子どもの運動機能の発達について正しいのはどれか。
1: 身体の下部から頭部の方向に進む。
2: 全身的な動きから細かな動きへ進む。
3: 新生児期には遺伝より環境の影響を受ける。
4: 反射運動は乳児期後期から幼児期にかけて活発になる。
一般的な思春期の発育の特徴について正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1: 骨端線が閉鎖する。
2: 性的成熟は男子の方が女子より早く始まる。
3: 成長ホルモンが性腺に作用して第二次性徴が起こる。
4: 男子では身長増加のピークの前に精巣の発育が始まる。
5: 女子では身長増加のピークの前に乳房の発育が終わる。
第二次性徴で正しいのはどれか。
1: 女児は乳房の発育から始まる。
2: 発現は男児が女児よりも早い。
3: 初経の開始後に、第二次発育急進が起こる。
4: 精通は11歳の男児のほとんどに認められる。
A君(男児)は3歳の誕生日を迎えた。生後8か月のときに鶏卵の摂取でアナフィラキシーを起こしたため、かかりつけ医を受診した。それ以降、現在までA君は鶏卵の摂取を禁止するよう説明されている。鶏卵以外の食物は摂取して問題がない。今回、A君は保育所の入所にあたり、かかりつけ医からアレルギー外来のあるB病院を紹介され受診した。3歳児健康診査が今後予定されている。A君は身長95cm(50パーセンタイル)、体重15kg(75パーセンタイル)、自分の名前と年齢を答えることができる。階段を1人で昇ることができるが、スキップはできない。排泄はオムツにしている。
A君の発育と発達のアセスメントで正しいのはどれか。
1: 肥満である。
2: 言語発達に遅れがある。
3: 排泄の自立に遅れがある。
4: 運動発達は年齢相応である。
子どもの遊びで正しいのはどれか。
1: 身体機能の発達を促す。
2: 1歳でごっこ遊びが多くみられる。
3: 感覚遊びは8歳ころからみられるようになる。
4: テレビの長時間視聴は乳児の言語発達を促す。
入院中の小児のストレス因子と発達段階の組合せで正しいのはどれか。
1: 見慣れない環境 ── 新生児期
2: プライバシーの侵害 ── 幼児期
3: 病気の予後への不安 ── 学童期
4: 母子分離 ── 思春期
標準的な発育をしている児において脳重量が成人の約90%に達する年齢はどれか。
1: 5〜6歳
2: 8〜9歳
3: 11〜12歳
4: 15〜16歳
健康な小児の成長・発達で正しいのはどれか。
1: 情緒は快から不快が分化する。
2: 発達とともにレム睡眠の割合は増える。
3: 体重は出生後1年で出生時の約4倍になる。
4: 身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。
乳幼児身体発育調査による、身体発育曲線のパーセンタイル値で正しいのはどれか。
1: 3パーセンタイル未満の児は、要精密検査となる。
2: 50パーセンタイルは同年齢同性の児の平均値を示す。
3: 10パーセンタイルは同年齢同性の児の平均より10 %小さいことを示す。
4: 75パーセンタイル以上90パーセンタイル未満の児は、要経過観察となる。
標準的な発育をしている乳児の体重が出生時の体重の約2倍になる時期はどれか。
1: 生後3か月
2: 生後6か月
3: 生後9か月
4: 生後12か月
思春期の特徴で正しいのはどれか。
1: 骨密度が最も低い時期である。
2: 男子では、体脂肪が著しく増加する。
3: 身長の増加率が、体重の増加率を上回る。
4: 性的成熟は、女子の方が男子よりも早く始まる。
正常な成長・発達をしている子どもの情緒の分化で、生後6か月ころからみられるのはどれか。
1: 恐れ
2: 嫉妬
3: 喜び
4: 恥ずかしさ