感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)に基づく五類感染症はどれか。2つ選べ。
1: 後天性免疫不全症候群(AIDS)(acquired immunodeficiency syndrome)
2: 腸管出血性大腸菌感染症(enterohemorrhagic E.coli infection)
3: つつが虫病(tsutsugamushi disease)
4: 日本脳炎(Japanese encephalitis)
5: 梅毒(syphilis)
感染症の成立過程において、予防接種が影響を与える要素はどれか。
1: 病原体
2: 感染源
3: 感染経路
4: 宿主の感受性
アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)の一次予防はどれか。2つ選べ。
1: 年齢確認による入手経路の制限
2: スクリーニングテストの実施
3: 精神科デイケアへの参加
4: 小学生への健康教育
5: 患者会への参加
感染を伴わない創傷の治癒を促進させる方法で適切なのはどれか。
1: 乾燥
2: 消毒
3: 洗浄
4: ガーゼ保護
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
1: 行動の習慣化を促す。
2: 医療者が患者の目標を設定する。
3: 結果を優先して評価することを促す。
4: うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
ヒューマンエラーによる医療事故を防止するための対策で最も適切なのはどれか。
1: 性格検査の実施
2: 事故発生時の罰則の規定
3: 注意力強化のための訓練の実施
4: 操作を誤りにくい医療機器の導入
精神保健活動における二次予防に該当するのはどれか。
1: 地域の子育てサークルへの支援
2: 休職中のうつ病(depression)患者への復職支援
3: 企業内でのメンタルヘルス講座の開催
4: 学校を長期間欠席している児童への家庭訪問
日本国内から排除されておらず、ワクチンの2回接種を推進している感染症はどれか。
1: 麻疹(measles)
2: 破傷風(tetanus)
3: ジフテリア(diphtheria)
4: 急性灰白髄炎(poliomyelitis)
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症schizophreniaと診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。
入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。
1: 症状が日常生活に与える影響
2: アルバイト先の人間関係
3: 医療用語の理解力
4: 精神疾患の家族歴
慢性疾患の患者に対する自己管理の支援で最も適切なのはどれか。
1: 患者自身の失敗体験をもとに指導する。
2: 病気に関する広範囲な知識を提供する。
3: 症状に慣れる方法を身につけるように促す。
4: 自分の身体徴候を把握するように指導する。
医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。
1: 保健所
2: 特定機能病院
3: 地方衛生研究所
4: 市町村保健センター
5: 医療安全支援センター