急性骨髄性白血病(acute myelogeneous leukemia)の検査所見で正しいのはどれか。
1: 赤血球数が増加する。
2: 血小板数が増加する。
3: 白血球分画に白血病裂孔を認める。
4: ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が3%未満である。
細菌感染による急性炎症で最初に反応する白血球はどれか。
1: 単球
2: 好酸球
3: 好中球
4: 好塩基球
5: リンパ球
ウイルスが原因で発症するのはどれか。
1: 多発性骨髄腫(multiple myeloma)
2: 鉄欠乏貧血(iron-deficiency anemia)
3: 再生不良性貧血(aplastic anemia)
4: 成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia)
Aさん(56歳、男性)は、化学療法後の血液検査にて好中球数300/mm3であった。 Aさんの状態で正しいのはどれか。
1: 入浴を控える必要がある。
2: 日和見感染症(opportunistic infection)のリスクが高い。
3: 口腔ケアには歯間ブラシを用いる必要がある。
4: 化学療法の開始前と比べリンパ球数は増加している。
ウイルスが原因で発症するのはどれか。
1: 血友病 (hemophilia)
2: 鉄欠乏性貧血 (iron-deficiency anemia)
3: 再生不良性貧血 (aplastic anemia)
4: 成人 T細胞白血病〈ATL〉 (adult T-cell leukemia)
悪性貧血pernicious anemiaで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 黄疸が生じる。
2: 異食症picaが出現する。
3: 小球性の貧血である。
4: 胃癌gastric cancerの発症率が高い。
5: 自己免疫機序で発症する。
ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉が感染する細胞はどれか。
1: 好中球
2: 形質細胞
3: Bリンパ球
4: ヘルパー〈CD4陽性〉Tリンパ球
5: 細胞傷害性〈CD8陽性〉Tリンパ球
Aさん(65歳、男性)は、右下葉の肺癌(lung cancer)(T3N2M0)と診断され、抗癌化学療法(シスプラチン+エトポシド)1クール4日間を4クール行うことになった。入院時のAさんは、体温36.2度、呼吸数18/分、脈拍72/分、血圧124/74mmHgであった。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は98%で、咳嗽が時々みられるが、痰の喀出はなく、胸部の聴診にて副雑音はない。Aさんの血液検査の結果は、白血球5600/μl、アルブミン3.7g/dl、CRP0.3mg/dlであった。Aさんは20歳のころから毎日20本の煙草(たばこ)を吸っていたが、60歳のときに禁煙した。
抗癌化学療法が開始されて5日が経過した。Aさんの血液検査の結果は、白血球2100/μl(好中球50%)である。 看護師が行うAさんへの感染予防の対策で適切なのはどれか。
1: 加熱食に変更する。
2: マスクの着用を促す。
3: 面会者の入室を禁止する。
4: クリーンルームに入室とする。
白血球について正しいのはどれか。
1: 酸素を運搬する。
2: 貪食作用がある。
3: 骨髄で破壊される。
4: 血液 1μl中に 10万〜 20万個含まれる。