麻痺すると猿手を生じるのはどれか。
1: 総腓骨神経
2: 橈骨神経
3: 尺骨神経
4: 正中神経
Aさん(80歳、女性)。大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture)のため人工骨頭置換術を受けた。手術後14日、Aさんの経過は順調で歩行訓練を行っている。歩行による疼痛の訴えはない。 現在のAさんの状態で最も注意すべきなのはどれか。
1: せん妄
2: 創部感染
3: 股関節脱臼(hip dislocation)
4: 深部静脈血栓症(deep vein thrombosis)
大腿骨転子部骨折 (trochanteric fracture)のため人工骨頭置換術を行った。 術後の腓骨神経麻痺予防のための看護で適切なのはどれか。
1: 大腿四頭筋訓練を実施する。
2: 患側下肢を外旋位に固定する。
3: 患側下肢に弾性ストッキングを着用する。
4: 患側下肢の母趾と第 2趾間の知覚異常の有無を観察する。
術中の仰臥位の保持によって発生することがある腕神経叢麻痺(brachial plexus palsy)の原因はどれか。
1: 上腕の持続的圧迫
2: 前腕の回外の持続
3: 肘関節の持続的圧迫
4: 上肢の90度以上の外転
人工弁置換術の術後合併症で早期離床による予防効果が高いのはどれか。
1: 反回神経麻痺
2: 術後出血
3: 縦隔炎( mediastinitis)
4: 肺炎 (pneumonia)
Aさん(84歳、女性)は大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture)で入院した。何度か転倒したことがあり、「食事後、立ち上がるとめまいがし、ふらついてしまう」と言う。Aさんの転倒の原因を検討するために、筋力と使用している薬剤とを確認した。 他に把握すべき情報として優先度が高いのはどれか。
1: 視力
2: 血圧
3: 呼吸状態
4: 足背静脈の触知の左右差
関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。
1: 脊髄障害
2: 物理的圧迫
3: 脳血管障害
4: 糖尿病の合併症(diabetes mellitus)
高齢者の転倒による骨折で最も多い部位はどれか。
1: 尾骨
2: 肋骨
3: 頭蓋骨
4: 大腿骨
5: 肩甲骨
高齢者の転倒による骨折が最も多い部位はどれか。
1: 頭蓋骨
2: 肩甲骨
3: 肋 骨
4: 尾 骨
5: 大腿骨