30歳を100%とした生理機能と比較して、老年期において機能の残存率の平均値が最も低下するのは次のうちどれか。
1: 基礎代謝率
2: 最大換気量
3: 細胞内水分量
4: 神経伝導速度
ホルモンとその作用の組合せで正しいのはどれか。
1: 成長ホルモン ──── 血糖値の上昇
2: バソプレシン ──── 尿量の増加
3: コルチゾール ──── 血中カリウム値の上昇
4: アンジオテンシンⅡ ──── 血管の拡張
成人の身体の特徴について正しいのはどれか。
1: 加齢に伴う聴力の低下は、低音で現れやすい。
2: 青年期は、成人期の中で基礎代謝量が最も高い。
3: 眼の調節力の低下は、硝子体の弾力性低下が原因である。
4: 女性の更年期障害は、テストステロンの分泌低下が原因である。
過換気でみられるのはどれか。
1: 骨格筋の弛緩
2: 血中酸素分圧の低下
3: 体循環系の血管の収縮
4: 代謝性アルカローシス
5: 血中二酸化炭素分圧の上昇
副腎皮質ステロイドの作用はどれか。
1: 体重の減少
2: 血糖の低下
3: 血圧の低下
4: 免疫の促進
5: 炎症の抑制
加齢に伴う呼吸循環機能の変化について正しいのはどれか。
1: 残気量は変化しない。
2: 肺の弾性は低下する。
3: 左心室壁は薄くなる。
4: 安静時の心拍出量は増加する。
老化によって減少または低下するのはどれか。
1: 重心の動揺
2: 糸球体の数
3: 嗅覚の閾値
4: 前立腺の重量
成人期で、加齢に伴い糖尿病(diabetes mellitus)を発症しやすくなる原因はどれか。
1: 腎機能の低下
2: 免疫機能の低下
3: 動脈硬化の悪化
4: インスリン感受性の低下
高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。
1: 残気量の減少
2: 肺活量の低下
3: 嚥下反射の閾値の低下
4: 気道の線毛運動の亢進
健常な成人において、血液中のグルコース濃度が低下した時に、グルカゴンの働きでグリコゲンを分解してグルコースを生成し、血液中に放出するのはどれか。
1: 肝臓
2: 骨格筋
3: 脂肪組織
4: 心臓
5: 膵臓
一次脱水でみられるのはどれか。
1: 尿量の減少
2: 血漿浸透圧の低下
3: バソプレシンの分泌の抑制
4: 血漿ナトリウムイオン濃度の低下
高齢者の健康障害の特徴で正しいのはどれか。
1: 症状の出現は定型である。
2: 治療の効果が現れやすい。
3: 疾患の発生に心理的要因の影響は少ない。
4: 薬物の副作用〈有害事象〉が発生しやすい。
Aさん(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemic lupus erythematosus)と診断され治療目的で入院した。入院時所見は身長160cm、体重55kg。血圧142/80mmHg。血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb12.5g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、抗核抗体は陽性であった。
入院時のアセスメントで正しいのはどれか。
1: 貧血
2: 出血傾向
3: 易感染状態
4: 腎機能低下
薬剤とその副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。
1: 副腎皮質ステロイド ──── 低血糖
2: ニューキノロン系抗菌薬 ──── 髄膜炎(meningitis)
3: アミノグリコシド系抗菌薬 ──── 視神経障害
4: スタチン〈HMG-CoA還元酵素阻害薬〉 ──── 横紋筋融解症(rhabdomyolysis)
加齢に伴う呼吸機能の変化で正しいのはどれか。
1: 残気量の低下
2: 肺活量の低下
3: 1秒率の増加
4: 気道クリアランスの向上
貧血の定義で正しいのはどれか。
1: 血圧が下がること
2: 脈拍を自覚すること
3: 立ち上がると失神すること
4: 血色素量が減っていること
壮年期の身体的特徴で正しいのはどれか。
1: 運動耐久力の向上
2: 明暗順応の低下
3: 持久力の向上
4: 臓器の萎縮
加齢による視覚の変化とその原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 老視 ─── 毛様体筋の萎縮
2: 色覚異常 ─── 眼圧の亢進
3: 視野狭窄 ─── 散瞳反応時間の延長
4: 明暗順応の低下 ─── 水晶体の硬化
運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。
1: 筋肉量の減少
2: 体脂肪率の増加
3: 最大換気量の減少
4: 基礎代謝量の増加
血液中のカルシウムイオン濃度が低下した際に、ホルモン分泌量が増加するのはどれか。
1: 膵島
2: 甲状腺
3: 下垂体
4: 副腎皮質
5: 副甲状腺