第104回午前第16問の類似問題

第107回午後:第21問

ジギタリスの副作用(有害事象)はどれか。

1: 難聴

2: 悪心

3: 易感染

4: 低血糖

Aさん(73歳、女性)は夫(73歳)と2人暮らし。6年前にParkinson〈パーキンソン〉病Parkinson diseaseと診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn - Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、Aさんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。Aさんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

第111回午前:第115問

外来看護師がAさんと夫に説明する副作用〈有害事象〉の内容で正しいのはどれか。

1: 低血糖

2: 体重増加

3: 呼吸器症状

4: 不随意運動

第108回午後:第78問

抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。

1: 頻脈

2: 肝障害

3: 低血糖

4: 不整脈

5: 眼球突出

第107回午後:第29問

薬剤とその副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。

1: 副腎皮質ステロイド ──── 低血糖

2: ニューキノロン系抗菌薬 ──── 髄膜炎(meningitis)

3: アミノグリコシド系抗菌薬 ──── 視神経障害

4: スタチン〈HMG-CoA還元酵素阻害薬〉 ──── 横紋筋融解症(rhabdomyolysis)

第108回午前:第25問

副腎皮質ステロイドの作用はどれか。

1: 体重の減少

2: 血糖の低下

3: 血圧の低下

4: 免疫の促進

5: 炎症の抑制

第108回午前:第30問

低血糖時の症状はどれか。

1: 発疹

2: 徐脈

3: 冷汗

4: 多幸感

第101回午前:第15問

昇圧作用があるのはどれか。

1: インスリン

2: ワルファリン

3: アドレナリン

4: ニトログリセリン

第100回午前:第24問

副腎皮質ステロイドの作用はどれか。

1: 炎症の抑制

2: 食欲の抑制

3: 免疫の促進

4: 血糖の低下

5: 血圧の低下

第102回午前:第22問

低血糖の症状または所見はどれか。

1: 口渇

2: 徐脈

3: 多尿

4: 発汗

5: 発熱

A さん(52 歳、男性)は、 5 年前に健康診断で高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。 5 年ぶりに健康診断を受けたところ尿蛋白+で、内科を受診し腎機能障害を指摘された。A さんは、身長 160 cm、体重 56 kg であり、体温 36.1 ℃、呼吸数18/分、脈拍 64/分、整で、血圧 166/96 mmHg であった。血液検査データは、Hb9.3 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、クレアチニン 2.3 mg/dL、HbA1c 5.6 %、K 3.9mEq/L、推算糸球体濾過量〈eGFR〉25 mL/分/1.73 m2 であり、特に自覚症状はなく、浮腫はみられない。

第104回午前:第96問

現時点で A さんに起こる危険性が高いのはどれか。

1: 低リン血症

2: 血糖値の上昇

3: 虚血性心疾患 (ischemic heart disease)

4: 甲状腺機能亢進症 (hyperthyroidism)

第103回午前:第15問

抗血小板作用と抗炎症作用があるのはどれか。

1: ヘパリン

2: アルブミン

3: アスピリン

4: ワルファリン

第106回午後:第42問

1型糖尿病(type1 diabetes mellitus)と診断された人への説明で適切なのはどれか。

1: 自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。

2: 食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。

3: 低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。

4: 運動は朝食前が効果的である。

第103回午後:第14問

ジゴキシンの主な有害な作用はどれか。

1: 振戦

2: 不整脈 (arrhythmia)

3: 聴覚障害

4: 満月様顔貌〈ムーンフェイス〉

第105回午前:第17問

ステロイド薬の副作用(有害事象)はどれか。

1: 便秘

2: 口内炎(stomatitis)

3: 低血圧

4: 骨粗鬆症(osteoporosis)

第100回午後:第17問

ニトログリセリンの副作用はどれか。

1: 多尿

2: 易感染

3: 血圧の低下

4: 消化管からの出血

Aさん(55歳、男性、自営業)は、父親(78歳)と2人暮らし。Aさんは、2年前から食後に心窩部痛を感じていたが、医療機関を受診していなかった。午後3時、Aさんは胃部不快感を訴えた直後、突然コップ1杯程度の吐血があり倒れた。父親が救急車を呼び、救急病院に搬送された。到着時、意識はジャパン・コーマ・スケール(JCS)Ⅰ- 3。バイタルサインは、体温36.4℃、呼吸数20/分、脈拍124/分、整、血圧86/50mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)95%。顔面は蒼白で、皮膚は湿潤している。四肢冷感を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様であるが、黄染を認めない。腹部は平坦で腸蠕動音は微弱、心窩部に圧痛を認めるが、筋性防御はない。胃部不快感は受診前よりも改善している。担当した医師に父親が「息子は黒い便が出ると言っていた」と伝えた。

第108回午後:第118問

Aさんの状態で考えられるのはどれか。

1: 出血性ショック

2: イレウス

3: 低血糖

4: 脱水

第108回午後:第15問

狭心症発作時に舌下投与するのはどれか。

1: ヘパリン

2: ジゴキシン

3: アドレナリン

4: ニトログリセリン

Aさん(81歳、女性)は、1人暮らし。7年前から糖尿病(diabetes mellitus)、高血圧症(hypertension)、便秘症(constipation)で病院の内科に定期的に通院しており、近所に住む長女が時々様子を見に来ていた。本日、長女がAさん宅を訪ねたところ、Aさんは床に倒れて起き上がれなくなっていた。受診の結果、胸椎と腰椎の圧迫骨折(compression fracture)で病院に入院した。入院時、Aさんは病棟看護師に「朝食は食べていません。朝の薬を飲んだと思うが、はっきり覚えてません。家に帰ればわかります」と話した。病棟看護師が体のことで心配なことはあるかを問うと「この半年で体重が2kg減りました。最近は疲れやすく歩くのもゆっくりで、握力も弱くなり荷物を持つのがつらいです。このまま寝たきりになるのではないかと不安です」と話した。内科のカルテには1か月前の計測で身長150cm、体重41kgと記載されていた。入院時のバイタルサインは、体温36.6℃、呼吸数16/分、脈拍80/分、血圧144/88mmHg。血糖値114mg/dLで、軽度の皮膚湿潤があった。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは29点であった。

第108回午前:第118問

入院時のアセスメントで適切なのはどれか。

1: 頻脈がある。

2: 低血糖である。

3: フレイルである。

4: 高度な認知機能の低下がある。