第108回午後第25問の類似問題

第107回午前:第15問

肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。

1: CRP

2: 尿素窒素

3: アミラーゼ

4: ALT〈GPT〉

A さん(52 歳、男性)は、 5 年前に健康診断で高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。 5 年ぶりに健康診断を受けたところ尿蛋白+で、内科を受診し腎機能障害を指摘された。A さんは、身長 160 cm、体重 56 kg であり、体温 36.1 ℃、呼吸数18/分、脈拍 64/分、整で、血圧 166/96 mmHg であった。血液検査データは、Hb9.3 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、クレアチニン 2.3 mg/dL、HbA1c 5.6 %、K 3.9mEq/L、推算糸球体濾過量〈eGFR〉25 mL/分/1.73 m2 であり、特に自覚症状はなく、浮腫はみられない。

第104回午前:第94問

腎機能の悪化によるものと考えられるデータはどれか

1: 体 重

2: 血清カリウム値

3: ヘモグロビン値

4: 血清アルブミン値

第103回午後:第80問

血液検査で抗凝固剤が入っている採血管を使用するのはどれか。

1: 血球数

2: 電解質

3: 中性脂肪

4: 梅毒抗体

5: 交差適合試験

第105回午前:第15問

糖尿病(diabetes mellitus)の血糖コントロールの指標となる検査値はどれか。

1: 総ビリルビン

2: 総コレステロール

3: グリコヘモグロビン

4: クレアチニンクリアランス

Aさん(34歳、男性)は、運送会社で配達を担当している。6か月前の職場の健康診断で、血圧142/90 mmHg と尿蛋白2+、尿潜血2+を指摘されたが放置していた。1週前、感冒様症状の後に紅茶色の尿がみられたため内科を受診した。血清IgA が高値でIgA腎症(IgA nephropathy)が疑われ入院した。

第105回午前:第94問

確定診断のために必要な検査はどれか。

1: 腎生検

2: 尿細胞診

3: 腎血管造影

4: 腹部超音波検査

5: 腎シンチグラフィ

第102回午後:第28問

低値によって脂質異常症(dyslipidemia)と診断される検査項目はどれか。

1: トリグリセリド

2: 総コレステロール

3: 低比重リポ蛋白コレステロール〈LDL-C〉

4: 高比重リポ蛋白コレステロール〈HDL-C〉

第103回午後:第84問

肝硬変 (cirrhosis)でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。

1: 血小板増多

2: 尿酸値上昇

3: 血清アルブミン値低下

4: 血中アンモニア値上昇

5: プロトロンビン時間短縮

第104回午前:第45問

生体検査はどれか。

1: 尿検査

2: 血液検査

3: 心電図検査

4: 脳脊髄液検査

第110回午後:第15問

痛風goutの患者の血液検査データで高値を示すのはどれか。

1: 尿酸

2: 尿素窒素

3: アルブミン

4: トリグリセリド

第109回午前:第77問

最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。

1: 核酸

2: リン脂質

3: 中性脂肪

4: グルコース

5: コレステロール

第102回午後:第45問

慢性腎不全(chronic renal failure)で透析導入を判断するときの指標となる検査はどれか。

1: 尿酸〈UA〉値

2: 糸球体濾過値〈GFR〉

3: 点滴静注腎盂造影〈DIP〉

4: PSP〈フェノールスルホンフタレイン〉15分値

第105回午後:第15問

貧血(anemia)の診断に用いられるのはどれか。

1: 血糖値

2: 尿酸値

3: C反応性蛋白値

4: ヘモグロビン濃度

Aさん(52歳、男性)は、 2か月で体重が7kg減少した。 2か月前から食事のつかえ感があるため受診した。検査の結果、胸部食道癌(thoracic esophageal cancer)と診断され、手術目的で入院した。

第101回午後:第94問

入院時の検査データは、Hb 9.5 g/dl、血清総蛋白 5.4 g/dl、アルブミン2.5 g/dl、 AST〈GOT〉24 I U/l、ALT〈GPT〉25 I U/l、γ-GTP 38 IU/l、尿素窒素 1 8 mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、プロトロンビン時間 82 %(基準 80〜120)であった。Aさんの状況で術後合併症のリスクとなるのはどれか。

1: 出血傾向

2: 腎機能障害

3: 低栄養状態

4: 肝機能障害