第102回午前第67問の類似問題

第104回午後:第58問

高齢者の総合機能評価〈CGA〉について正しいのはどれか。

1: 介護者の介護負担は含まない。

2: 多職種チームで結果を共有する。

3: 疾患の改善を目指すことが目的である。

4: 主な対象者は重度の要介護高齢者である。

第104回午前:第82問

介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。

1: スクリーニングで介護保険の対象の可否を判断する。

2: アセスメントで利用者の疾患を診断する。

3: 利用者は居宅介護サービス計画書を作成できない。

4: ケアサービスの提供と同時にモニタリングを行う。

5: ケアマネジメントの終了は介護支援専門員が決定する。

Aさん(78歳、男性)は、妻(70歳)と2人暮らしである。脳血管障害後遺症による右片麻痺があり、車椅子への移乗は部分介助、要介護2である。排泄はポータブルトイレを利用している。Aさんと妻はなるべく家で過ごしたいと考え、自宅での介護はすべて妻が行っている。長女(会社員)が県内に在住しているがAさんの介護はしていない。訪問看護を週1回利用するのみで、他のサービスは利用していない。最近、妻の腰痛が悪化し、妻から訪問看護師に「主治医から介護の負担を軽減するように言われました。でも夫は家から出たくないし、私も夫をどこかに預けるのは不安です。どうしたらよいでしょうか」と相談があった。

第110回午前:第115問

このときの訪問看護師が提案するAさんへのサービスで最も適切なのはどれか。

1: 通所介護

2: 訪問介護

3: 短期入所生活介護

4: 訪問リハビリテーション

第108回午後:第63問

現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。

1: 精神保健福祉センターは各市町村に設置されている。

2: 精神病床に入院している患者の疾患別内訳では認知症が最も多い。

3: 精神障害者保健福祉手帳制度によって通院医療費の給付が行われる。

4: 人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中では最も多 い。

第106回午前:第70問

特定行為に係る看護師の研修制度に関して正しいのはどれか。

1: 特定行為は診療の補助行為である。

2: 研修は都道府県知事が指定する研修機関で実施する。

3: 研修を受けるには10年以上の実務経験が必要である。

4: 看護師等の人材確保の促進に関する法律に定められている。

第107回午前:第65問

日本の医療提供施設について正しいのはどれか。

1: 病院数は1995年から増加傾向である。

2: 2013年の人口対病床数は先進国の中で最も多い。

3: 介護老人保健施設数は2000年から減少傾向である。

4: 精神科の平均在院日数は1990年から先進国で最短である。

第109回午前:第73問

医療法における医療計画で正しいのはどれか。

1: 国が策定する。

2: 在宅医療が含まれる。

3: 3年ごとに見直される。

4: 病床の整備は含まれない。

第102回午後:第60問

介護老人福祉施設に入居中の高齢者。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅳ、四肢の麻痺はない。衣類の選択について最も適切なのはどれか。

1: 材質選びは本人に任せる。

2: ボタンでとめる上着を選ぶ。

3: 夜間就寝時には寝衣に着替える。

4: 皮膚の瘙痒感があれば、つなぎ服を着用させる。

第102回午前:第57問

訪問看護の利用者の特徴として正しいのはどれか。

1: 年齢は65〜69歳が最も多い。

2: 要介護度は要支援2が最も多い。

3: 脳血管疾患(cerebrovascular disease)を含む循環器系疾患(circulatory disease)が最も多い。

4: 介護保険よりも医療保険によるサービス受給者が多い。

第111回午前:第67問

Aさん(22歳、統合失調症schizophrenia)は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。  看護師がAさんに提案するサービスで適切なのはどれか。

1: 行動援護

2: 就労移行支援

3: 自立生活援助

4: 地域定着支援

第103回午後:第72問

健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか。

1: サービス対象は 65歳以上である。

2: 介護支援専門員がケアプランを作成する。

3: 末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない。

4: 特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額 1割である。

Aちゃん(1歳2か月、女児)は、在胎38週2日、2,300g、新生児仮死状態で出生し、NICUで全身管理が行われた。人工呼吸器は3週後に離脱できたが、咳嗽反射が弱く嚥下障害がみられた。追視がなく、痙直性の四肢麻痺がみられるようになり、生後8か月で脳性麻痺と診断された。1歳の時点で小児病棟へ転棟し、退院に向けた準備を行っている。現在、身長と体重は年齢相当で、鼻腔から経管栄養を行っており、日常的に口腔内吸引が必要である。Aちゃんは第1子で、父親は会社員、母親は専業主婦である。

第102回午後:第120問

母親は経管栄養と口腔内吸引とを1人で実施できるようになったが、「退院したら、昼間、Aと2人だけで過ごすのは心配です。Aの具合が悪いときにはどうしたら良いのでしょう」と話す。 Aちゃんが在宅療養に移行するために検討する内容で優先度が高いのはどれか。

1: 保育所への入所

2: 訪問看護の依頼

3: 家事支援のヘルパーの依頼

4: 地域の子育てグループへの参加

第107回午前:第64問

日本の医療保険制度について正しいのはどれか。

1: 健康診断は医療保険が適用される。

2: 75歳以上の者は医療費の自己負担はない。

3: 医療保険適用者の約割が国民健康保険に加入している。

4: 健康保険の種類によって1つのサービスに対する診療報酬の点数が異なる。

第105回午前:第10問

チーム医療で正しいのはどれか。

1: 国家資格を持つ者で構成される。

2: リーダーとなる職種を固定する。

3: 他施設との間で行うことはできない。

4: メンバー間で情報を共有して意思決定をする。

第105回午後:第61問

日本の平成24年(2012年)の高齢者の健康に関する意識調査において最期を迎える場に関する希望で最も多いのはどれか。

1: 自宅

2: 医療施設

3: 福祉施設

4: 高齢者向けのケア付き住宅

第111回午前:第35問

地域連携クリニカルパスの目的はどれか。

1: 医療機関から在宅までの医療の継続的な提供

2: 地域包括支援センターと地域住民との連携

3: 地域医療を担う医療専門職の資質向上

4: 患者が活用できる社会資源の紹介

第109回午前:第88問

医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。

1: 保健所

2: 特定機能病院

3: 地方衛生研究所

4: 市町村保健センター

5: 医療安全支援センター

第104回午前:第69問

看護師の関わりで最も適切なのはどれか。

1: 看護師の判断で訪問時間を延長する。

2: 療養者のライフスタイルを尊重する。

3: 1 人暮らしの療養者では家族のことは考慮しない。

4: 訪問時間以外での療養者との個人的な付き合いを大切にする。

第103回午後:第77問

災害の慢性期 (復興期 )における避難所内の看護師の役割で最も適切なのはどれか。

1: 住宅支援

2: 感染予防

3: 安全な避難と誘導

4: 居住スペースの確保

第103回午後:第46問

地域連携クリニカルパスについて正しいのはどれか。

1: 診療報酬の評価の対象ではない。

2: 市町村を単位とした連携である。

3: 記載内容は医師の治療計画である。

4: 医療機関から在宅まで継続した医療を提供する。