成人の鼻孔から噴門までの長さで適切なのはどれか。
1: 5〜15 cm
2: 25〜35 cm
3: 45〜55 cm
4: 65〜75 cm
成人患者の気管内の一時的吸引における吸引圧で正しいのはどれか。
1: -100〜-150mmHg
2: -200〜-250mmHg
3: -300〜-350mmHg
4: -400〜-450mmHg
鼻腔内の吸引で正しいのはどれか。
1: 無菌操作で行う。
2: 吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する。
3: 鼻翼から一定の距離で固定して吸引する。
4: 吸引チューブを回転させながら吸引する。
1回の気管内吸引を30秒以上実施した場合に生じるのはどれか。
1: 嘔吐
2: 感染
3: 低酸素血症
4: 気道粘膜の損傷
成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。
1: 実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
2: 吸引圧は‐40kPa(300mmHg)に調整する。
3: 気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
4: カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
5: カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
A ちゃん(生後 4 か月、女児)は、 4 、 5 日前から鼻汁と咳嗽とが出現し、今朝から 38.0〜39.0 ℃の発熱があり水分摂取が困難になったため受診した。検査の結果、RS ウイルス抗原陽性で急性細気管支炎 (acute bronchiolitis) と診断され入院した。入院時、口唇色と顔色はやや不良、呼吸数 60/分、心拍数 150/分、血圧 90/52 mmHg で、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88 %であった。血液検査データは、赤血球 480 万/μL、Hb 12.8 g/dL、Ht 39 %、白血球 12,000/μL、CRP 5.5 mg/dL。動脈血液ガス分析は、動脈血炭酸ガス分圧〈PaCO2〉45 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO2〉58 Torr であった。胸部エックス線撮影で肺野に異常陰影は認められない。
去痰薬の吸入を 1 日 3 回と、口腔内と鼻腔内の吸引を適宜実施するよう指示が出された。去痰薬の吸入後、聴診をすると呼吸数 48/分、右上葉の呼吸音が減弱していた。A ちゃんの排痰を促す適切な体位はどれか。
1: 仰臥位
2: 腹臥位
3: 右側臥位
4: 左側臥位
成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。
1: 6〜8 cm
2: 12〜14 cm
3: 18〜20 cm
4: 24〜26 cm
無菌操作を必要とするのはどれか。
1: 鼻腔吸引
2: 気管内吸引
3: 口腔内吸引
4: 胃内容物の吸引
注入時の浣腸液の温度で適切なのはどれか。
1: 32〜33 ℃
2: 36〜37 ℃
3: 40〜41 ℃
4: 44〜45 ℃
慢性副鼻腔炎(chronic sinusitis)についての説明で適切なのはどれか。
1: 1週間の内服で症状が軽減すれば受診の必要はない。
2: 発症後1週は空気感染の危険性がある。
3: 眼窩内感染を起こす危険性がある。
4: 透明の鼻汁が特徴的である。
受精から着床開始までの期間はどれか。
1: 1〜 2 日
2: 6〜 7 日
3: 13〜14 日
4: 20〜21 日
一般的な病室における冬季の湿度で適切なのはどれか。
1: 約10%
2: 約30%
3: 約50%
4: 約70%
健康な成人における1日の平均尿量はどれか。
1: 100mL
2: 500mL
3: 1,500mL
4: 2,500mL
過呼吸で正しいのはどれか。
1: 吸気時に下顎が動く。
2: 1回換気量が増加する。
3: 呼吸数が24/分以上になる。
4: 呼吸リズムが不規則になる。
成人女性に一時的な導尿を行う際に、カテーテルを挿入する長さはどれか。
1: 1〜3cm
2: 5〜7cm
3: 9〜11cm
4: 18〜20cm
小児の呼吸法が、腹式呼吸から成人と同じ胸式呼吸に変化する時期はどれか。
1: 生後6か月
2: 3歳
3: 7歳
4: 12歳
成人の腸骨の骨髄穿刺で適切なのはどれか。
1: 穿刺前6時間は絶食とする。
2: 穿刺は仰臥位で行う。
3: 穿刺時は深呼吸を促す。
4: 穿刺後、穿刺部位は圧迫止血する。
救急外来を受診した成人患者で、治療の緊急度が最も高いのはどれか。
1: 2時間ほど前から右上下肢に力が入らず、ろれつが回らない。
2: 3日前にペットの葬儀が終わり、食欲がなく、夜眠れない。
3: プールでの日焼けによって背部全体が発赤している。
4: 市販の風邪薬を通常の2倍量服用した。
成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。
1: 10~20度
2: 30~40度
3: 50~60度
4: 70~80度
死後の処置について最も適切なのはどれか。
1: 体内に挿入したチューブ類の除去は家族同席で行う。
2: 枕の高さを低くし開口を防ぐ。
3: 死亡後 2 時間以内に行う。
4: 口腔内は吸引しない。