男性生殖器について正しいのはどれか。
1: 精巣は腹腔内にある。
2: 精嚢は精子を貯留する。
3: 前立腺は直腸の前面に位置する。
4: 右精巣静脈は腎静脈に流入する。
膀胱で正しいのはどれか。
1: 漿膜で覆われている。
2: 直腸の後方に存在する。
3: 粘膜は移行上皮である。
4: 筋層は 2 層構造である。
膀胱癌bladder cancerについて正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 尿路上皮癌より腺癌が多い。
3: 経尿道的生検によって治療法を決定する。
4: 表在性の癌に対して膀胱全摘除術が行われる。
排便反射の反射弓を構成するのはどれか。2つ選べ。
1: 下腸間膜神経節
2: 腹腔神経節
3: 骨盤神経
4: 腰髄
5: 仙髄
腎臓について正しいのはどれか。
1: 腹腔内にある。
2: 左右の腎臓は同じ高さにある。
3: 腎静脈は下大静脈に合流する。
4: 腎動脈は腹腔動脈から分かれる。
排尿時に収縮するのはどれか。
1: 尿管
2: 尿道
3: 膀胱平滑筋
4: 内尿道括約筋
5: 外尿道括約筋
Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。内診所見は子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた。羊水混濁はなかった。21時30分に子宮口全開大、22時30分に3,200gの男児を正常分娩で出産した。会陰裂傷は第2度。23時に胎盤娩出し、子宮底の位置は臍高で硬く触れた。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。分娩2時間後、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れた。分娩時出血量は360mL。
Aさんは、翌日1時に帰室した。5時、尿意はなかったが、トイレでの排泄を促し排尿がみられた。排尿後の観察で、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れ、悪露は赤色で量は中等量であった。会陰縫合部に異常はないが、痛みがあるため円座を使用している。 Aさんへの対応で適切なのはどれか。
1: 「下腹部を温めましょう」
2: 「水分摂取を控えましょう」
3: 「腹筋を強化する体操をしましょう」
4: 「尿意がなくても3〜4時間ごとにトイレに行きましょう」
日本における平成28年(2016年)の部位別にみた悪性新生物の死亡数で、男性で最も多い部位はどれか。
1: 胃
2: 肝及び肝内胆管
3: 気管、気管支及び肺
4: 結腸と直腸S状結腸移行部及び直腸
臓器と産生されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
1: 膵臓 ー グルカゴン
2: 副腎 ー プロラクチン
3: 腎臓 ー アルドステロン
4: 脳下垂体 ー インクレチン
5: 視床下部 ー テストステロン
気管で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 軟骨は筒状である。
2: 胸骨角の高さで分岐する。
3: 交感神経の働きで収縮する。
4: 吸息相の気管内圧は陰圧である。
5: 頸部では食道の背側に位置する。
Aさん(42歳、女性)は、2週前から腰痛と坐骨神経痛とを発症し整形外科で処方された鎮痛薬を内服している。帯下が増えて臭いもあるため婦人科を受診し、子宮頸癌(cancer of the uterine cervix)と診断された。 進行期を決めるためにAさんに行われる検査で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ヒトパピローマウイルス検査
2: 小腸内視鏡検査
3: 腎盂尿管造影
4: 脊髄造影
5: CT
A さん(39 歳、男性、会社員)は、最近口渇が強く、飲水量が増えた。毎日 5 L 以上の水のような薄い排尿があり、夜間に何回も排尿に起きるようになったため病院を受診しホルモン分泌異常を指摘された。原因と考えられるホルモンが分泌される部位はどれか。
1: 視床下部
2: 下垂体後葉
3: 甲状腺
4: 副腎皮質
食道について正しいのはどれか。
1: 厚く強い外膜で覆われる。
2: 粘膜は重層扁平上皮である。
3: 胸部では心臓の腹側を通る。
4: 成人では全長約 50 cmである。
ホルモンと分泌部位の組合せで正しいのはどれか。
1: サイロキシン ──── 副甲状腺
2: テストステロン ──── 前立腺
3: バソプレシン ──── 副腎皮質
4: プロラクチン ──── 下垂体前葉