眼底検査の前処置で散瞳薬を点眼する際の看護で適切なのはどれか。
1: 白内障 (cataract) の既往の有無を確認する。
2: 羞明が強くなると説明する。
3: 散瞳薬による症状は 30 分程度で消失すると説明する。
4: 眼を閉じた状態で検査室に誘導する。
高齢者に多くみられる疾患とその症状および所見の組合せで正しいのはどれか。
1: 頸椎症(cervical spondylosis) ──── 頸部腫脹
2: 白内障(cataract) ──── 視野欠損
3: 萎縮性腟炎(atrophic vaginitis) ──── 子宮脱出
4: 胃食道逆流症(gastro-esophageal reflux disease) ──── 胸やけ
加齢による視覚の変化とその原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 老視 ─── 毛様体筋の萎縮
2: 色覚異常 ─── 眼圧の亢進
3: 視野狭窄 ─── 散瞳反応時間の延長
4: 明暗順応の低下 ─── 水晶体の硬化
加齢黄斑変性(age-related macular degeneration)の症状はどれか。
1: 羞明
2: 霧視
3: 飛蚊症
4: 眼圧の亢進
5: 中心視野の欠損
散瞳薬を用いて眼底検査を受ける成人患者への対応で適切なのはどれか。
1: 検査中は室内を明るくする。
2: 散瞳薬の点眼は検査直前に行う。
3: 検査前に 緑内障(glaucoma)の有無を確認する。
4: 検査後1時間で自動車の運転が可能になると説明する。
緑内障(glaucoma)と診断された患者への説明で適切なのはどれか。
1: 「治療すれば視野障害は改善します」
2: 「水晶体の代謝が低下して起こる病気です」
3: 「自覚症状がなくても進行しやすい病気です」
4: 「眼瞼のマッサージが眼圧降下に効果的です」
原発緑内障(primary glaucoma)について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 眼球が突出する。
2: 眼圧が上昇する。
3: 瞳孔が縮小する。
4: 視神経が萎縮する。
5: 眼底に出血がみられる。
高齢者の健康障害の特徴で正しいのはどれか。
1: 症状の出現は定型である。
2: 治療の効果が現れやすい。
3: 疾患の発生に心理的要因の影響は少ない。
4: 薬物の副作用〈有害事象〉が発生しやすい。
Aさん(48歳、男性)は、右眼の視野に見えにくい部位があることに気付き眼科を受診した。暗い部屋で見えにくいことはない。頭痛や悪心はない。 Aさんの疾患を診断するのに必要な検査はどれか。2つ選べ。
1: 脳波検査
2: 色覚検査
3: 眼圧測定
4: 眼底検査
5: 眼球運動検査
網膜剝離(retinal detachment)について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 確定診断のために眼底検査を行う。
2: 前駆症状として光視症がみられる。
3: 初期症状として夜盲がみられる。
4: 失明には至らない。
5: 若年者に好発する。