第111回午前第66問の類似問題

第103回午前:第69問

認知行動療法で最も期待される効果はどれか。

1: 過去の心的外傷に気付く。

2: 薬物療法についての理解が深まる。

3: 物事の捉え方のゆがみが修正される。

4: 自分で緊張を和らげることができるようになる。

第100回午後:第80問

認知行動療法で最も期待される効果はどれか。

1: 過去の心的外傷に気付く。

2: 薬物療法についての理解が深まる。

3: 物事に対する誤った信念が修正される。

4: 人間の生きる意味を感じとることができる。

Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。

第107回午後:第111問

入院1か月後、手洗い行為は軽減してきた。Aさんはカーテンを閉め切って1人で過ごしていることが多いが、担当看護師や主治医とは治療についての話ができるようになってきた。Aさんは「薬を飲む以外にできることはありますか」と聞いてきた。 このときのAさんに最も有効と考えられるのはどれか。

1: 催眠療法

2: 作業療法

3: 認知行動療法

4: 就労移行支援

第104回午後:第68問

集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか。

1: 過眠症

2: 躁状態

3: 薬物依存症

4: 小児自閉症

第107回午後:第61問

精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。

1: 陽性症状を鎮静化する。

2: 家族の疾病理解を深める。

3: 単身で生活できるようにする。

4: 対人関係能力の向上を目指す。

第102回午前:第54問

精神疾患の患者に対する心理教育について正しいのはどれか。

1: 精神分析を実施する。

2: 家族関係が疾患の原因であることを説明する。

3: 症状が悪化するときのサインに気づけるよう指導する。

4: 状態に合わせて服薬量を自分で増減する方法を説明する。

第109回午後:第48問

慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。

1: 行動の習慣化を促す。

2: 医療者が患者の目標を設定する。

3: 結果を優先して評価することを促す。

4: うまくいかない行動に目を向けるよう促す。

第103回午前:第70問

精神科デイケアの目的はどれか。

1: 陽性症状を鎮静化する。

2: 社会生活機能を回復する。

3: 家族の疾病理解を深める。

4: 単身で生活できるようにする。

A さん(52 歳、女性、専業主婦)は、夫と 2 人の息子との 4 人で暮らしている。A さんは内向的な性格であり、順番にまわってきた町内会の役員を引き受けたことで悩むことが多くなった。 2 か月前から食欲不振と不眠が続いている。 1 か月前から家事ができなくなり、死んでしまいたいと言い始めたため、夫が付き添って精神科を受診したところ、うつ病 (depression) と診断された。

第104回午後:第110問

入院後 1 か月。A さんは「私は役に立たない人間です。昔から妻や母親としての役割を果たせていませんでした」と発言している。食事は 3 分の 2 を摂取できるようになり、夜間も眠れていることから、主治医は認知療法への参加を勧めた。この時点の認知療法で修正するのはどれか。

1: 内向的な性格

2: 低下した意欲

3: A さんと息子との親子関係

4: 自分は役に立たない人間だという考え方

第104回午前:第90問

精神障害者のリカバリ〈回復〉の考え方で正しいのはどれか。 2 つ選べ。

1: 患者に役割をもたせない。

2: 薬物療法を主体に展開する。

3: 患者の主体的な選択を支援する。

4: 患者のストレングス〈強み・力〉に着目する。

5: リカバリ〈回復〉とは病気が治癒したことである。

第107回午前:第80問

難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防衛機制はどれか。

1: 否認

2: 昇華

3: 知性化

4: 合理化

5: 反動形成

第107回午前:第44問

慢性疾患の患者に対する自己管理の支援で最も適切なのはどれか。

1: 患者自身の失敗体験をもとに指導する。

2: 病気に関する広範囲な知識を提供する。

3: 症状に慣れる方法を身につけるように促す。

4: 自分の身体徴候を把握するように指導する。

Aさん (42歳、男性)は、全身倦怠感を訴え病院を受診したところ、肝機能障害が認められ内科に入院した。Aさんは大量飲酒を長期間続けており、アルコール依存症(alcohol dependence)が疑われた。内科医からの依頼で精神科医が診察をしたときは、Aさんは意識清明で見当識障害はなかった。妻とは不仲であり、半年前に仕事で大きなトラブルがあったため、朝から飲酒するようになり飲酒量はさらに増えていた。

第105回午前:第114問

その後、薬物治療によって興奮は改善した。肝機能も改善し、夜間もよく眠れるようになったため、退院が決定した。 Aさんに対する退院時の説明で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 「仕事は辞めましょう」

2: 「断酒会に参加しましょう」

3: 「集団精神療法を受けましょう」

4: 「飲酒しない日を週1日設けましょう」

5: 「生活行動を家族に記録してもらいましょう」

第107回午後:第82問

精神障害者のリカバリ〈回復〉について正しいのはどれか。

1: ストレングスモデルが適用される。

2: 目標に向かう直線的な過程である。

3: 精神疾患が寛解した時点から始まる。

4: 精神障害者が1人で達成を目指すものである。

5: 精神障害者が病識を獲得するまでの過程である。

第101回午後:第89問

思考の障害はどれか。2つ選べ。

1: 妄想

2: 幻聴

3: 昏迷

4: 連合弛緩

5: 抑うつ気分

第111回午後:第89問

修正型電気けいれん療法について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 磁気を用いる。

2: 局所麻酔下で行う。

3: 筋弛緩薬を用いる。

4: 発生頻度の高い有害事象は骨折である。

5: 薬物治療抵抗性のうつ病depressionは適応になる。

第110回午前:第33問

漸進的筋弛緩法の目的はどれか。

1: 気道の確保

2: 緊張の緩和

3: 麻痺の改善

4: 全身麻酔の導入