第108回午前第48問の類似問題

第100回午前:第54問

慢性心不全(chronic heart failure)の患者の急性増悪を疑うのはどれか。

1: 体重の減少

2: 喘息様症状

3: 下肢の熱感

4: くも状血管腫

第100回午後:第55問

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)の患者にワクチン接種を勧めるのはどれか。

1: B型肝炎(hepatitis B)

2: 日本脳炎(Japanese encephalitis)

3: 流行性耳下腺炎(mumps)

4: インフルエンザ(influenza)

第100回午前:第53問

肺気腫(pulmonary emphysema)の患者への日常生活の指導で適切なのはどれか。

1: 胸式呼吸

2: 水分の制限

3: 低カロリー食の摂取

4: 下肢の筋力トレーニング

Aさん(65歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全chronic heart failureで定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。Aさんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。

第111回午後:第113問

退院後、心不全heart failureの増悪を予防する目的で訪問看護を週に1回利用することになった。Aさんは夕方に下肢の浮腫が悪化するのを気にしており、訪問看護師に助言を求めた。  訪問看護師のAさんへの助言で適切なのはどれか。

1: 「靴は大きめのサイズを選びましょう」

2: 「外出時は弾性ストッキングを履きましょう」

3: 「下肢の中枢から末梢にマッサージしましょう」

4: 「就寝時には湯たんぽを身体から2、3cm離して置きましょう」

第106回午後:第28問

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)について正しいのはどれか。

1: 残気量は減少する。

2: %肺活量の低下が著明である。

3: 肺コンプライアンスは上昇する。

4: 可逆性の気流閉塞が特徴である。

第106回午前:第50問

Aさん(60歳、男性)は、慢性心不全(chronic heart failure)の終末期で、積極的な治療を行わないことを希望している。現在、入院中で、リザーバーマスク10L/分で酸素を吸入し、水分制限がある。時々息切れがみられるが、Aさんは面会に来た長女との会話を楽しみにしている。バイタルサインは呼吸数28/分、脈拍110/分、血圧76/50mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88%であった。 このときの対応で最も適切なのはどれか。

1: 面会は制限しない。

2: 水分制限を厳しくする。

3: Aさんに仰臥位を維持してもらう。

4: 面会中は酸素マスクを鼻腔カニューラに変更する。

第111回午前:第45問

慢性膵炎患者chronic pancreatitisの食事療法で制限が必要なのはどれか。

1: 蛋白質

2: カリウム

3: 食物繊維

4: アルコール

第100回午前:第65問

Aさん(78歳、女性)は心筋梗塞(mycardial infarction)の再発作で入院した。治療経過は順調であるが、日常における行動範囲が拡大しない。Aさんは「心臓に負担がかかるから休んでいたい」と言う。 Aさんへの言葉かけで適切なのはどれか。

1: 「それでは、休みましょう」

2: 「息が上がる程度に動きましょう」

3: 「不整脈があっても大丈夫ですよ」

4: 「負担がかかると思うのはどんなときですか」

Aさん(82歳、男性)は、4年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(dementia of Alzheimer type)の診断を受けた。要介護4で、1年前からグループホームで生活している。高血圧症(hypertension)に対して持続性カルシウム拮抗薬を内服している。他に治療を必要とする疾患は認められない。 1週前から夜はほとんど眠らず、居間のソファに腰かけたり、歩き回ったりする状態が続いている。昼間もベッドに横になることはない。食欲が低下してきたが、先月よりも体重は2kg増加している。

第101回午後:第102問

Aさんは症状が改善し、退院することになった。病棟看護師がグループホームの職員と家族とに指導すべき内容として最も適切なのはどれか。

1: 「深呼吸を練習させてください」

2: 「足のむくみを観察してください」

3: 「蛋白質の少ない食事にしてください」

4: 「水分を1日1,500 ml以上摂(と)らせてください」

第106回午前:第46問

疾患と原因となる生活習慣の組合せで適切なのはどれか。

1: 低血圧症(hypotension) ──── 飲酒

2: 心筋梗塞(myocardial infarction) ──── 長時間労働

3: 悪性中皮腫(malignant mesothelioma) ──── 喫煙

4: 1型糖尿病(type1diabetes mellitus) ──── 過食

Aさん(65歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全chronic heart failureで定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。Aさんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。

第111回午後:第114問

退院後3週、Aさんの浮腫は改善し心不全heart failureの増悪もなかった。Aさんは「同年代の人との交流を広げたいと思っています。利用できるサービスはありますか」と訪問看護師に質問した。  訪問看護師が地域包括支援センターに相談してAさんに提案する社会資源はどれか。

1: 高齢者サロン

2: 療養通所介護

3: 通所リハビリテーション

4: 共同生活援助〈グループホーム〉

第106回午前:第36問

高齢者における肺炎(pneumonia)の三次予防はどれか。

1: 口腔内の衛生管理

2: 肺炎球菌ワクチンの接種

3: 呼吸リハビリテーション

4: 健康診断での胸部エックス線撮影

第107回午前:第44問

慢性疾患の患者に対する自己管理の支援で最も適切なのはどれか。

1: 患者自身の失敗体験をもとに指導する。

2: 病気に関する広範囲な知識を提供する。

3: 症状に慣れる方法を身につけるように促す。

4: 自分の身体徴候を把握するように指導する。

第107回午後:第63問

Aさん(75歳、男性)。1人暮らし。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉(chronic obstructive pulmonary disease)のため、2年前から在宅酸素療法を開始し、週に2回の訪問看護を利用している。訪問看護師はAさんから「最近、洗濯物を干すときに息が苦しくて疲れるが、自分でできることは続けたい」と相談された。 Aさんの労作時の息苦しさを緩和する方法について、訪問看護師が行う指導で適切なのはどれか。

1: 労作時は酸素流量を増やす。

2: 呼吸は呼気より吸気を長くする。

3: 動作に合わせて短速呼吸をする。

4: 腕を上げるときは息を吐きながら行う。

第105回午前:第83問

慢性腎不全(chronic renal failure)によって起こるのはどれか。2つ選べ。

1: 低血圧

2: 低リン血症

3: 低カリウム血症

4: 低カルシウム血症

5: 代謝性アシドーシス

第106回午前:第41問

ヨード制限食が提供されるのはどれか。

1: 甲状腺シンチグラフィ

2: 慢性腎不全(chronic renal failure)の治療

3: 肝臓の庇護

4: 貧血(anemia)の治療

第107回午前:第42問

生活習慣が発症に関連している疾患はどれか。

1: 肺気腫(pulmonary emphysema)

2: 1型糖尿病(type1 diabetes mellitus)

3: 肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy)

4: 重症筋無力症(myasthenia gravis)

第108回午後:第49問

Aさん(76歳、女性)、ステージ2の慢性腎臓病(chronic kidney disease)と診断された。身長146cm、体重50kg。日常生活は自立し、毎日家事をしている。週2回、ビールをグラス1杯程度飲んでいる。 Aさんへの生活指導の内容で優先されるのはどれか。

1: 安静

2: 禁酒

3: 減塩

4: 体重の減量

第109回午後:第49問

気管支鏡検査を受ける成人患者への援助で正しいのはどれか。

1: 検査の予約の際に抗凝固薬の内服の有無を確認する。

2: 検査の1時間前から飲食しないように指導する。

3: 検査中の咳は我慢しなくてよいと指導する。

4: 検査後は 肺気腫(pulmonary emphysema)の症状に注意する。

第101回午後:第82問

慢性腎不全(chronic renal failure)で正しいのはどれか。

1: 高蛋白食が必要である。

2: 高カルシウム血症(hypercalcemia)となる。

3: 最も多い原因は腎硬化症(nephrosclerosis)である。

4: 糸球体濾過値〈GFR〉は正常である。

5: 代謝性アシドーシスを起こしやすい。