全身麻酔下で食道再建術を受ける患者への術前オリエンテーションで適切なのはどれか。
1: 「口から息を吸って鼻から吐く練習をしてください」
2: 「手術の直前に下剤を飲んでもらいます」
3: 「手術中はコンタクトレンズをつけたままで良いです」
4: 「麻酔の際は喉に呼吸用の管を入れます」
Aさん(32歳、男性)は慢性副鼻腔炎と診断され経過観察をしていたが、症状が改善せず手術を受けることになった。 Aさんへの術後の生活についての説明で適切なのはどれか。
1: 咽頭にたまった分泌物は飲み込んでも良い。
2: 物が二重に見えるときは看護師に伝える。
3: 手術当日から入浴が可能である。
4: 臥床時は頭部を低く保つ。
慢性副鼻腔炎(chronic sinusitis)の手術を受けた患者に対する説明で適切なのはどれか。
1: 咽頭にたまった分泌物は飲んでも良い。
2: 臥床時は頭部を低く保つ。
3: 手術当日から入浴が可能である。
4: 物が二重に見えるときは看護師に伝える。
成人に経鼻経管栄養法を行う際の胃管を挿入する方法で適切なのはどれか。
1: 体位は仰臥位とする。
2: 管が咽頭に達したら頸部を後屈する。
3: 咳嗽が生じた場合は直ちに抜去する。
4: 嚥下運動よりも速い速度で挿入する。
嚥下運動に伴って起こるのはどれか。2つ選べ。
1: 声門の開放
2: 舌根の沈下
3: 甲状腺の挙上
4: 後鼻孔の閉鎖
5: 耳管咽頭口の開口
経鼻胃管の先端が胃内に留置されていることを確認する方法で正しいのはどれか。
1: 腹部を打診する。
2: 肺音の聴取を行う。
3: 胃管に水を注入する。
4: 胃管からの吸引物が胃内容物であることを確認する。
Aさん(52歳、男性)は、 2か月で体重が7kg減少した。 2か月前から食事のつかえ感があるため受診した。検査の結果、胸部食道癌(thoracic esophageal cancer)と診断され、手術目的で入院した。
右開胸開腹胸部食道全摘術と胃を用いた食道再建術とが行われた。術後、人工呼吸器が装着され、術後2日目の朝に気管チューブを抜管し、順調に経過していたが、術後3日目に左下葉の無気肺(atelectasis)となった。Aさんは痰を喀出する際に痛そうな表情をするが「痛み止めはなるべく使いたくない。我慢できるから大丈夫」と話す。無気肺(atelectasis)を改善するために適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 離床を促す。
2: 胸式呼吸を勧める。
3: 左側臥位を勧める。
4: 鎮痛薬の使用を勧める。
5: 胸腔ドレーンをクランプする。
加齢による咀嚼・嚥下障害の特徴で正しいのはどれか。
1: 咳嗽反射が低下する。
2: 口腔内の残渣物が減る。
3: 唾液の粘稠度が低下する。
4: 食道入口部の開大が円滑になる。
気管で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 軟骨は筒状である。
2: 胸骨角の高さで分岐する。
3: 交感神経の働きで収縮する。
4: 吸息相の気管内圧は陰圧である。
5: 頸部では食道の背側に位置する。