死後の処置で適切なのはどれか。
1: 身体に挿入されたチューブ類は抜かずにガーゼで包む。
2: 鼻腔には最初に青梅綿を詰め、次に脱脂綿を詰める。
3: 和式着物のひもは縦結びにする。
4: 義歯は外して保管する。
死後の処置について最も適切なのはどれか。
1: 体内に挿入したチューブ類の除去は家族同席で行う。
2: 枕の高さを低くし開口を防ぐ。
3: 死亡後 2 時間以内に行う。
4: 口腔内は吸引しない。
高齢者の義歯の取り扱い方法で正しいのはどれか。
1: 就寝時に外す。
2: 熱湯で洗浄する。
3: 保管時は乾燥させる。
4: 総義歯は奥歯を起点に外す。
Aさん(38歳、会社員、女性)は夫と2人暮らし。通勤中に突然の頭痛を訴えて倒れ、救急搬送された。入院後に行った頭部CT検査および頭部MRI検査で、脳腫瘍brain tumorと診断された。Aさんは脳腫瘍摘出のために開頭術を受けた。
帰室後の看護として適切なのはどれか。
1: 発熱時の冷罨法は禁忌である。
2: 徐脈時は経過観察とする。
3: ベッドの頭側を挙上する。
4: 頸部を前屈させる。
右片麻痺患者の寝衣交換で適切なのはどれか。
1: 左から脱がせ、右から着せる。
2: 左から脱がせ、左から着せる。
3: 右から脱がせ、左から着せる。
4: 右から脱がせ、右から着せる。
左上肢に拘縮のある患者の寝衣交換で正しいのはどれか。
1: 脱がせるときも着せるときも右手から行う。
2: 脱がせるときは右手から行い、着せるときは左手から行う。
3: 脱がせるときも着せるときも左手から行う。
4: 脱がせるときは左手から行い、着せるときは右手から行う。
成人の後腸骨稜からの骨髄穿刺で正しいのはどれか。
1: 仰臥位で行う。
2: 穿刺時は深呼吸を促す。
3: 骨髄液吸引時に痛みが生じる。
4: 終了後、当日の入浴は可能である。
全介助が必要な臥床患者の口腔ケアで適切なのはどれか。
1: スポンジブラシは水を含ませた後、絞って使用する。
2: 頸部を後屈した体位で実施する。
3: 終了後は口腔内を乾燥させる。
4: 舌苔は強くこすって除去する。
口腔ケアで適切なのはどれか。
1: 歯肉出血があっても実施する。
2: 含嗽のできない患者には禁忌である。
3: 総義歯の場合、義歯の洗浄のみでよい。
4: 経口摂取をしていない患者には不要である。
Aさん(52歳、男性)、自営業。既往歴に特記すべきことはない。屋根を補修するためにはしごを登っていたところ、足を滑らせて転落し、頭部を打撲した。救急車で病院に搬送され、頭部 CTで、右前頭葉と側頭葉の脳挫傷(cerebral contusion)と右側頭葉の脳内血腫(intracerebral hematoma)を認めた。
このときのAさんへの看護で適切なのはどれか。
1: 後頭部を氷枕で冷やす。
2: 上半身を30度程度挙上する。
3: 左上下肢の関節屈曲運動を行う。
4: 右上肢を抑制して硬膜外ドレーン抜去を予防する。
患者の洗髪の介助方法で適切なのはどれか。
1: 脱脂綿で耳栓をする。
2: 43~44℃の湯をかける。
3: 指の腹を使って洗う。
4: 強い振動を加えて洗う。
口腔ケアで適切なのはどれか。
1: 歯肉出血がある場合は実施しない。
2: 含嗽ができない患者には禁忌である。
3: 経口摂取の有無に関係なく実施する。
4: 総義歯の場合は義歯を入れた状態で実施する。
患者の洗髪の介助方法で適切なのはどれか。
1: 30℃の湯をかける。
2: 脱脂綿で耳栓をする。
3: 指の腹を使って洗う。
4: 強い振動を加えて洗う。
Aさん(58歳、男性)は、妻(55歳、会社員)、長女夫婦および生後5か月の孫の5人で暮らしている。頸椎の後縦靱帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament)と診断され椎弓形成術を受けた。リハビリテーション病院に転院し2か月前に退院した。退院時から週1回の訪問看護を受けている。現在の症状は、下肢のしびれ、知覚鈍麻、筋力低下、上下肢の痙性麻痺および膀胱直腸障害である。移動は車椅子で、食事はリハビリテーション用のフォークを使用して座位で摂取している。排泄は家族に見守られながら尿器とポータブルトイレとを使用し、自分で行っている。
ある日、Aさんに軽度の歯肉出血および歯肉の腫脹がみられるようになった。疼痛はない。訪問歯科診療を受け、口腔ケアを徹底するよう促された。リハビリテーション病院に入院していたときは、自助具を利用して口腔ケアの練習をしていた。退院後は妻が口腔ケアを介助していたが、最近は仕事の帰りが遅く、Aさんは妻を待てずに寝てしまうと言う。また、Aさんは育児で疲れている長女には頼めないと話す。 看護師のAさんへの提案で最も適切なのはどれか。
1: 日中の口腔ケアを徹底する。
2: 長女に口腔ケアを依頼する。
3: 就寝時刻を遅くするよう提案する。
4: 妻が夜に実施できる時間帯を検討する。
5: Aさんが自立してできる方法を検討する。
患者の状態と寝衣の特徴との組合せで適切なのはどれか。
1: 発熱がある患者 ── 防水性のもの
2: 開腹術直後の患者 ── 上着とズボンに分かれたもの
3: 意識障害のある患者 ── 前開きのもの
4: 下肢に浮腫のある患者 ── 足首にゴムが入っているもの