食道癌 (esophageal cancer) について正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1: 頸部食道に好発する。
2: 放射線感受性は低い。
3: アルコール飲料は危険因子である。
4: 日本では扁平上皮癌に比べて腺癌が多い。
5: ヨードを用いた内視鏡検査は早期診断に有用である。
食道癌(esophageal cancer)に対する放射線治療で正しいのはどれか。
1: 脊髄の障害は起こらない。
2: 治療期間は1週間である。
3: 治療期間中は隔離できる個室で管理する。
4: 化学療法と併用すると治療の効果が高まる。
肺癌 (lung cancer) について正しいのはどれか。
1: 腺癌は小細胞癌より多い。
2: 女性の肺癌 (lung cancer) は扁平上皮癌が多い。
3: 腺癌は肺門部の太い気管支に好発する。
4: 扁平上皮癌の腫瘍マーカーとして CEAが用いられる。
膀胱癌bladder cancerについて正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 尿路上皮癌より腺癌が多い。
3: 経尿道的生検によって治療法を決定する。
4: 表在性の癌に対して膀胱全摘除術が行われる。
乳癌 (breast cancer) について正しいのはどれか。
1: 乳房の内側に多い。
2: 有痛性の腫瘤が特徴である。
3: エストロゲン補充療法を行う。
4: センチネルリンパ節生検により郭清する範囲を決める。
小細胞癌(small cell carcinoma)で正しいのはどれか。
1: 患者数は非小細胞癌(non-small cell carcinoma)より多い。
2: 肺末梢側に発生しやすい。
3: 悪性度の低い癌である。
4: 治療は化学療法を行う。
胃食道逆流症(gastro-esophageal reflux disease)について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 食道の扁平上皮化生を起こす。
2: 上部食道括約筋の弛緩によって生じる。
3: 食道炎(esophagitis)の程度と症状の強さが一致する。
4: プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。
5: Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。
胃癌(gastric cancer)についての組合せで正しいのはどれか。
1: 腎臓転移 ─── Wilms〈ウィルムス〉腫瘍
2: 肝臓転移 ─── Schnitzler〈シュニッツラー〉転移
3: 卵巣転移 ─── Krukenberg〈クルッケンベルグ〉腫瘍
4: 胃周囲リンパ節転移 ─── Virchow〈ウィルヒョウ〉転移
放射線被ばく後、新たな発症について長期の観察が必要な障害はどれか。
1: 胃炎(gastritis)
2: 食道炎(esophagitis)
3: 甲状腺癌(thyroid cancer)
4: 高尿酸血症(hyperuricemia)
5: 皮膚のびらん
Aさん(63歳、男性)は、胃癌(gastric cancer)にて胃亜全摘出術後 3か月目に誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)で緊急入院した。食物の通過や排便は問題なかったが、食事摂取量が少なく、術前より体重が10 kg減少した。総義歯が外れやすく歯科を受診予定であった。Aさんの肺炎(pneumonia)の原因として考えられるのはどれか。 2つ選べ。
1: 消化管内容物の逆流
2: 義歯の不適合
3: 消化吸収障害
4: 吻合部狭窄
5: 腸閉塞
前立腺癌prostate cancerについて正しいのはどれか。
1: 肺転移の頻度は低い。
2: 血清PSA値が高値となる。
3: 患者の多くは60歳未満である。
4: テストステロン補充療法が行われる。
前立腺癌(prostate cancer)について正しいのはどれか。
1: 骨への転移は稀(まれ)である。
2: 血清PSA値が上昇する。
3: 内分泌療法は無効である。
4: α交感神経遮断薬が有効である。
Aさん(55歳、男性、会社員)は胃癌gastric cancerの終末期である。 Aさんの訴えのうちスピリチュアルペインの表出はどれか。
1: 「腹痛がずっと続いています」
2: 「吐き気が続くと思うと不安です」
3: 「今後の生活にかかるお金が心配です」
4: 「これまでの自分の人生が意味のないものに思えます」