成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。
1: 実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
2: 吸引圧は‐40kPa(300mmHg)に調整する。
3: 気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
4: カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
5: カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
1回の鼻腔内吸引時間の目安で適切なのはどれか。
1: 10~15秒
2: 20~25秒
3: 30~35秒
4: 40~45秒
成人の鼻孔から噴門までの長さで適切なのはどれか。
1: 5〜15 cm
2: 25〜35 cm
3: 45〜55 cm
4: 65〜75 cm
Aさん (42歳、女性)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症<ALS>(amyotrophic lateral sclerosis)の確定診断を受けた。夫( 50歳)と長女 (16歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護2の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。
6か月後、Aさんは呼吸障害と嚥下障害とが進行し、気管切開による人工呼吸療法を開始するために入院した。 退院に向けて病棟看護師が行う家族への気管内吸引の説明として最も適切なのはどれか。
1: 夜間に定期的な吸引を行う。
2: 就寝前に体位ドレナージを行う。
3: 気道内圧が低下したら吸引する。
4: 吸引時は気管カニューレのカフ圧を上げる。
鼻腔内の吸引で正しいのはどれか。
1: 無菌操作で行う。
2: 吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する。
3: 鼻翼から一定の距離で固定して吸引する。
4: 吸引チューブを回転させながら吸引する。
成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。
1: 6〜8 cm
2: 12〜14 cm
3: 18〜20 cm
4: 24〜26 cm
成人患者の気管支喘息(bronchial asthma)の治療で正しいのはどれか。
1: テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。
2: 副腎皮質ステロイド薬吸入後の含嗽は必要ない。
3: インフルエンザワクチン接種は禁忌である。
4: 発作時にはβ遮断薬を内服する。
気管内吸引の時間が長いと低下しやすいのはどれか。
1: 血圧
2: 体温
3: 血糖
4: 動脈血酸素飽和度〈SaO2〉
成人の静脈血採血で通常用いられる注射針の太さはどれか。
1: 14G
2: 18G
3: 22G
4: 26G
無菌操作を必要とするのはどれか。
1: 鼻腔吸引
2: 気管内吸引
3: 口腔内吸引
4: 胃内容物の吸引
成人に血液検査のための静脈血採血をする際、最も適した注射針はどれか。
1: 16G
2: 18G
3: 22G
4: 27G
1回の気管内吸引を30秒以上実施した場合に生じるのはどれか。
1: 嘔吐
2: 感染
3: 低酸素血症
4: 気道粘膜の損傷
小児の呼吸法が、腹式呼吸から成人と同じ胸式呼吸に変化する時期はどれか。
1: 生後6か月
2: 3歳
3: 7歳
4: 12歳
成人女性に一時的な導尿を行う際に、カテーテルを挿入する長さはどれか。
1: 1〜3cm
2: 5〜7cm
3: 9〜11cm
4: 18〜20cm
成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。
1: 10~20度
2: 30~40度
3: 50~60度
4: 70~80度
成人の膀胱の平均容量はどれか。
1: 100 mL
2: 500 mL
3: 1,000 mL
4: 1,500 mL