右季肋部の疝痛発作を特徴とする疾患はどれか。
1: 胃癌(gastric cancer)
2: 腸閉塞(ileus)
3: 胆石症(cholelithiasis)
4: 十二指腸潰瘍(duodenal ulcer)
McBurney〈マックバーネー〉点の圧痛を特徴とする疾患はどれか。
1: 胃潰瘍(gastric ulcer)
2: 急性膵炎(acute pancreatitis)
3: 尿管結石症(ureterolithiasis)
4: 急性虫垂炎(acute appendicitis)
5: 子宮内膜症(endometriosis)
発作性の胸内苦悶を伴う胸痛で、最も疑うべきものはどれか。
1: 心筋炎(myocarditis)
2: 狭心症(angina pectoris)
3: 肋間神経痛(intercostal neuralgia)
4: 逆流性食道炎(reflux esophagitis)
下血がみられる疾患はどれか。
1: 肝囊胞(liver cyst)
2: 大腸癌(colorectal cancer)
3: 卵巣癌(ovarian cancer)
4: 腎盂腎炎(pyelonephritis)
胸痛を訴えるのはどれか。
1: 髄膜炎(meningitis)
2: 腎結石(renal stone)
3: 急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)
4: Ménière〈メニエール〉病(Ménièreʼs disease)
左心不全left heart failureでみられる症状はどれか。
1: 肝腫大
2: 下腿浮腫
3: 起坐呼吸
4: 頸静脈怒張
成人の立位の腹部エックス線写真を下に示す。この所見から最も考えられる疾患はどれか。
1: 胆石症 (cholelithiasis)
2: イレウス (ileus)
3: 潰瘍性大腸炎 (ulcerative colitis)
4: 十二指腸潰瘍 (duodenal ulcer)
Aさん(64歳、男性)は、2年前に前立腺癌(prostate cancer)と診断され、内分泌療法を受けていた。1か月前から体動時に強い痛みが腰部に生じるようになり、外来を受診したところ腰椎転移と診断された。 Aさんに生じている痛みで最も考えられるのはどれか。
1: 関連痛
2: 体性痛
3: 中枢痛
4: 内臓痛
急性左心不全 (acute left heart failure) の症状はどれか。
1: 肝腫大
2: 呼吸困難
3: 下腿浮腫
4: 頸静脈怒張
Aさん(55歳、男性)は、仕事中に胸痛発作に襲われ、急性心筋梗塞(acute myocardial infarction)で緊急入院した。入院直後に、経皮的冠状動脈形成術〈PTCA〉を受けた。
看護師がAさんに心筋梗塞(myocardial infarction)の再発作の予防について説明した。Aさんは「左胸が痛くならなければ大丈夫なんですか」と尋ねた。 胸痛以外の発作の兆候の説明として適切なのはどれか。
1: 羞明
2: 背部痛
3: 乾性咳嗽
4: 出血傾向
Aさん(48歳、男性、会社員)は、大量の飲酒の後、急激な上腹部痛と背部痛を訴え、救急外来を受診し、急性膵炎acute pancreatitisと診断された。 Aさんの救急外来受診時の血液検査結果で予測されるのはどれか。
1: 血小板数の増加
2: 血清LDH値の低下
3: 血清γ–GTP値の低下
4: 血清アミラーゼ値の上昇
5: 血清カルシウム値の上昇
A さん(50 歳、男性)は、上腹部痛が突然出現したため、冷や汗をかき腹部を押さえながら家族と来院した。A さんは十二指腸潰瘍 (duodenal ulcer) の既往がある。このときに観察する徴候として最も適切なのはどれか。
1: Romberg〈ロンベルグ〉徴候
2: Blumberg〈ブルンベルグ〉徴候
3: Courvoisier〈クールボアジェ〉徴候
4: Trendelenburg〈トレンデレンブルグ〉徴候