第100回午後第90問の類似問題

第102回午前:第69問

性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)について正しいのはどれか。

1: 経口避妊薬の内服が予防に有効である。

2: 患者のパートナーは治療の対象ではない。

3: 10代では性器ヘルペス(genital herpes)の罹患が最も多い。

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)の罹患は不妊症(infertility)の危険因子である。

Aさん(20歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>(sexually transmitted disease)を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温36.8 ℃、脈拍62/分であった。

第105回午前:第106問

Aさんの状態に最もあてはまる性感染症<STD>(sexually transmitted disease)はどれか。

1: 性器ヘルペス(genital herpes)

2: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum)

3: 腟トリコモナス症(vaginal tricomonas infection)

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)

第106回午前:第2問

平成25年(2013年)の感染症発生動向調査による年間の性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)報告数で最も多いのはどれか。

1: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis )

2: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum )

3: 性器ヘルペス(genital herpes)

4: 淋菌感染症(gonococcal infection)

第101回午後:第60問

不妊症(infertility)とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 卵管の疎通性障害 ──── 骨盤腹膜炎(pelvic inflammatory disease)

2: 子宮形態異常 ──── 子宮内膜症(endometriosis)

3: 造精能の障害 ──── 勃起不全(erectile dysfunction)

4: 受精障害 ──── エストロゲン分泌不良

第106回午前:第63問

妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか。

1: 風疹(rubella) ──── 白内障(cataract)

2: 性器ヘルペス(genital herpes) ──── 聴力障害

3: トキソプラズマ症(toxoplasmosis) ──── 先天性心疾患(congenital heart disease)

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis) ──── 小頭症(microcephaly)

第104回午前:第64問

高齢女性に生じやすい疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。

1: 腟炎 (vaginitis) ──── 腟分泌物の酸性化

2: 外陰炎 (vulvitis)  ──── プロゲステロンの減少

3: 子宮脱 (uterine prolapse)  ──── 骨盤底筋群の筋力低下

4: 子宮体癌 (uterine corpus cancer)  ──── プロラクチンの増加

Aさん(20歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>(sexually transmitted disease)を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温36.8 ℃、脈拍62/分であった。

第105回午前:第107問

Aさんは「彼とは交際を続けたいので、性感染症<STD>(sexually transmitted disease)のことは黙っていてもよいですか。今日、相談に来たことも彼には話していません」と看護師に話した。 Aさんに対する看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1: パートナーには話さなくてもよいと伝える。

2: パートナーに来院を促す電話をすると伝える。

3: Aさんが通う大学の保健センターの看護師に相談するよう勧める。

4: 性感染症<STD>(sexually transmitted disease)に罹患したことをAさんからパートナーに伝えるよう勧める。

第107回午後:第48問

梅毒(syphilis)について正しいのはどれか。

1: ウイルス感染症である。

2: 感染経路は空気感染である。

3: 治療の第一選択薬はステロイド外用薬である。

4: 梅毒血清反応における生物学的偽陽性の要因に妊娠がある。

第104回午前:第81問

不妊症 (infertility) について正しいのはどれか。

1: 6 か月間避妊せずに性交渉があっても妊娠しない状態である。

2: 頻度は妊娠を希望し避妊しないカップル 10 組に 3 組である。

3: 体外受精に要する費用の公的な助成制度がある。

4: 女性の年齢と不妊症 (infertility) の治療効果は関係しない。

5: 男性側の原因は 7 割程度である。

第109回午前:第45問

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染している患者で、後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome)(AIDS)の状態にあると判断できる疾患はどれか。

1: 季節性インフルエンザ(seasonal influenza)

2: ニューモシスチス肺炎(pneumocystis pneumonia)

3: ノロウイルス性腸炎(norovirus enteritis)

4: 単純性膀胱炎(uncomplicated cystitis)

Aさん(20歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>(sexually transmitted disease)を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温36.8 ℃、脈拍62/分であった。

第105回午前:第108問

Aさんは医師から「パートナーにも感染の可能性があるので性交渉をしないように」と説明を受けた。Aさんは看護師に「パートナーとはいつから性交渉をしてもよいですか」と相談した。 性交渉を再開する時期の説明で正しいのはどれか。

1: 処方された内服薬をAさんが飲み終えた後

2: Aさんの性感染症<STD>(sexually transmitted disease)の症状がなくなった後

3: パートナーが性感染症<STD>(sexually transmitted disease)の検査を受けた後

4: Aさんとパートナーの性感染症<STD>(sexually transmitted disease)の治癒が確認された後

第107回午前:第87問

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症(human immunodeficiency virus infection)について適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 本人より先に家族に病名を告知する。

2: 国内では異性間性的接触による感染が最も多い。

3: 適切な対応によって母子感染率を下げることができる。

4: 性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。

5: HIVに感染していれば後天性免疫不全症候群〈AIDS〉(acquired immunodeficiency syndrome)と診断できる。