ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉が感染する細胞はどれか。
1: 好中球
2: 形質細胞
3: Bリンパ球
4: ヘルパー〈CD4陽性〉Tリンパ球
5: 細胞傷害性〈CD8陽性〉Tリンパ球
白血球減少症 (leukopenia) で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1: 好塩基球数は増加する。
2: EB ウイルス感染によって起こる。
3: 白血球数が 3,000/μL 以下をいう。
4: 好中球減少症 (neutropenia) では細菌に感染しやすくなる。
5: 無顆粒球症(agranulocytosis)は単球がなくなった病態をいう。
抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。
1: 花粉症pollinosis
2: 蕁麻疹
3: ツベルクリン反応
4: アナフィラキシーショックanaphylactic shock
5: インフルエンザinfluenzaの予防接種
日和見感染症 (opportunistic infection) の起炎菌はどれか。2つ選べ。
1: メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉
2: インフルエンザ菌
3: A群溶連菌
4: 髄膜炎菌
5: 緑膿菌
急性炎症と比較して慢性炎症に特徴的な所見はどれか。2つ選べ。
1: 好中球浸潤
2: CRPの上昇
3: リンパ球浸潤
4: 形質細胞の浸潤
5: 血管透過性の亢進
抗体を産生するのはどれか。
1: 顆粒球
2: T細胞
3: NK細胞
4: 形質細胞
5: マクロファージ
健常な成人の血液中にみられる細胞のうち、核が無いのはどれか。
1: 単球
2: 好中球
3: 赤血球
4: リンパ球
細菌感染で起こるショックはどれか。
1: 心原性ショック
2: 敗血症性ショック
3: アナフィラキシーショック
4: 循環血液量減少性ショック
空気感染するのはどれか。
1: 結核菌
2: 腸管出血性大腸菌
3: ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉
4: メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉
貪食能を有する細胞はどれか。
1: 好酸球
2: B リンパ球
3: 線維芽細胞
4: 血管内皮細胞
5: マクロファージ
院内感染の観点から、多剤耐性に注意すべきなのはどれか。
1: ジフテリア菌
2: 破傷風菌
3: 百日咳菌
4: コレラ菌
5: 緑膿菌
Aさん(65歳、男性)は、右下葉の肺癌(lung cancer)(T3N2M0)と診断され、抗癌化学療法(シスプラチン+エトポシド)1クール4日間を4クール行うことになった。入院時のAさんは、体温36.2度、呼吸数18/分、脈拍72/分、血圧124/74mmHgであった。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は98%で、咳嗽が時々みられるが、痰の喀出はなく、胸部の聴診にて副雑音はない。Aさんの血液検査の結果は、白血球5600/μl、アルブミン3.7g/dl、CRP0.3mg/dlであった。Aさんは20歳のころから毎日20本の煙草(たばこ)を吸っていたが、60歳のときに禁煙した。
抗癌化学療法が開始されて5日が経過した。Aさんの血液検査の結果は、白血球2100/μl(好中球50%)である。 看護師が行うAさんへの感染予防の対策で適切なのはどれか。
1: 加熱食に変更する。
2: マスクの着用を促す。
3: 面会者の入室を禁止する。
4: クリーンルームに入室とする。
急性骨髄性白血病(acute myelogeneous leukemia)の検査所見で正しいのはどれか。
1: 赤血球数が増加する。
2: 血小板数が増加する。
3: 白血球分画に白血病裂孔を認める。
4: ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が3%未満である。
血液中の濃度の変化が膠質浸透圧に影響を与えるのはどれか。
1: 血小板
2: 赤血球
3: アルブミン
4: グルコース
5: ナトリウムイオン
細菌性髄膜炎(bacterial meningitis)の症状はどれか。
1: 羞明
2: 羽ばたき振戦
3: Raynaud(レイノー)現象
4: Blumberg(ブルンベルグ)徴候