第105回午前第108問の類似問題

Aさん(20歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>(sexually transmitted disease)を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温36.8 ℃、脈拍62/分であった。

第105回午前:第107問

Aさんは「彼とは交際を続けたいので、性感染症<STD>(sexually transmitted disease)のことは黙っていてもよいですか。今日、相談に来たことも彼には話していません」と看護師に話した。 Aさんに対する看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1: パートナーには話さなくてもよいと伝える。

2: パートナーに来院を促す電話をすると伝える。

3: Aさんが通う大学の保健センターの看護師に相談するよう勧める。

4: 性感染症<STD>(sexually transmitted disease)に罹患したことをAさんからパートナーに伝えるよう勧める。

第102回午前:第69問

性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)について正しいのはどれか。

1: 経口避妊薬の内服が予防に有効である。

2: 患者のパートナーは治療の対象ではない。

3: 10代では性器ヘルペス(genital herpes)の罹患が最も多い。

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)の罹患は不妊症(infertility)の危険因子である。

Aさん(20歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>(sexually transmitted disease)を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温36.8 ℃、脈拍62/分であった。

第105回午前:第106問

Aさんの状態に最もあてはまる性感染症<STD>(sexually transmitted disease)はどれか。

1: 性器ヘルペス(genital herpes)

2: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum)

3: 腟トリコモナス症(vaginal tricomonas infection)

4: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)

Aさん(47歳、女性、会社員)は、夫(54歳)と2人暮らし。6か月前から月経不順になり、閉経前の症状と思い様子をみていた。しかし、徐々に普段の月経時の出血量よりも多くなり、下腹部痛が出現してきたため、病院の婦人科外来を受診した。診察後、経腟超音波検査の指示が出され、看護師はAさんに検査について説明することになった。

第110回午後:第96問

Aさんはその後、順調に経過し退院した。退院後、初回の外来受診時に看護師がAさんに心配なことを尋ねると「退院のときも性生活の説明を聞きましたが、子宮がなくなって自分の身体がどう変化しているかわからないし、やっぱり性生活のことが気がかりです。夫も私の身体を気遣ってくれて、今日も一緒に病院に来てくれました」と語った。  Aさんへの性生活の説明で適切なのはどれか。

1: 術後1年までは性行為を控える。

2: 夫と別々に説明することを提案する。

3: 性行為再開後は避妊を続けてもらう。

4: 腟の乾燥に対して潤滑ゼリーを用いるとよい。

第106回午前:第2問

平成25年(2013年)の感染症発生動向調査による年間の性感染症〈STD〉(sexually transmitted disease)報告数で最も多いのはどれか。

1: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis )

2: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum )

3: 性器ヘルペス(genital herpes)

4: 淋菌感染症(gonococcal infection)

Aさん(32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。

第110回午後:第109問

入院時のAさんへの看護師の対応として適切なのはどれか。

1: 二度と使用しないと約束させる。

2: 回復が期待できる病気であることを伝える。

3: 使用をやめられなかったことに対する反省を促す。

4: 自分で薬物を断ち切る強い意志を持つように伝える。

第107回午前:第87問

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症(human immunodeficiency virus infection)について適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 本人より先に家族に病名を告知する。

2: 国内では異性間性的接触による感染が最も多い。

3: 適切な対応によって母子感染率を下げることができる。

4: 性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。

5: HIVに感染していれば後天性免疫不全症候群〈AIDS〉(acquired immunodeficiency syndrome)と診断できる。

第100回午後:第90問

女性の不妊症(infertility)の原因になる可能性がある性感染症〈STD〉はどれか。2つ選べ。

1: 梅毒(syphilis)

2: 淋菌感染症(gonococcal infection)

3: 性器ヘルペス(genital herpes)

4: 尖圭コンジローマ(condyloma acuminatum)

5: 性器クラミジア感染症(genital chlamydiosis)