第111回午前第87問の類似問題

第109回午前:第84問

急性膵炎(acute pancreatitis)で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 成因はアルコール性より胆石性が多い。

2: 重症度判定には造影CTが重要である。

3: 血中アミラーゼ値が低下する。

4: 鎮痛薬の投与は禁忌である。

5: 初発症状は上腹部痛である。

Aさん56歳、(女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。 身体所見          :身長155cm、体重82kg。体温38.2 ℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。 検査所見          :白血球14,960/μL、Hb 12.8g/dL。総ビリルビン8.7 mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121 IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。 腹部超音波検査所見:胆嚢壁の肥厚、胆嚢の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。

第109回午後:第94問

Aさんの病態で正しいのはどれか。

1: 急性胃炎(acute gastritis)

2: 急性腎不全(acute renal failure)

3: 閉塞性黄疸(obstructive jaundice)

4: 溶血性貧血(hemolytic anemia)

第102回午前:第86問

疾病とその特徴的な所見の組合せで正しいのはどれか。

1: 急性虫垂炎(acute appendicitis) ─ 血便

2: ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome) ─ 高血圧

3: 重症筋無力症(myasthenia gravis) ─ けいれん

4: クループ症候群(croup syndrome) ─ 吸気性喘鳴

5: Cushing〈クッシング〉症候群(Cushing syndrome) ─ 頸部リンパ節腫脹

A君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40歳、会社員)と母親(38歳、主婦)との3人暮らし。 多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A君は身長123cm、体重27.5kg(1か月前の体重は29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温36.9℃、脈拍100/分、血圧98/42mmHg。随時血糖300mg/dL、HbA1c 9.3%、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ<GAD>抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析pH 7.02であった。

第109回午前:第103問

入院時に確認する症状はどれか。2つ選べ。

1: 咳嗽

2: 腹痛

3: 浮腫

4: 発疹

5: 意識レベル

第103回午後:第33問

急性左心不全 (acute left heart failure) の症状はどれか。

1: 肝腫大

2: 呼吸困難

3: 下腿浮腫

4: 頸静脈怒張

第110回午後:第85問

炎症の4徴候に含まれるのはどれか。2つ選べ。

1: 壊疽

2: 腫脹

3: 膿瘍

4: 発赤

5: 浮腫