下垂体ホルモンの分泌低下により生じるのはどれか。 2 つ選べ。
1: 性早熟症 (sexual precocity)
2: 低身長症 (short stature)
3: 先端巨大症 (acromegaly)
4: Sheehan〈シーハン〉症候群 (Sheehan syndrome)
5: Cushing〈クッシング〉症候群 (Cushing syndrome)
卵巣癌(ovarian cancer)の特徴はどれか。
1: 20歳代での発症が多い。
2: 初期の段階では無症状の場合が多い。
3: ホルモン療法には腫瘍縮小効果がある。
4: ヒトパピローマウイルス感染が関与している。
43歳の女性のAさんは、過多月経を主訴に受診し、子宮筋腫(myoma of uterus)で単純子宮全摘術を受けた。 退院指導で最も適切なのはどれか。
1: 「貧血は改善するでしょう」
2: 「性行為は今度ずっとできません」
3: 「更年期症状が現れる可能性があります」
4: 「食物繊維をとるように心がけてください」
下血がみられる疾患はどれか。
1: 肝囊胞(liver cyst)
2: 大腸癌(colorectal cancer)
3: 卵巣癌(ovarian cancer)
4: 腎盂腎炎(pyelonephritis)
尿ケトン体が陽性になる疾患はどれか。
1: 肝硬変(cirrhosis)
2: 糖尿病(diabetes mellitus)
3: 尿路感染症(urinary tract infection)
4: ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome)
高齢者が共同生活をする施設で、感染の拡大予防のために個室への転室などの対応を必要とするのはどれか。
1: 白癬(tinea)
2: 帯状疱疹(herpes zoster)
3: 蜂窩織炎(cellulitis)
4: 角化型疥癬(keratotic scabies)
5: 皮膚カンジダ症(cutaneous candidiasis)
薬物と特に高齢者で観察すべき内容との組合せで正しいのはどれか。
1: ループ利尿薬 ──── 出血傾向
2: ベンゾジアゼピン系睡眠薬 ──── 血中尿酸値
3: 非ステロイド性消炎鎮痛薬 ──── 消化器症状
4: β遮断薬 ──── 血中カリウム濃度
成人期で、加齢に伴い糖尿病(diabetes mellitus)を発症しやすくなる原因はどれか。
1: 腎機能の低下
2: 免疫機能の低下
3: 動脈硬化の悪化
4: インスリン感受性の低下
加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。
1: 骨量の減少
2: 筋肉量の減少
3: 末血管抵抗の増強
4: 渇中枢の感受性の低下
5: 腎臓のナトリウム保持機能の亢進
若年者よりも高齢者が熱中症を起こしやすい理由はどれか。
1: 熱産生量の増加
2: 熱放散量の増加
3: 自律性体温調節反応の低下
4: 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下
性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)について正しいのはどれか。
1: 経口避妊薬の内服が予防に有効である。
2: 患者のパートナーは治療の対象ではない。
3: 10代では性器ヘルペス(genital herpes)の罹患が最も多い。
4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)の罹患は不妊症(infertility)の危険因子である。
加齢によって高齢者に便秘が起こりやすくなる原因で適切なのはどれか。
1: 経口摂取量の低下
2: 味覚の閾値の低下
3: 腸管での水分吸収の低下
4: 直腸内圧感受性の閾値の低下
老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。
1: 血中蛋白の低下ー薬効の減少
2: 腎血流量の低下ー薬効の減少
3: 肝血流量の低下ー薬効の増大
4: 消化機能の低下ー薬効の増大
更年期の女性で増加するのはどれか。
1: 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
2: テストステロン
3: プロラクチン
4: エストロゲン
高齢者に経口薬の薬効が強く現れる理由はどれか。
1: 骨密度の低下
2: 胃酸分泌の減少
3: 消化管運動の低下
4: 血清アルブミンの減少
浮腫が生じやすいのはどれか。
1: 甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)
2: 過剰な運動
3: 低栄養
4: 熱中症(heatillness)