第108回午後第46問の類似問題

第111回午前:第48問

Aさん(32歳、男性)は慢性副鼻腔炎と診断され経過観察をしていたが、症状が改善せず手術を受けることになった。  Aさんへの術後の生活についての説明で適切なのはどれか。

1: 咽頭にたまった分泌物は飲み込んでも良い。

2: 物が二重に見えるときは看護師に伝える。

3: 手術当日から入浴が可能である。

4: 臥床時は頭部を低く保つ。

第105回午前:第47問

慢性副鼻腔炎(chronic sinusitis)についての説明で適切なのはどれか。

1: 1週間の内服で症状が軽減すれば受診の必要はない。

2: 発症後1週は空気感染の危険性がある。

3: 眼窩内感染を起こす危険性がある。

4: 透明の鼻汁が特徴的である。

第104回午前:第88問

喉頭摘出および気管孔造設術を受けた患者でみられるのはどれか。 2 つ選べ。

1: 誤嚥をしやすい。

2: 咀嚼がしにくい。

3: においが分かりづらい。

4: 高い音が聞こえにくい。

5: 飲み込んだ食物が鼻に逆流しやすい。

第107回午前:第41問

全身麻酔下で食道再建術を受ける患者への術前オリエンテーションで適切なのはどれか。

1: 「口から息を吸って鼻から吐く練習をしてください」

2: 「手術の直前に下剤を飲んでもらいます」

3: 「手術中はコンタクトレンズをつけたままで良いです」

4: 「麻酔の際は喉に呼吸用の管を入れます」

第108回午前:第51問

開頭術を受けた患者の看護で適切なのはどれか。

1: 頭部を水平に保つ。

2: 緩下薬は禁忌である。

3: 髄膜炎症状の観察を行う。

4: 手術後1週間は絶飲食とする。

A さん(54 歳、男性)は、10 年前に心筋梗塞 (myocardial infarction) を発症し、 2 年前に慢性心不全 (chronic heart failure) と診断され外来受診を続けてきた。 1 週前からトイレ歩行時に息苦しさがあり、 4 日前から夜に咳と痰とがみられ眠れなくなっていた。本日、A さんは定期受診のため来院し、心不全 (heart failure) の増悪と診断され入院した。入院時、体温 36.3 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 96/分、整で、血圧 124/72 mmHg であった。心エコー検査で左室の駆出率 28 %であった。体重は 1 週間で 4 kg 増加し下肢の浮腫がみられる。

第104回午前:第92問

A さんの咳嗽を軽減する方法で最も適切なのはどれか。

1: 起坐位を保つ。

2: 腹式呼吸を促す。

3: 部屋の湿度を 30 %に保つ。

4: 超音波ネブライザーを使用する。

第106回午後:第85問

急性中耳炎(acute otitis media)で内服薬による治療を受けた5歳の男児および保護者に対して、治癒後に行う生活指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 片側ずつ鼻をかむ。

2: 耳垢は毎日除去する。

3: 入浴時は耳栓を使用する。

4: 大声を出させないようにする。

5: 発熱時は耳漏の有無を確認する。

第107回午前:第36問

成人に経鼻経管栄養法を行う際の胃管を挿入する方法で適切なのはどれか。

1: 体位は仰臥位とする。

2: 管が咽頭に達したら頸部を後屈する。

3: 咳嗽が生じた場合は直ちに抜去する。

4: 嚥下運動よりも速い速度で挿入する。

A ちゃん(生後 4 か月、女児)は、 4 、 5 日前から鼻汁と咳嗽とが出現し、今朝から 38.0〜39.0 ℃の発熱があり水分摂取が困難になったため受診した。検査の結果、RS ウイルス抗原陽性で急性細気管支炎 (acute bronchiolitis) と診断され入院した。入院時、口唇色と顔色はやや不良、呼吸数 60/分、心拍数 150/分、血圧 90/52 mmHg で、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88 %であった。血液検査データは、赤血球 480 万/μL、Hb 12.8 g/dL、Ht 39 %、白血球 12,000/μL、CRP 5.5 mg/dL。動脈血液ガス分析は、動脈血炭酸ガス分圧〈PaCO2〉45 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO2〉58 Torr であった。胸部エックス線撮影で肺野に異常陰影は認められない。

第104回午後:第102問

去痰薬の吸入を 1 日 3 回と、口腔内と鼻腔内の吸引を適宜実施するよう指示が出された。去痰薬の吸入後、聴診をすると呼吸数 48/分、右上葉の呼吸音が減弱していた。A ちゃんの排痰を促す適切な体位はどれか。

1: 仰臥位

2: 腹臥位

3: 右側臥位

4: 左側臥位

Aさん(25歳、男性、飲食店店員)は、 2日前から感冒様症状があり、夜眠ろうとして横になるが息苦しくて眠れず、歩行や会話も困難となり、夜間に Aさんの家族に伴われて救急外来を受診した。 Aさんは地元の野球チームに所属し、休日には練習に参加しており、最近は残業が多く疲れていた。診察の結果、Aさんは気管支喘息発作 (bronchial asthma) と診断され、気管支拡張薬、副腎皮質ステロイドによる治療と、フェイスマスクによる酸素投与が行われたが、改善がみられず入院した。

第103回午前:第91問

入院後Aさんは呼吸困難が増悪し、発汗が著明であった。入院時の看護として最も適切なのはどれか。

1: 全身清拭を行う。

2: セミファウラー位とする。

3: 鎮静薬の処方を医師に相談する。

4: 口をすぼめてゆっくりと息を吐くように指導する。

Aさん(38歳、会社員、女性)は夫と2人暮らし。通勤中に突然の頭痛を訴えて倒れ、救急搬送された。入院後に行った頭部CT検査および頭部MRI検査で、脳腫瘍brain tumorと診断された。Aさんは脳腫瘍摘出のために開頭術を受けた。

第111回午後:第94問

帰室後の看護として適切なのはどれか。

1: 発熱時の冷罨法は禁忌である。

2: 徐脈時は経過観察とする。

3: ベッドの頭側を挙上する。

4: 頸部を前屈させる。

第111回午後:第47問

鼓室形成術を受けた患者の退院指導の内容で正しいのはどれか。

1: 水泳は可能である。

2: 耳垢はこまめに除去する。

3: 鼻を強くかむことを禁じる。

4: エレベーターの使用を勧める。