児の免疫に関する説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 胎児期は胎盤を通じて母体からIgG を受け取る。
2: 出生後は母乳からIgM を受け取る。
3: 生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
4: 1歳ころから抗体の産生が盛んになる。
5: 3歳ころにIgA が成人と同じレベルに達する。
胎生期から小児期の血清免疫グロブリン濃度の年齢による変動を図に示す。 ①が示しているのはどれか。
1: IgA
2: IgD
3: IgG
4: IgM
出生直後の正常新生児に当てはまる特徴はどれか。2つ選べ。
1: 生理的に多血である。
2: 腸内細菌叢が定着している。
3: 噴門部の括約筋は発達している。
4: Babinski(バビンスキー)反射がみられる。
5: 胎盤を通じて母体からIgMが移行している。
児の吸啜刺激によって分泌が亢進し、分娩後の母体の子宮筋の収縮を促すのはどれか。
1: オキシトシン
2: プロラクチン
3: テストステロン
4: プロゲステロン
発育と発達に遅れのない生後6か月の男児。BCG接種の翌日に接種部位が赤く腫れ次第に増悪して膿がみられたため、母親は接種後4日目に医療機関に電話で相談し、看護師が対応した。児に発熱はなく、哺乳や機嫌は良好である。 このときの看護師の説明で適切なのはどれか。
1: 「通常の反応です」
2: 「速やかに来院してください」
3: 「1週間後にまた電話をください」
4: 「患部をアルコール消毒してください」
胎生期から 10歳までの血清免疫グロブリン濃度の年齢による変動を図に示す。 ①が示しているのはどれか。
1: IgA
2: IgD
3: IgG
4: IgM
新生児の出血性疾患で正しいのはどれか。
1: 生後48時間以内には発症しない。
2: 母乳栄養児は発症のリスクが高い。
3: 予防としてカルシウムを内服する。
4: 早期に現われる所見に蕁麻疹urticariaがある。
ワクチン接種後の抗体産生について正しいのはどれか。
1: ワクチン内の抗原を提示するのは好中球である。
2: 抗原に対して最初に産生される抗体はIgAである。
3: 抗原に対して血中濃度が最も高くなる抗体はIgMである。
4: 同じワクチンを2回接種すると抗原に対する抗体の産生量が増加する。
幼児を対象とする定期予防接種はどれか。
1: DTワクチン(二種混合)
2: ロタウイルスワクチン
3: BCGワクチン
4: 水痘ワクチン
母乳中に含まれている免疫グロブリンで最も多いのはどれか。
1: IgA
2: IgE
3: IgG
4: IgM
生後10か月の健康な乳児にみられる神経反射はどれか。
1: 吸啜反射
2: Moro〈モロー〉反射
3: Landau〈ランドー〉反射
4: 探索〈ルーティング〉反射
在胎38週4日、骨盤位のため予定帝王切開術で出生した男児。看護師はインファントラジアントウォーマー下で児の全身を観察した。羊水混濁はなかった。 身体所見: 身長49.0cm、体重2,900g、頭囲33.0cm、胸囲32.0cm。直腸温37.8℃、呼吸数55/分、心拍数150/分。大泉門は平坦、骨重積なし、産瘤なし、頭血腫なし。胎脂は腋窩にあり。筋緊張は強く、四肢は屈曲位。皮膚は厚い。うぶ毛は背中の1/2にあり。耳介は硬い。精巣は両側ともに完全に下降。外表奇形はなし。 検査所見: Apgar〈アプガー〉スコアは1分後9点、5分後10点。臍帯動脈血pH7.30。
この児のアセスメントで適切なのはどれか。
1: 新生児仮死
2: 成熟児
3: 高体温
4: 水頭症(hydrocephalus)
抗体を産生するのはどれか。
1: 顆粒球
2: T細胞
3: NK細胞
4: 形質細胞
5: マクロファージ