糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy)で正しいのはどれか。
1: 四肢の近位から遠位へと感覚障害が進行する。
2: 感覚神経よりも運動神経が障害されやすい。
3: 自律神経の障害を伴う。
4: 痛覚は障害されない。
糖尿病神経障害(diabetic neuropathy)について正しいのはどれか。
1: 神経細胞にアミロイドが沈着する。
2: 体幹部から始まることが多い。
3: 血流障害は原因とならない。
4: 自律神経に障害を認める。
関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。
1: 脊髄障害
2: 物理的圧迫
3: 脳血管障害
4: 糖尿病の合併症(diabetes mellitus)
Aさん(56歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40歳時の会社の健康診断で 2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。
Aさんの現在の状況のアセスメントで適切なのはどれか。
1: 緑内障(glaucoma)が疑われる。
2: 運動療法が必要である。
3: 糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy)が疑われる
4: 高蛋白質の食事摂取が必要である。
糖尿病神経障害 (diabetic neuropathy)のある患者へのフットケアの説明で適切なのはどれか。
1: 「靴は大きめのサイズがよいです」
2: 「靴下を履くようにしてください」
3: 「 1週間に 1回は足の観察をしてください」
4: 「足の傷は痛くなったら受診してください」
5: 「外出後は足をアルコールで消毒しましょう」
1型糖尿病(type1 diabetes mellitus)と診断された人への説明で適切なのはどれか。
1: 自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。
2: 食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。
3: 低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。
4: 運動は朝食前が効果的である。
糖尿病(diabetes mellitus)の合併症のうち、健康日本21(第二次)の目標に含まれるのはどれか。
1: 腎症
2: 感染症
3: 網膜症
4: 神経障害
5: 血行障害
成人期で、加齢に伴い糖尿病(diabetes mellitus)を発症しやすくなる原因はどれか。
1: 腎機能の低下
2: 免疫機能の低下
3: 動脈硬化の悪化
4: インスリン感受性の低下
糖尿病末梢神経障害による感覚障害のある患者へのフットケア指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 両足部を観察する。
2: 熱めの湯をかけて洗う。
3: 靴ずれしない靴を選ぶ。
4: なるべく素足で過ごす。
5: 爪は足趾の先端よりも短く切る。
中心静脈栄養法で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症はどれか。
1: 高血圧
2: 高血糖
3: 末梢静脈炎
4: 正中神経麻痺