第106回午後第52問の類似問題

第110回午後:第57問

受精と着床についての説明で正しいのはどれか。

1: 卵子が受精能をもつ期間は排卵後48時間である。

2: 卵管采で受精が起こる。

3: 受精卵は受精後4、5日で子宮に到達する。

4: 受精卵は桑実胚の段階で着床する。

第107回午後:第88問

妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 原始卵胞から卵子が排出される。

2: 排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。

3: 受精は精子と卵子との融合である。

4: 受精卵は子宮内で2細胞期になる。

5: 着床は排卵後3日目に起こる。

第102回午後:第87問

妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: プロラクチンの急増によって排卵が促される。

2: 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。

3: 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。

4: 着床は受精後7日前後である。

5: 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。

第100回午前:第72問

性周期で正しいのはどれか。

1: 卵胞はプロゲステロンの作用で発育する。

2: 子宮内膜はエストロゲンによって増殖する。

3: 排卵後に黄体化ホルモン〈LH〉の分泌が急激に増加する。

4: 受精が成立しないと、卵胞は白体を経て黄体になる。

第101回午後:第72問

女性の生殖機能について正しいのはどれか。

1: 子宮内膜は排卵後に増殖期となる。

2: 黄体期の基礎体温は低温期となる。

3: エストロゲンは卵巣から分泌される。

4: 排卵された卵子の受精能は約72時間である。

第104回午後:第65問

正常な月経周期に伴う変化で正しいのはどれか。

1: 排卵期には頸管粘液が増量する。

2: 月経の直後は浮腫が生じやすい。

3: 黄体から黄体形成ホルモン〈LH〉が分泌される。

4: 基礎体温は月経終了後から徐々に上昇して高温相になる。

第111回午後:第62問

性周期とホルモンについて正しいのはどれか。

1: 増殖期は基礎体温が上昇する。

2: プロラクチンによって排卵が起こる。

3: プロゲステロンは子宮内膜の増殖を促進する。

4: 排卵直前に黄体形成ホルモン〈LH〉値が高くなる。

第103回午前:第7問

閉経前と比べ閉経後に低下するホルモンはどれか。

1: 卵胞ホルモン

2: 黄体形成ホルモン〈LH〉

3: 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

4: 副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉

第101回午前:第90問

正常分娩した産褥2日の褥婦の状態で、順調な経過であると判断できるのはどれか。2つ選べ。

1: 後陣痛がある。

2: 乳房の緊満感がある。

3: 体温が37.6 ℃である。

4: 悪露に凝血塊が混じる。

5: 妊娠中と比べ1日の尿量が減少する。

第109回午前:第59問

配偶子の形成で正しいのはどれか。

1: 卵子の形成では減数分裂が起こる。

2: 精子の形成では極体の放出が起こる。

3: 成熟卵子はXまたはY染色体をもつ。

4: 精子は23本の常染色体と1本の性染色体をもつ。

第106回午前:第87問

Aさん(30歳、女性)。月経周期は28日型で規則的である。5日間月経があり、現在、月経終了後14日が経過した。 この時期のAさんの状態で推定されるのはどれか。2つ選べ。

1: 排卵後である。

2: 乳房緊満感がある。

3: 子宮内膜は増殖期である。

4: 基礎体温は低温相である。

5: 子宮頸管の粘液量が増加する。

第100回午前:第90問

妊娠に伴う身体の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 腸蠕動の亢進

2: 膣分泌物の減少

3: 拡張期血圧の上昇

4: 皮膚の瘙痒感の増加

5: 尿中への糖の排泄増加

第110回午前:第59問

早期新生児の生理的黄疸で正しいのはどれか。

1: 生後24時間以内に出現し始める。

2: 皮膚の黄染は、腹部から始まる。

3: 生後4、5日でピークとなる。

4: 便が灰白色になる。

第100回午後:第12問

受精卵の正常な着床部位はどれか。

1: 卵巣

2: 卵管

3: 子宮体部

4: 子宮頸部

第107回午前:第69問

性周期が規則的で健常な成人女性において、着床が起こる時期に血中濃度が最も高くなるホルモンはどれか。

1: アルドステロン

2: プロゲステロン

3: エストラジオール

4: 黄体形成ホルモン〈LH〉

5: 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

Aさん(28歳、初産婦) は、夫(30歳) と2 人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病(GDM)(gestational diabetes mellitus)と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開術を受け、3,050g の男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児Apgarr(アプガー)スコアは1分後 8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温37.3℃、呼吸数45/分、心拍数154/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)99%であった。

第108回午後:第108問

手術後7日。Aさんの術後の経過は良好である。Aさんの母乳分泌は良好で、 母乳で育てていくことを希望している。Aさんは「2年後にもう1人、子どもが欲 しいと思っています。避妊をどうしたらいいでしょうか」と話す。 Aさんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。

1: 「子宮内避妊器具(IUD)は使用できません」

2: 「低用量ピルは産後1か月から使用できます」

3: 「母乳を与えている間は避妊の必要はありません」

4: 「コンドームは性生活を再開するときから使用できます」

第111回午後:第58問

第二次性徴で正しいのはどれか。

1: 女児は乳房の発育から始まる。

2: 発現は男児が女児よりも早い。

3: 初経の開始後に、第二次発育急進が起こる。

4: 精通は11歳の男児のほとんどに認められる。

Aさん(36歳、経産婦)は、夫と長男(3歳)との3人で暮らしている。妊娠40週0日、午前9時にAさんは陣痛開始のため入院した。このときは未破水であった。午後1時、体温36.8 ℃、脈拍64/分、血圧126/70 mmHg であった。Aさんに分娩監視装置を装着したところ、陣痛間欠4分、胎児心拍数基線は140 bpmで、一過性徐脈はみられなかった。午後2時、破水感があり医師が診察したところ、子宮口は7cm開大であり、羊水の流出がみられた。

第105回午前:第110問

午後2時30 分、Aさんは3,300 g の女児を正常分娩した。分娩時の出血量は200 mLであった。産褥3日、体温37.0 ℃、脈拍76/分、血圧118/60 mmHgであった。血液データは、Hb 11 g/dL、Ht 35 % であった。子宮底の位置は臍下2横指で硬く、赤色の悪露がみられた。乳房は左右とも張り、乳管の開口数は3本ずつで黄色の乳汁が分泌している。乳頭の伸びは少なく児が吸啜するまでに時間がかかっている。 看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。

1: 鉄分の多い食事を勧める。

2: 子宮底に冷罨法を行う。

3: 乳頭のケアを行う。

4: 授乳を中止する。

第103回午前:第65問

正常の分娩経過で正しいのはどれか。

1: 分娩開始は、陣痛が 15分間隔に起こった時点とする。

2: 発露は、胎児先進部が陰裂間に常に見えている状態である。

3: 分娩第 2期は、破水から胎児が娩出するまでの期間である。

4: 分娩第 4期は、胎盤娩出から会陰縫合術の終了までの期間である。