子どもの成長・発達における臨界期について正しいのはどれか。
1: 諸機能の獲得・成熟を決定づける時期
2: 遺伝的因子による影響が発現しやすい時期
3: 成長・発達のスピードが緩やかになる時期
4: 発達検査において通過率が90 %となる時期
子どもの遊びで正しいのはどれか。
1: 身体機能の発達を促す。
2: 1歳でごっこ遊びが多くみられる。
3: 感覚遊びは8歳ころからみられるようになる。
4: テレビの長時間視聴は乳児の言語発達を促す。
学童期の肥満で正しいのはどれか。
1: Kaup〈カウプ〉指数で評価する。
2: 症候性の肥満がほとんどを占める。
3: 食事では蛋白質の摂取制限を行う。
4: 成人期の生活習慣病のリスク因子である。
学童期の肥満について正しいのはどれか。
1: 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
2: 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
3: 肥満傾向児は男子より女子が多い。
4: 成人期の肥満に移行しやすい。
健康な小児の成長・発達で正しいのはどれか。
1: 情緒は快から不快が分化する。
2: 発達とともにレム睡眠の割合は増える。
3: 体重は出生後1年で出生時の約4倍になる。
4: 身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。
第二次性徴で正しいのはどれか。
1: 女児は乳房の発育から始まる。
2: 発現は男児が女児よりも早い。
3: 初経の開始後に、第二次発育急進が起こる。
4: 精通は11歳の男児のほとんどに認められる。
Aちゃん(生後3週)は、在胎40週、3,070gで出生した。生後5日で退院し、退院時の体重は3,080gであった。完全母乳栄養である。 現病歴:5日前から嘔吐があり、次第に哺乳のたびに噴水状に嘔吐するようになった。今朝も嘔吐があり、吐物は白色である。排尿もないため家族に連れられ来院した。Aちゃんは肥厚性幽門狭窄症hypertrophic pyloric stenosisが疑われ入院した。 身体所見:体重3,380g、体温36.7℃。脈拍120/分、整。血圧74/52mmHg。大泉門は陥凹、皮膚のツルゴールは低下、上腹部は軽度膨隆。 検査所見:白血球9,600/μL。Na131mEq/L、K3.4mEq/L、Cl86mEq/L、CRP0.1mg/dL。
Aちゃんの状態のアセスメントで正しいのはどれか。
1: 脱水症dehydrationは軽度である。
2: 非胆汁性嘔吐である。
3: 炎症反応の上昇がある。
4: 出生後の体重増加は良好である。
乳幼児の正常な言語発達で正しいのはどれか。
1: 生後1か月で喃語が出始める。
2: 生後6か月で意味のある1語が言える。
3: 1歳2か月で2語文を話す。
4: 4歳で4つの色を正しく言える。
標準的な発育をしている児において脳重量が成人の約90%に達する年齢はどれか。
1: 5〜6歳
2: 8〜9歳
3: 11〜12歳
4: 15〜16歳
Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。内診所見は子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた。羊水混濁はなかった。21時30分に子宮口全開大、22時30分に3,200gの男児を正常分娩で出産した。会陰裂傷は第2度。23時に胎盤娩出し、子宮底の位置は臍高で硬く触れた。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。分娩2時間後、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れた。分娩時出血量は360mL。
Aさんの分娩時のアセスメントで適切なのはどれか。
1: 正期産である。
2: 適時破水である。
3: 遷延分娩である。
4: 分娩時出血量は異常である。