第103回午後第58問の類似問題

第103回午後:第72問

健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか。

1: サービス対象は 65歳以上である。

2: 介護支援専門員がケアプランを作成する。

3: 末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない。

4: 特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額 1割である。

Aちゃん(1歳2か月、女児)は、在胎38週2日、2,300g、新生児仮死状態で出生し、NICUで全身管理が行われた。人工呼吸器は3週後に離脱できたが、咳嗽反射が弱く嚥下障害がみられた。追視がなく、痙直性の四肢麻痺がみられるようになり、生後8か月で脳性麻痺と診断された。1歳の時点で小児病棟へ転棟し、退院に向けた準備を行っている。現在、身長と体重は年齢相当で、鼻腔から経管栄養を行っており、日常的に口腔内吸引が必要である。Aちゃんは第1子で、父親は会社員、母親は専業主婦である。

第102回午後:第120問

母親は経管栄養と口腔内吸引とを1人で実施できるようになったが、「退院したら、昼間、Aと2人だけで過ごすのは心配です。Aの具合が悪いときにはどうしたら良いのでしょう」と話す。 Aちゃんが在宅療養に移行するために検討する内容で優先度が高いのはどれか。

1: 保育所への入所

2: 訪問看護の依頼

3: 家事支援のヘルパーの依頼

4: 地域の子育てグループへの参加

第110回午後:第5問

看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている都道府県ナースセンターの業務はどれか。

1: 訪問看護業務

2: 看護師免許証の交付

3: 訪問入浴サービスの提供

4: 看護師等への無料の職業紹介

Aさん(80歳、男性)は、(妻80歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時のAさんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。Aさんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。

第109回午前:第102問

Aさんは「もっと歩けるようになりたい。妻の負担にならずに生活できるようになりたい」と話している。退所後にAさんが利用する介護給付におけるサービスで最も適切なのはどれか。

1: 訪問介護

2: 療養通所介護

3: 通所リハビリテーション

4: 認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>

第107回午前:第4問

介護保険法に基づき設置されるのはどれか。

1: 老人福祉センター

2: 精神保健福祉センター

3: 地域包括支援センター

4: 都道府県福祉人材センター

Aさん(75歳、男性)は、妻(70歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

第109回午後:第117問

訪問看護が導入されて2か月、Aさんの妻が健康診査後の精査目的で数日間入院することになった。Aさんは妻の入院中もできる限り自宅で過ごしたいと考えている。妻の入院中の対応について、サービス担当者会議が開かれた。この時に訪問看護師が行うAさんへの提案で優先度が高いのはどれか。

1: 通所介護を利用する。

2: 訪問介護を利用する。

3: 配食サービスを利用する。

4: 訪問看護の回数を増やす。

第106回午後:第45問

Aさん(80歳、女性)は、要介護2となったため長男家族(長男50歳、長男の妻45歳、18歳と16歳の孫)と同居することとなった。在宅介護はこの家族にとって初めての経験である。 Aさんの家族が新たな生活に適応していくための対処方法で最も適切なのはどれか。

1: 活用できる在宅サービスをできる限り多く利用する。

2: 家族が持つニーズよりもAさんのニーズを優先する。

3: 介護の負担が特定の家族に集中しないように家族で話し合う。

4: 10代の子どもを持つ家族の発達課題への取り組みを一時保留にする。

第109回午後:第35問

高齢者の虐待防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律<高齢者虐待防止法>で、措置された高齢者が入所する社会福祉施設はどれか。

1: 有料老人ホーム

2: 特別養護老人ホーム

3: 高齢者生活福祉センター

4: サービス付き高齢者向け住宅

第103回午後:第3問

要介護認定の申請先はどれか。

1: 都道府県

2: 市町村

3: 診療所

4: 訪問看護ステーション

第106回午後:第9問

介護老人保健施設の設置目的が定められているのはどれか。

1: 介護保険法

2: 健康保険法

3: 地域保健法

4: 老人福祉法

Aさん(94 歳、男性)は、要介護1で、妻(84歳)と2人暮らしであった。肺炎(pneumonia)で入院治療していたが本日退院し、介護老人保健施設に初めて入所した。現在の障害高齢者の日常生活自立度判定基準はランクB-2、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はランクⅡaである。食欲は良好で、食事の姿勢や動作は自立している。部分義歯で不具合はなく、口腔内の異常はない。

第105回午前:第98問

介護老人保健施設の看護師は、入所時にAさんと妻と面談をした。 このときの面談内容で適切なのはどれか。

1: 自宅の改修を提案する。

2: ベッド上安静の必要性を説明する。

3: 急変時の救急搬送の希望を確認する。

4: 通所リハビリテーションの利用を提案する。

第104回午前:第59問

インフルエンザが流行しているが、小規模多機能型居宅介護を行う事業所では罹患者はいない。この事業所で看護師が行う罹患予防の対策で最も適切なのはどれか。

1: 宿泊の利用を断る。

2: 湿度を 10 %以下に保つ。

3: 利用者に手洗いを勧める。

4: 利用者に予防的に抗インフルエンザ薬を与薬する。

第100回午後:第37問

特定機能病院で正しいのはどれか。

1: 地域の医療従事者の資質向上のための研修を行う能力を有する。

2: 高度の医療技術の開発および評価を行う能力を有する。

3: 300人以上の患者を入院させるための施設を有する。

4: 都道府県知事の承認を得て設立される。

第101回午前:第86問

看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている内容で、正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 看護師免許の申請

2: 保健師等再教育研修

3: 看護師等就業協力員の委嘱

4: 看護師等学校養成所の指定

5: 都道府県ナースセンターの指定

第108回午後:第65問

訪問看護制度で正しいのはどれか。

1: 管理栄養士による訪問は保険請求できる。

2: 精神科訪問看護は医療保険から給付される。

3: 医療処置がなければ訪問看護指示書は不要である。

4: 訪問看護事業所の開設には常勤換算で3人以上の看護職員が必要である。

第111回午前:第30問

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律〈育児・介護休業法〉における介護休業の取得で正しいのはどれか。

1: 介護休業は分割して取得することはできない。

2: 介護の対象者1人につき半年を限度に取得できる。

3: 要介護状態にある配偶者を介護するために取得できる。

4: 介護老人福祉施設に入所している家族の面会のために取得できる。

第109回午後:第46問

施設において、患者の入院から退院までの看護を1人の看護師が継続して責任をもつことを重視した看護体制はどれか。

1: 機能別看護方式

2: 患者受け持ち方式

3: チームナーシングシステム

4: プライマリナーシングシステム

第111回午後:第73問

機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。

1: 勤務帯ごとに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。

2: 内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。

3: 1人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。

4: 患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。

第102回午後:第3問

介護保険制度における施設サービス費の原則的な利用者負担の割合はどれか。

1: 1割

2: 2割

3: 3割

4: 5割

第101回午後:第36問

介護保険における予防給付の対象はどれか。

1: 要支援1のみ

2: 要支援1と要支援2のみ

3: 要支援1、要支援2及び要介護1のみ

4: 要支援1、要支援2、要介護1及び要介護2