第101回午前第77問の類似問題

第109回午後:第86問

全身性エリテマトーデス<SLE>(systemic lupus erythematosus)で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 遺伝素因の関与が大きい。

2: 発症には男性ホルモンが関与する。

3: 中枢神経症状は生命予後に影響する。

4: Ⅰ型アレルギーによる免疫異常である。

5: 適切に治療しても5年生存率は50%である

A君(13歳、男子)。2週前から下腿の紫斑、腹痛、膝関節の疼痛が出現し、近くのクリニックを受診した。血尿および蛋白尿も認められたため、病院を紹介され受診した。既往歴および家族歴に特記すべきことはない。 身体所見:体温36.7 ℃、血圧110/66mmHg。意識清明。腹痛、浮腫なし。両膝関節の軽度の疼痛があるが、腫脹および発赤なし。両下腿に紫斑が散在している。 検査所見:血液所見:赤血球470万/μL、白血球5,600/μL、血小板21万/μL。プロトロンビン活性〈PT活性〉105%(基準値80〜120%)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉32.0秒(基準対照31.2秒)。クレアチニン0.56mg/dL、アルブミン3.7g/dL、CRP0.1mg/dL。補体価(CH50)41IU/mL(基準値30〜45IU/mL)、抗核抗体陰性。尿所見:蛋白3+、潜血2+、赤血球50〜99/1視野。

第107回午後:第103問

A君の状態から最も考えられる疾患はどれか。

1: 川崎病(Kawasaki disease)

2: 血友病(Ahemophilia A)

3: 急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia)

4: 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus)〈SLE〉

5: Henoch-Schönlein〈ヘノッホ・シェーンライン〉紫斑病(Henoch-Schönlein purpura)〈IgA血管炎〉(IgA vasculitis)

第102回午前:第59問

要介護認定者が訪問看護を受ける際、医療保険から給付される疾病または状態はどれか。

1: 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)

2: 在宅酸素療法を受けている状態

3: 人工呼吸器を使用している状態

4: 全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemic lupus erythematosus)

第100回午後:第32問

関節リウマチ(rheumatoid arthritis)で正しいのはどれか。

1: 腎障害を合併することが多い。

2: 関節のこわばりは、夕方に強い。

3: 遠位指節(DIP)が障害されやすい。

4: 悪性関節リウマチ(mailignant rheumatoid arthritis)は血管炎(vascuits)を伴う。

第103回午後:第34問

関節リウマチ (rheumatoid arthritis) で起こる主な炎症はどれか。

1: 滑膜炎

2: 骨髄炎

3: 骨軟骨炎

4: 関節周囲炎

第110回午前:第44問

Aさん(64歳、男性)は肺炎pneumoniaのため抗菌薬の投与目的で入院となった。治療開始後3日に全身の皮膚、眼瞼結膜および口腔粘膜に紅斑と水疱が出現した。バイタルサインは、体温38.5℃、呼吸数24/分、脈拍80/分、血圧124/80mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(room air)であった。  Aさんに出現している症状から考えられる病態はどれか。

1: 後天性表皮水疱症acquired epidermolysis bullosa

2: Sjögren〈シェーグレン〉症候群Sjögren’s syndrome

3: 全身性エリテマトーデスsystemic lupus erythematosus

4: Stevens-Johnson〈スティーブンス・ジョンソン〉症候群Stevens-Johnson syndrome