成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。
1: 水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
2: カテーテルは外尿道口から15cm挿入する。
3: 固定用バルーンを膨らませた後、尿の流出を確認する。
4: 固定用バルーンにはクロルヘキシジングルコン酸塩液を注入する。
成人女性に一時的な導尿を行う際に、カテーテルを挿入する長さはどれか。
1: 1〜3cm
2: 5〜7cm
3: 9〜11cm
4: 18〜20cm
膀胱留置カテーテル挿入中のシャワー浴について適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 実施前に蓄尿バッグを空にする。
2: シャワー中はカテーテルを閉鎖する。
3: 蓄尿バッグは腰より高い位置にかける。
4: 終了後は挿入部をエタノールで消毒する。
5: 終了後はカテーテルを固定するテープの位置を変える。
Aさん(70歳、男性)。1人暮らし。脳出血(cerebral hemorrhage)の手術後、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。神経因性膀胱(neurogenic bladder)のため、膀胱留置カテーテルを挿入している。要介護2で、退院後は看護小規模多機能型居宅介護を利用する予定である。 退院後にAさんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
1: 蓄尿バッグに遮光カバーをかぶせる。
2: カテーテルは大腿の内側に固定する。
3: 外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。
4: カテーテルと蓄尿バッグの接続は外さない。
Aさん(88 歳、男性)は、長女(60歳、無職)と2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準ランクC2。 仙骨部の褥瘡の治療のため、膀胱留置カテーテルを挿入することになった。 膀胱留置カテーテルを挿入中のAさんを介護する長女に対して、訪問看護師が指導する内容で適切なのはどれか。
1: 「褥瘡が治癒するまでおしりは洗浄しないでください」
2: 「体位変換ごとに蓄尿バッグを空にしてください」
3: 「カテーテルは太ももに固定してください」
4: 「尿に浮遊物がないか確認してください」
Aさん(82歳、男性)は、4年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(dementia of Alzheimer type)の診断を受けた。要介護4で、1年前からグループホームで生活している。高血圧症(hypertension)に対して持続性カルシウム拮抗薬を内服している。他に治療を必要とする疾患は認められない。 1週前から夜はほとんど眠らず、居間のソファに腰かけたり、歩き回ったりする状態が続いている。昼間もベッドに横になることはない。食欲が低下してきたが、先月よりも体重は2kg増加している。
Aさんは直ちに救急車で病院に搬送され、治療を受けて症状は軽快した。入院後 1週が経過し、尿量が確保されていることを確認したため、入院直後から挿入していた膀胱留置カテーテルを抜去した。抜去3時間後、Aさんはグループホームの職員の名前を大声で呼び始めたため、病棟看護師が病室に行ってみると、Aさんはオムツを外して失禁していた。Aさんへの援助で適切なのはどれか。
1: 鎮静薬の使用を検討する。
2: 膀胱留置カテーテルを再度挿入する。
3: 排尿記録をつけ排尿パターンを把握する。
4: グループホームの職員に付き添いを依頼する。
成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。
1: 6〜8 cm
2: 12〜14 cm
3: 18〜20 cm
4: 24〜26 cm
男性に導尿を行う際、カテーテル挿入を開始するときの腹壁に対する挿入角度で最も適切なのはどれか。
1: 30〜40度
2: 80〜90度
3: 120〜130度
4: 160〜170度