問

妊娠中期から末期の便秘について適切なのはどれか。

1: 妊娠中期は妊娠末期と比較して生じやすい。

2: エストロゲンの作用が影響している。

3: 子宮による腸の圧迫が影響している。

4: けいれん性の便秘を生じやすい。

第101回午後:第60問

不妊症(infertility)とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 卵管の疎通性障害 ──── 骨盤腹膜炎(pelvic inflammatory disease)

2: 子宮形態異常 ──── 子宮内膜症(endometriosis)

3: 造精能の障害 ──── 勃起不全(erectile dysfunction)

4: 受精障害 ──── エストロゲン分泌不良