思考の障害はどれか。2つ選べ。
1: 妄想
2: 幻聴
3: 昏迷
4: 連合弛緩
5: 抑うつ気分
認知症(dementia)の中核症状はどれか。
1: 幻聴
2: 抑うつ
3: 希死念慮
4: 見当識障害
意識障害はどれか。2つ選べ。
1: 昏睡
2: 制止
3: せん妄
4: 途絶
5: フラッシュバック
Aさん(43歳、男性、会社員)は、妻(38歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。
入院後3日までにAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。
1: 観念奔逸
2: 緘黙
3: 強迫症状
4: 幻覚
5: 振戦
Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)の初期にみられる症状はどれか。
1: 幻視
2: 失語
3: 脱抑制
4: 人格変化
認知症(dementia)を説明しているのはどれか。
1: 知的発達の遅延
2: 意識障害の出現
3: 全身の筋肉の進行性萎縮
4: 一度獲得した知的機能の衰退
前頭葉の障害に伴う症状で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1: 人格の変化
2: 感覚性失語
3: 自発性の欠乏
4: 平衡機能障害
5: 左右識別障害
Aさん(50歳、男性)は、双極性障害(bipolar disorder)で、これまでにうつ状態と躁状態で入院歴がある。会社員の兄と2人で暮らしている。3か月前から服薬を中断するようになり、気分が沈みはじめ、1週前から朝起きられなくなった。2日前から1日中ベッドの中にいるようになったため、兄に付き添われて入院した。入院時は亜昏迷状態で、発語はほとんどなく、自力での歩行が困難なほど脱力が強かった。入院後、三環系抗うつ薬が開始された。
Aさんの精神状態の経過観察において最も注意すべき症状はどれか。
1: 錯乱
2: 強迫行為
3: 失見当識
4: 気分高揚
知的障害(精神遅滞)(intellectual disabilityrmental retardationt)の原因となる疾患はどれか。
1: 統合失調症(schizophrenia)
2: フェニルケトン尿症(phenylketonuria)
3: アルツハイマー病(Alzheimer disease)
4: クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)
老年期のうつ病(depression)に特徴的な症状はどれか。
1: 幻覚
2: 感情鈍麻
3: 心気症状
4: 着衣失行
Aさん(73歳、女性)は、動悸の精密検査の目的で入院した。心電図や血液検査などで異常所見はなかったが、Aさんは全身倦怠感、食欲不振、腰痛、便秘などを訴え続け、薬物療法を行っているが症状は改善していないという。日中はぼんやりと過ごしており「心臓がドキドキして、ハッと朝早く目が覚め、死ぬんじゃないかと思い、その後眠れなくなる」と言う。
Aさんの状態で考えられるのはどれか。
1: 脱抑制
2: 慢性退行状態
3: 認知機能の低下
4: 自律神経失調症状
うつ病(depression)で入院している患者が「自分は重大な過ちで皆に迷惑をかけてしまいました。死んでおわびします」という妄想を訴えた。 この患者にみられるのはどれか。
1: 罪業妄想
2: 心気妄想
3: 追跡妄想
4: 被毒妄想
5: 貧困妄想
電気けいれん療法の適応となるのはどれか。
1: 失見当識
2: 重症うつ病(depression)
3: 悪性症候群(malignant syndrome)
4: Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson’s disease)
典型的なうつ病(depression)の症状はどれか。
1: 幻聴
2: 感情失禁
3: 理由のない爽快感
4: 興味と喜びの喪失