成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。
1: 6〜8 cm
2: 12〜14 cm
3: 18〜20 cm
4: 24〜26 cm
成人男性に対して一時的な導尿をする際に、カテーテルを挿入する長さはどれか。
1: 4〜6cm
2: 8〜10cm
3: 18〜20cm
4: 28〜30cm
男性に導尿を行う際、カテーテル挿入を開始するときの腹壁に対する挿入角度で最も適切なのはどれか。
1: 30〜40度
2: 80〜90度
3: 120〜130度
4: 160〜170度
成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。
1: 水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
2: カテーテルは外尿道口から15cm挿入する。
3: 固定用バルーンを膨らませた後、尿の流出を確認する。
4: 固定用バルーンにはクロルヘキシジングルコン酸塩液を注入する。
成人のグリセリン浣腸で肛門に挿入するチューブの深さはどれか。
1: 2cm
2: 5cm
3: 12cm
4: 15cm
成人の鼻孔から噴門までの長さで適切なのはどれか。
1: 5〜15 cm
2: 25〜35 cm
3: 45〜55 cm
4: 65〜75 cm
成人の 1日の平均尿量はどれか。
1: 100 ml 以下
2: 200 ml 〜 400 ml
3: 1,000 ml 〜 1,500 ml
4: 3,000 ml 以上
成人の静脈血採血で通常用いられる注射針の太さはどれか。
1: 14G
2: 18G
3: 22G
4: 26G
膀胱留置カテーテルの写真を図に示す。 成人女性に膀胱留置カテーテルが挿入されている場合、体内に留置されている長さで最も適切なのはどれか。
A さん(35 歳、男性、建設業)は、両親と 3 人で暮らしている。 3 年前の仕事中に屋根から転落して、第 12 胸髄を損傷した。 1 か月前から車で作業所に通い、作業中はほとんど車椅子に座っている。週 1 回の訪問看護を利用している。
A さんは繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を行っている。排尿のセルフケアの指導として最も適切なのはどれか。
1: 24 時間の蓄尿を勧める。
2: カテーテルの挿入は無菌操作で行う。
3: 急に発熱した場合は医師に連絡する。
4: カテーテルを保管するケースの消毒薬は週 1 回交換する。
成人の膀胱の平均容量はどれか。
1: 100 mL
2: 500 mL
3: 1,000 mL
4: 1,500 mL
健康な成人における1日の平均尿量はどれか。
1: 100mL
2: 500mL
3: 1,500mL
4: 2,500mL
Aさん(82歳、男性)は、4年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(dementia of Alzheimer type)の診断を受けた。要介護4で、1年前からグループホームで生活している。高血圧症(hypertension)に対して持続性カルシウム拮抗薬を内服している。他に治療を必要とする疾患は認められない。 1週前から夜はほとんど眠らず、居間のソファに腰かけたり、歩き回ったりする状態が続いている。昼間もベッドに横になることはない。食欲が低下してきたが、先月よりも体重は2kg増加している。
Aさんは直ちに救急車で病院に搬送され、治療を受けて症状は軽快した。入院後 1週が経過し、尿量が確保されていることを確認したため、入院直後から挿入していた膀胱留置カテーテルを抜去した。抜去3時間後、Aさんはグループホームの職員の名前を大声で呼び始めたため、病棟看護師が病室に行ってみると、Aさんはオムツを外して失禁していた。Aさんへの援助で適切なのはどれか。
1: 鎮静薬の使用を検討する。
2: 膀胱留置カテーテルを再度挿入する。
3: 排尿記録をつけ排尿パターンを把握する。
4: グループホームの職員に付き添いを依頼する。
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂(hypospadias)の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂(distal hypospadias)と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。
A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静 脈内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿入された状態で帰室した。創部の陰茎全体はガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられているが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言い不機嫌に泣いている。体温37.0℃、呼吸数28/分、脈拍120/分、血圧100/58mmHgであった。 この時点のA君の状態として最も可能性が高いのはどれか。
1: 創部痛はない。
2: 出血が続いている。
3: 創部の感染を起こしている。
4: 尿道カテーテルが閉塞している。
成人用輸液セット1mL 当たりの滴下数はどれか。
1: 20 滴
2: 40 滴
3: 60 滴
4: 80 滴
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂(hypospadias)の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂(distal hypospadias)と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。
A君は、手術を受けて1週が経過した。全身状態が安定したため、尿道カテーテルが抜去された。医師から母親に「3日間、経過を観察し、問題がなければ退院できます。退院1か月後に外来を受診してください」と説明があった。退院から外来受診までの日常生活の留意点に関して看護師が母親へ指導することになった。 指導で適切なのはどれか。
1: 「水分は控えましょう」
2: 「入浴は避けましょう」
3: 「1日1回導尿をしましょう」
4: 「腹ばいの姿勢は避けましょう」
成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。
1: 実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
2: 吸引圧は‐40kPa(300mmHg)に調整する。
3: 気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
4: カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
5: カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
成人患者の気管内の一時的吸引における吸引圧で正しいのはどれか。
1: -100〜-150mmHg
2: -200〜-250mmHg
3: -300〜-350mmHg
4: -400〜-450mmHg
膀胱留置カテーテル挿入中のシャワー浴について適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 実施前に蓄尿バッグを空にする。
2: シャワー中はカテーテルを閉鎖する。
3: 蓄尿バッグは腰より高い位置にかける。
4: 終了後は挿入部をエタノールで消毒する。
5: 終了後はカテーテルを固定するテープの位置を変える。