糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy)で正しいのはどれか。
1: 四肢の近位から遠位へと感覚障害が進行する。
2: 感覚神経よりも運動神経が障害されやすい。
3: 自律神経の障害を伴う。
4: 痛覚は障害されない。
糖尿病神経障害(diabetic neuropathy)について正しいのはどれか。
1: 神経細胞にアミロイドが沈着する。
2: 体幹部から始まることが多い。
3: 血流障害は原因とならない。
4: 自律神経に障害を認める。
糖尿病神経障害 (diabetic neuropathy) で正しいのはどれか。
1: 運動神経は温存される。
2: 感覚障害は中枢側から起こる。
3: 三大合併症の中では晩期に発症する。
4: 自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。
術中の仰臥位の保持によって発生することがある腕神経叢麻痺(brachial plexus palsy)の原因はどれか。
1: 上腕の持続的圧迫
2: 前腕の回外の持続
3: 肘関節の持続的圧迫
4: 上肢の90度以上の外転
小脳失調でみられるのはどれか。
1: 下肢の麻痺が認められる。
2: 姿勢保持が困難になる。
3: 血圧が不安定になる。
4: 体がこわばる。
人工股関節全置換術を受けた患者で麻痺をきたす危険性が高いのはどれか。
1: 脛骨神経
2: 腓骨神経
3: 大腿神経
4: 坐骨神経
神経伝達物質と精神疾患の組合せで最も関連が強いのはどれか。
1: ドパミン ──── 脳血管性認知症 (cerebrovascular dementia)
2: セロトニン ──── うつ病 (depression)
3: ヒスタミン ──── Alzheimer〈アルツハイマー〉病 (Alzheimer disease)
4: アセチルコリン ──── 統合失調症 (schizophrenia)
Aさん(58歳、男性、会社員)は、妻(55歳)と2人暮らし。5年前から高血圧症(hypertention)、脂質異常症(dyslipidemia)を指摘され、降圧薬を内服していた。自宅で左半身に脱力感が出現し、救急車で搬送された。救急外来でCT及びMRI検査を行った結果、右中大脳動脈領域に脳梗塞(cerebral infarction)の所見が認められた。入院時は、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)E3V4M5、体温36.8℃、呼吸数16/分、脈拍66/分(不整)、血圧160/85mmHg、HbA1c 5.8%、心電図では、RR 間隔は不定で心拍数100/分であった。入院後、血栓溶解療法を受け、2日後からリハビリテーションが開始された。1週後には回復期リハビリテーション病棟へ転棟した。
Aさんの脳梗塞(cerebral infarction)の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 糖尿病(diabetes mellitus)
2: 胃潰瘍(gastric ulcer)
3: 高血圧症(hypertention)
4: 心房細動(atrial fibrillation)
5: 心房粗動(atrial flutter)