第109回午前第84問の類似問題

第110回午後:第80問

Aさん(48歳、男性、会社員)は、大量の飲酒の後、急激な上腹部痛と背部痛を訴え、救急外来を受診し、急性膵炎acute pancreatitisと診断された。  Aさんの救急外来受診時の血液検査結果で予測されるのはどれか。

1: 血小板数の増加

2: 血清LDH値の低下

3: 血清γ–GTP値の低下

4: 血清アミラーゼ値の上昇

5: 血清カルシウム値の上昇

第111回午前:第45問

慢性膵炎患者chronic pancreatitisの食事療法で制限が必要なのはどれか。

1: 蛋白質

2: カリウム

3: 食物繊維

4: アルコール

第109回午前:第85問

もやもや病(acute pancreatitis)で正しいのはどれか。2つ選べ

1: 指定難病ではない。

2: 遺伝的要因が関与する。

3: 病変はくも膜下腔にある。

4: 平滑筋の過度の収縮

5: 進行性の脳血管閉塞症cerebrovascular occlusion(cerebrovascular occlusion)である。

第104回午前:第41問

慢性膵炎 (chronic pancreatitis) の患者の食事療法で制限が必要なのはどれか。

1: 糖質

2: 脂質

3: 蛋白質

4: 脂溶性ビタミン

第111回午前:第87問

急性胆管炎acute cholangitisの代表的な3症状を示すCharcot〈シャルコー〉3徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。

1: 黄疸

2: 嘔吐

3: 下痢

4: 発熱

5: 意識障害

Aさん(53歳、男性、会社員)は、1週前から倦怠感が強く、尿が濃くなり、眼の黄染もみられたため、近くの医療機関を受診し黄疸と診断された。総合病院の消化器内科を紹介され受診した。時々、便が黒いことはあったが、腹痛はなかった。既往歴に特記すべきことはない。来院時のバイタルサインは、体温36.8℃、脈拍68/分、血圧134/82mmHgであった。血液検査データは、アルブミン4.2g/dL、AST〈GOT〉69IU/L、ALT〈GPT〉72IU/L、総ビリルビン14.6 mg/dL、直接ビリルビン12.5mg/dL、アミラーゼ45IU/L、Fe27μg/dL、尿素窒素16.5mg/dL、クレアチニン0.78mg/dL、白血球9,200/μL、Hb11.2g/dL、血小板23万/μL、CRP2.8mg/dLであった。

第106回午前:第91問

Aさんのアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 脱水がある。

2: 閉塞性黄疸(obstructive jaundice)である。

3: 膵炎(pancreatitis)を発症している。

4: 急性腎不全(acute renal failure)を発症している。

5: 鉄欠乏性貧血(iron-deficiency anemia)の可能性がある。

Aさん56歳、(女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。 身体所見          :身長155cm、体重82kg。体温38.2 ℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。 検査所見          :白血球14,960/μL、Hb 12.8g/dL。総ビリルビン8.7 mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121 IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。 腹部超音波検査所見:胆嚢壁の肥厚、胆嚢の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。

第109回午後:第94問

Aさんの病態で正しいのはどれか。

1: 急性胃炎(acute gastritis)

2: 急性腎不全(acute renal failure)

3: 閉塞性黄疸(obstructive jaundice)

4: 溶血性貧血(hemolytic anemia)

第105回午後:第44問

Aさん(43歳、男性)は、胆道狭窄のため内視鏡的逆行性胆管膵管造影<ERCP>検査を受けた。検査後に心窩部痛が出現したため、禁食、抗菌薬および蛋白分解酵素阻害薬による治療が行われている。 翌日実施した血液検査の項目でAさんに生じている合併症を判断できるのはどれか。

1: アミラーゼ

2: アルブミン

3: クレアチニン

4: クレアチンキナーゼ

Aさん(52歳、男性)は、5年前にC型肝炎(hepatitis C)、肝硬変(liver cirrhosis)と診断され、1回の入院歴がある。退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。夕食の2時間後に約1,100mLの吐血があり、緊急入院となった。 身体所見:体温35.4℃、呼吸数26/分、脈拍122/分、血圧86/42 mmHg、顔面は蒼白、冷汗を認める。意識は清明だが不安げな表情をしている。 検査所見:赤血球278万/μL、Hb 8.4g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、アンモニア188μg/dL、K 3.9mEq/L、血糖102mg/dL。

第108回午後:第91問

入院時のAさんの状態として考えられるのはどれか。

1: 急性アルコール中毒(acute alcohol intoxication)

2: 食道静脈瘤破裂(rupture of esophageal varices)

3: 迷走神経反射

4: 低血糖発作

第103回午前:第34問

腎盂腎炎(pyelonephritis)について正しいのはどれか。

1: 両腎性である。

2: 初尿を用いて細菌培養を行う。

3: 肋骨脊柱角の叩打痛が特徴である。

4: 原因菌は Gram〈グラム〉陽性球菌が多い。

第102回午後:第22問

McBurney〈マックバーネー〉点の圧痛を特徴とする疾患はどれか。

1: 胃潰瘍(gastric ulcer)

2: 急性膵炎(acute pancreatitis)

3: 尿管結石症(ureterolithiasis)

4: 急性虫垂炎(acute appendicitis)

5: 子宮内膜症(endometriosis)

第106回午前:第13問

胸痛を訴えるのはどれか。

1: 髄膜炎(meningitis)

2: 腎結石(renal stone)

3: 急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)

4: Ménière〈メニエール〉病(Ménièreʼs disease)