妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 原始卵胞から卵子が排出される。
2: 排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。
3: 受精は精子と卵子との融合である。
4: 受精卵は子宮内で2細胞期になる。
5: 着床は排卵後3日目に起こる。
妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: プロラクチンの急増によって排卵が促される。
2: 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。
3: 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。
4: 着床は受精後7日前後である。
5: 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。
受胎のメカニズムで正しいのはどれか。
1: 排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
2: 卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
3: 受精は卵管膨大部で起こることが多い。
4: 受精後2日で受精卵は着床を完了する。
女性の生殖機能について正しいのはどれか。
1: 子宮内膜は排卵後に増殖期となる。
2: 黄体期の基礎体温は低温期となる。
3: エストロゲンは卵巣から分泌される。
4: 排卵された卵子の受精能は約72時間である。
受精から着床開始までの期間はどれか。
1: 1〜 2 日
2: 6〜 7 日
3: 13〜14 日
4: 20〜21 日
性周期で正しいのはどれか。
1: 卵胞はプロゲステロンの作用で発育する。
2: 子宮内膜はエストロゲンによって増殖する。
3: 排卵後に黄体化ホルモン〈LH〉の分泌が急激に増加する。
4: 受精が成立しないと、卵胞は白体を経て黄体になる。
Aさん(30歳、女性)。月経周期は28日型で規則的である。5日間月経があり、現在、月経終了後14日が経過した。 この時期のAさんの状態で推定されるのはどれか。2つ選べ。
1: 排卵後である。
2: 乳房緊満感がある。
3: 子宮内膜は増殖期である。
4: 基礎体温は低温相である。
5: 子宮頸管の粘液量が増加する。
正常分娩した産褥2日の褥婦の状態で、順調な経過であると判断できるのはどれか。2つ選べ。
1: 後陣痛がある。
2: 乳房の緊満感がある。
3: 体温が37.6 ℃である。
4: 悪露に凝血塊が混じる。
5: 妊娠中と比べ1日の尿量が減少する。
第二次性徴で正しいのはどれか。
1: 女児は乳房の発育から始まる。
2: 発現は男児が女児よりも早い。
3: 初経の開始後に、第二次発育急進が起こる。
4: 精通は11歳の男児のほとんどに認められる。
Aさん(28歳、初産婦) は、夫(30歳) と2 人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病(GDM)(gestational diabetes mellitus)と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開術を受け、3,050g の男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児Apgarr(アプガー)スコアは1分後8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温37.3℃、呼吸数45/分、心拍数154/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)99%であった。
手術後7日。Aさんの術後の経過は良好である。Aさんの母乳分泌は良好で、 母乳で育てていくことを希望している。Aさんは「2年後にもう1人、子どもが欲 しいと思っています。避妊をどうしたらいいでしょうか」と話す。 Aさんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。
1: 「子宮内避妊器具(IUD)は使用できません」
2: 「低用量ピルは産後1か月から使用できます」
3: 「母乳を与えている間は避妊の必要はありません」
4: 「コンドームは性生活を再開するときから使用できます」
早期新生児の生理的黄疸で正しいのはどれか。
1: 生後24時間以内に出現し始める。
2: 皮膚の黄染は、腹部から始まる。
3: 生後4、5日でピークとなる。
4: 便が灰白色になる。
Aさん(37歳、初産婦)、会社員。妊娠41週1日の午後11時に3,200gの女児を分娩した。妊娠や分娩の経過は順調であり、会陰切開術を受けた。分娩後2時間の子宮底の高さは臍下2横指、縫合部に異常はみられなかった。
産褥3日。Aさんは「退院後は避妊する予定です。母乳は1年以上続けたいと思います」と話している。 看護師の説明で適切なのはどれか。
1: 授乳期間中の避妊は必要ない。
2: 1か月から経口避妊薬を使用する。
3: 性生活を再開するときからコンドームを使用する。
4: 2週にIUD〈子宮内避妊具〉を挿入してもらうよう勧める。
正期産の定義はどれか。
1: 妊娠36週0日から40週6日
2: 妊娠37週0日から41週6日
3: 妊娠38週0日から42週6日
4: 妊娠39週0日から43週6日