第100回午前第55問の類似問題

第108回午後:第44問

経皮的腎生検を受ける患者への説明で適切なのはどれか。

1: 検査中の体位は仰臥位とする。

2: 穿刺時にくり返し深呼吸をする。

3: 検査後はベッド上安静とする。

4: 検査後2日間は禁食にする。

Aさん(47歳、女性、会社員)は、夫(54歳)と2人暮らし。6か月前から月経不順になり、閉経前の症状と思い様子をみていた。しかし、徐々に普段の月経時の出血量よりも多くなり、下腹部痛が出現してきたため、病院の婦人科外来を受診した。診察後、経腟超音波検査の指示が出され、看護師はAさんに検査について説明することになった。

第110回午後:第94問

Aさんへの経腟超音波検査の説明で正しいのはどれか。

1: 検査が終了するまで絶飲食にする。

2: 検査前に排尿するよう促す。

3: 検査は側臥位で行う。

4: 検査後1 時間は安静にする。

Aさん(52歳、男性)は、5年前にC型肝炎(hepatitis C)、肝硬変(liver cirrhosis)と診断され、1回の入院歴がある。退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。夕食の2時間後に約1,100mLの吐血があり、緊急入院となった。 身体所見:体温35.4℃、呼吸数26/分、脈拍122/分、血圧86/42 mmHg、顔面は蒼白、冷汗を認める。意識は清明だが不安げな表情をしている。 検査所見:赤血球278万/μL、Hb 8.4g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、アンモニア188μg/dL、K 3.9mEq/L、血糖102mg/dL。

第108回午後:第92問

入院から4日が経過し、Aさんは医師から「C型肝炎(hepatitis C)、肝硬変(liver cirrhosis)の患者は肝細胞癌(hepatocellular carcinoma)を発症することがある」と説明を受けた。Aさんはスクリーニングの目的で、肝臓から骨盤内臓器までの範囲で腹部超音波検査を受けることになった。 検査前日に看護師が行う説明で正しいのはどれか。

1: 「検査直前に排尿を済ませてください」

2: 「おならは検査が終わるまで我慢してください」

3: 「造影剤のアレルギーがあれば教えてください」

4: 「検査当日は、起床時から飲食物を摂取しないでください」

第111回午前:第50問

乳房超音波検査を受ける女性患者への説明で正しいのはどれか。

1: 「検査当日は起床時から飲食をしないでください」

2: 「乳房を器具で挟んで検査します」

3: 「月経中は検査ができません」

4: 「仰向けで検査を行います」

第102回午後:第84問

大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 検査前日の朝から絶食とする。

2: 腸管洗浄液は6時間かけて内服する。

3: 迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。

4: 検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。

5: 検査後に下血の有無を観察する。

第108回午前:第55問

Aさん(80歳、男性)は、空腹時の胃の痛みが2週間続くため受診し、1週後に胃内視鏡検査を受けることになった。 検査を受けるAさんへの看護で適切なのはどれか。

1: 検査前日の夜に下剤を服用することを伝える。

2: 検査前に 前立腺肥大症( prostatic hyperplasia)の既往の有無を確認する。

3: 検査中は仰臥位の姿勢を保持する。

4: 検査後はすぐに食事ができることを説明する。

第100回午後:第46問

午前9時に経静脈性腎盂造影を受ける予定の患者が、検査直前に以下のように話した。 検査を延期すべきなのはどれか。

1: 今朝8時に朝食を食べた。

2: 2日前に造影CTを受けた。

3: 最終月経開始から10日目である。

4: 昨夜、腹痛のため鎮痛剤を服用した。

第109回午後:第49問

気管支鏡検査を受ける成人患者への援助で正しいのはどれか。

1: 検査の予約の際に抗凝固薬の内服の有無を確認する。

2: 検査の1時間前から飲食しないように指導する。

3: 検査中の咳は我慢しなくてよいと指導する。

4: 検査後は 肺気腫(pulmonary emphysema)の症状に注意する。

第110回午前:第45問

膝関節鏡検査の説明として適切なのはどれか。

1: 「外来の処置室で行います」

2: 「関節内に空気を入れます」

3: 「検査後1日は入浴できません」

4: 「検査後に下肢の麻痺が起こることはありません」

第107回午前:第40問

上部消化管内視鏡検査について適切なのはどれか。

1: 2時間前から絶飲食とする。

2: 前投薬には筋弛緩薬を用いる。

3: 体位は左側臥位とする。

4: 終了直後から飲食は可能である。

第103回午後:第52問

Aさん ( 42歳、男性 )は、血尿を主訴に泌尿器科を受診した。診察の結果、 Aさんは膀胱鏡検査を受けることになった。 Aさんへの検査についての説明で適切なのはどれか。

1: 「入院が必要です」

2: 「前日は夕食を食べないでください」

3: 「局所麻酔で行います」

4: 「終了後は水分の摂取を控えてください」

第101回午後:第48問

上部消化管造影検査を受ける患者への説明で適切なのはどれか。

1: 検査前24時間は絶飲食である。

2: 発泡剤は検査1時間前に内服する。

3: 検査後は緩下薬を服用する。

4: 検査後の白色便は異常である。

第100回午後:第60問

髄液検査のための腰椎穿刺を受ける患者への対応で適切なのはどれか。

1: 穿刺時の患者の体位は背筋を伸ばした側臥位にする。

2: 穿刺時は患者に上肢のしびれがないかを尋ねる。

3: 検査後は患者の頭痛や吐き気に注意する。

4: 検査後30分が過ぎたら自由に動いてよいと話す。

Aさん(34歳、男性)は、運送会社で配達を担当している。6か月前の職場の健康診断で、血圧142/90 mmHg と尿蛋白2+、尿潜血2+を指摘されたが放置していた。1週前、感冒様症状の後に紅茶色の尿がみられたため内科を受診した。血清IgA が高値でIgA腎症(IgA nephropathy)が疑われ入院した。

第105回午前:第94問

確定診断のために必要な検査はどれか。

1: 腎生検

2: 尿細胞診

3: 腎血管造影

4: 腹部超音波検査

5: 腎シンチグラフィ

Aちゃん(生後10か月)は、それまで機嫌よく過ごしていたが、夕方から突然不機嫌になり、15〜20 分ごとに激しく泣いては、泣き止むことを繰り返した。Aちゃんは夕食の離乳食を食べず哺乳もしなかったが、嘔吐したため21時に保護者と救急病院を受診した。担当医師は保護者に、腸重積症(intussusception)が疑われるためグリセリン浣腸を行って便性を確認する、と説明した。体温は37.1℃であった。

第108回午後:第104問

Aちゃんへの腹部超音波検査の結果、腸重積症(intussusception)の診断が確定し、静脈内注射による鎮静下で高圧浣腸が行われることになった。 看護師が一連の処置の準備をするにあたり、最も重要な物品はどれか。

1: 潤滑ゼリー

2: 替えのおむつ

3: ガーグルベースン

4: 経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)モニター

Aさん(55歳、男性、自営業)は、父親(78歳)と2人暮らし。Aさんは、2年前から食後に心窩部痛を感じていたが、医療機関を受診していなかった。午後3時、Aさんは胃部不快感を訴えた直後、突然コップ1杯程度の吐血があり倒れた。父親が救急車を呼び、救急病院に搬送された。到着時、意識はジャパン・コーマ・スケール(JCS)Ⅰ- 3。バイタルサインは、体温36.4℃、呼吸数20/分、脈拍124/分、整、血圧86/50mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)95%。顔面は蒼白で、皮膚は湿潤している。四肢冷感を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様であるが、黄染を認めない。腹部は平坦で腸蠕動音は微弱、心窩部に圧痛を認めるが、筋性防御はない。胃部不快感は受診前よりも改善している。担当した医師に父親が「息子は黒い便が出ると言っていた」と伝えた。

第108回午後:第120問

Aさんは、医師から「検査の結果、スキルス胃癌(scirrhous gastric carcinoma)でした。膵臓や広範囲な腹膜への転移があって手術ができない状態でした。おそらく余命半年だと思います」と告知され、1週後に退院となった。退院後3か月、Aさんは外来看護師に「ずいぶん腰痛と腹痛がひどく、腹水が溜まって動くのも大変になってきました。最期は人工呼吸器の装着など延命をしたくないのですが、それを意識がなくなったあとにも医師に伝える方法はありますか」と尋ねた。そこで、看護師はAさんにリビングウィルの説明をすることにした。 Aさんに対して看護師が行うリビングウィルの説明で正しいのはどれか。

1: 「法律で定められた文書です」

2: 「父親のグリーフケアに必要な書類です」

3: 「Aさんの自由意思で作成することができます」

4: 「一度作成すると内容を変更することはできません」

第104回午前:第52問

脊髄造影について正しいのはどれか。

1: 検査前の食事制限はない。

2: 造影剤を硬膜外腔に注入する。

3: 検査中のけいれん発作に注意する。

4: 検査後は水平仰臥位で安静を保つ。

第110回午前:第51問

高齢者がMRI検査を受ける前に、看護師が確認する内容で適切なのはどれか。

1: 「夜はよく眠れますか」

2: 「義歯を装着していますか」

3: 「呼吸が苦しいことはありますか」

4: 「水を飲むときにむせることはありますか」

第101回午後:第52問

外来で抗癌化学療法を実施していた胃癌(gastric cancer)の患者に、皮下埋め込み式ポートによる中心静脈栄養法を開始することになった。患者・家族への指導で正しいのはどれか。

1: 入浴は禁止する。

2: 針は2週間留置可能である。

3: 注入時刻は、患者の生活に合わせる。

4: 使用済みの針は缶に入れ、市町村の分別ごみに出す。

Aちゃん(生後10か月)は、それまで機嫌よく過ごしていたが、夕方から突然不機嫌になり、15〜20 分ごとに激しく泣いては、泣き止むことを繰り返した。Aちゃんは夕食の離乳食を食べず哺乳もしなかったが、嘔吐したため21時に保護者と救急病院を受診した。担当医師は保護者に、腸重積症(intussusception)が疑われるためグリセリン浣腸を行って便性を確認する、と説明した。体温は37.1℃であった。

第108回午後:第105問

Aちゃんは、高圧浣腸により重積が整復され、経過観察のため入院した。翌朝、経口摂取が可能となり、状態も落ちついているため退院が決定した。保護者から「退院後に何か注意することはありますか」と看護師に質問があった。 保護者への説明で適切なのはどれか。

1: 「月1回の受診をしてください」

2: 「3日間は入浴を控えてください」

3: 「1週間は離乳食を1日1回にしてください」

4: 「同じような症状が出たら受診してください」