副作用(有害事象)として低血糖症状を起こす可能性があるのはどれか。
1: ジゴキシン
2: インスリン
3: フェニトイン
4: ワルファリン
脾機能亢進症(hypersplenism)でみられる所見はどれか。
1: 貧血
2: 低血糖
3: 発汗過多
4: 血小板数の増加
5: 低カリウム血症
抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。
1: 頻脈
2: 肝障害
3: 低血糖
4: 不整脈
5: 眼球突出
Aさん(55歳、男性、自営業)は、父親(78歳)と2人暮らし。Aさんは、2年前から食後に心窩部痛を感じていたが、医療機関を受診していなかった。午後3時、Aさんは胃部不快感を訴えた直後、突然コップ1杯程度の吐血があり倒れた。父親が救急車を呼び、救急病院に搬送された。到着時、意識はジャパン・コーマ・スケール(JCS)Ⅰ- 3。バイタルサインは、体温36.4℃、呼吸数20/分、脈拍124/分、整、血圧86/50mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)95%。顔面は蒼白で、皮膚は湿潤している。四肢冷感を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様であるが、黄染を認めない。腹部は平坦で腸蠕動音は微弱、心窩部に圧痛を認めるが、筋性防御はない。胃部不快感は受診前よりも改善している。担当した医師に父親が「息子は黒い便が出ると言っていた」と伝えた。
Aさんの状態で考えられるのはどれか。
1: 出血性ショック
2: イレウス
3: 低血糖
4: 脱水
Aさん(73歳、女性)は夫(73歳)と2人暮らし。6年前にParkinson〈パーキンソン〉病Parkinson diseaseと診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn - Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、Aさんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。Aさんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。
外来看護師がAさんと夫に説明する副作用〈有害事象〉の内容で正しいのはどれか。
1: 低血糖
2: 体重増加
3: 呼吸器症状
4: 不随意運動
Aさん(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemic lupus erythematosus)と診断され治療目的で入院した。入院時所見は身長160cm、体重55kg。血圧142/80mmHg。血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb12.5g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、抗核抗体は陽性であった。
入院時のアセスメントで正しいのはどれか。
1: 貧血
2: 出血傾向
3: 易感染状態
4: 腎機能低下