思考の障害はどれか。2つ選べ。
1: 妄想
2: 幻聴
3: 昏迷
4: 連合弛緩
5: 抑うつ気分
前頭葉の障害に伴う症状で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1: 人格の変化
2: 感覚性失語
3: 自発性の欠乏
4: 平衡機能障害
5: 左右識別障害
Aさん(73歳、女性)は、動悸の精密検査の目的で入院した。心電図や血液検査などで異常所見はなかったが、Aさんは全身倦怠感、食欲不振、腰痛、便秘などを訴え続け、薬物療法を行っているが症状は改善していないという。日中はぼんやりと過ごしており「心臓がドキドキして、ハッと朝早く目が覚め、死ぬんじゃないかと思い、その後眠れなくなる」と言う。
Aさんの状態で考えられるのはどれか。
1: 脱抑制
2: 慢性退行状態
3: 認知機能の低下
4: 自律神経失調症状
認知症(dementia)の中核症状はどれか。
1: 幻聴
2: 抑うつ
3: 希死念慮
4: 見当識障害
Aさん(24歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。半年前に居眠り運転で交通事故を起こした。入眠時の幻視や睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。また、笑ったり、怒ったりしたときに脱力してしまうこともある。 最も考えられる疾患はどれか。
1: 睡眠時遊行症(sleepwalking(somnambulism))
2: ナルコレプシー(narcolepsy)
3: 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)
4: 睡眠・覚醒スケジュール障害(sleep-wake schedule disorders)
Aさん(43歳、男性、会社員)は、妻(38歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。
入院後3日までにAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。
1: 観念奔逸
2: 緘黙
3: 強迫症状
4: 幻覚
5: 振戦
出生時にみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 把握反射
2: 緊張性頸反射
3: ホッピング反応
4: パラシュート反射
5: 視性立ち直り反射